【ことわざ】
草葉の陰で喜ぶ
【読み方】
くさばのかげでよろこぶ
【意味】
墓の下またはあの世で、亡くなった人が喜んでいるという事。
【語源・由来】
「草葉の陰」は草の葉の下という意味。そこから転じて、土の中から、墓の下からという意味。
【類義語】
ー
【対義語】
ー
【英語訳】
rejoice in his grave
「草葉の陰で喜ぶ」の使い方

健太くん。空手の大会で優勝おめでとう。きっと亡くなったおじいさんも草葉の陰で喜んでいるわ。

そうだといいな。僕に空手の楽しさを教えてくれたおじいちゃんは、とても厳しかったから、草葉の陰でダメ出しをしているかもしれないな。

そんなことないわよ。健太くんには厳しかったけれども、健太くんの居ないところでは自慢の孫だっていつも言っていたもの。

本当に?おじいちゃん。空手を教えてくれてありがとう。僕、これからも頑張るよ。草葉の陰で見守っていてね。
「草葉の陰で喜ぶ」の例文
- ピアノのコンクールで優勝したことを、先日急死した恩師が、一番草葉の陰で喜んでくれているでしょう。
- 空手の大会で優勝は逃したけれども、全力を尽くして練習し、戦ったことをきっと祖母は草葉の陰で喜び、生前のように盛大な拍手を送ってくれていることでしょう。
- 僕が書いた本が大賞を受賞したのだが、小説家になることを一番応援してくれていた亡き母が、草葉の陰で喜んでいてくれるはずなのでこの本を母にささげたい。
- ピアノの練習が嫌になって、もうピアノをやめたいと何度も思ったこともあったけど、ずっとそばで応援して、一緒に練習してくれていた亡き母が、一番、今回の受賞を草葉の陰で喜んでいると思います。
- 僅差で苦しい選挙でしたが、皆様のおかげで無事に当選を果たすことができ、きっと、同じく市長を務めた祖父も父も、草葉の陰で喜んで、今頃二人で、酒盛りをしている頃だろうと思います。