「窮寇は追うこと勿れ」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
窮寇は追うこと勿れ
「窮地には迫ること勿れ」ともいう。
【読み方】きゅうこうはおうことなかれ
【意味】
窮地に追い込まれた敵は必死に抵抗するため、予想外の損害を受けるから深追いはするなということ。
「窮」は、敵。
「窮寇は追うこと勿れ」という言葉は、追い詰められた敵や相手が非常に危険で、必死に反撃してくる可能性があるため、過度に追い詰めてしまうと自分も大きなリスクを負うことになる、という意味を持っているんだよ。
なるほどな。要するに「角に追い詰められた猫は必死になって噛みつく」ってことやな。
つまり、相手を追い込みすぎると、意外と大きな反撃をくらうこともあるんや。それを避けるために、あまり深追いしないほうがいいってアドバイスやな。ケンカや競争でも、これは大切なことやね。
【出典】
「孫子」
【類義語】
・窮鼠猫を噛む
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「窮寇は追うこと勿れ」の解説
カンタン!解説
「窮寇は追うこと勿れ」っていうことわざは、ちょっと難しそうだけど、簡単に言うと「追い詰められた敵は、ものすごく強くなるから、追いすぎない方がいいよ」という意味だよ。
考えてみてね、動物が角に追い込まれると、最後の力を振り絞って戦うことがあるでしょ。それと同じで、敵や相手が追い詰められると、本気で抵抗してきて、意外と大変なことになったりすることがあるんだ。
だから、追い詰めすぎないように気をつけようっていう教えが含まれているんだよ。あ、ちなみに、「寇」っていうのは「敵」って意味だよ。
「窮寇は追うこと勿れ」の使い方
窮寇は追うこと勿れというけど本当だね。
仕返しされたの?
いじめられっ子に痛い目に合わされたよ。
いじめは心の殺人よ。二度としちゃだめよ。
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「窮寇は追うこと勿れ」の例文
- 部下に嫌がらせをしていたら、窮寇は追うこと勿れというがパワハラで訴えられた。
- あんまり追いこみ過ぎると思わぬ反撃を食らうよ。窮寇は追うこと勿れっていうからね。
- 普段見くびっていた相手から、窮寇は追うこと勿れのように逆に追い込まれる可能性は無きにしも非ずだ。
- 追い詰められた者の決死の抵抗はすさまじい。窮寇は追うこと勿れを戒めとした方がいい。経験者からの忠告だ。
- 大国の侵攻にあの小国はかなわないだろうと思われたが、窮寇は追うこと勿れというように撃退したのだから驚きだ。