【慣用句】
波に乗る
【読み方】
なみにのる
【意味】
①世の中の流れにうまく乗ること、乗り遅れないようにすること。
②いきおいがあること。
【語源由来】
「波」は変化するもののこと。変化しているものに合わせれば、物事がよい方向に進むということから。
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「波に乗る」の使い方
最近、お店の中やテレビでよく使われているこの曲、とてもいい曲だよね。
そうね。彼は、前々からいい曲を作っていたのだけれども、時代を先行しすぎていて、なかなか売れなかったのよね。ようやく今になって、時代が彼に追いついてったわけよ。
なるほどー。今回、この曲が売れたことで、彼の今まで発表した曲も脚光を浴びているよね。
ええ。やっと、時代の波に乗ることができたわよね。これからも変わらずいい曲を作っていってほしいわ。
「波に乗る」の例文
- あの時は、きっかけをつかんでうまく波に乗ることができたので運が良かっただけなんです。
- 彼の会社は、時代の波に乗って大きく急成長したのでした。
- 友だちがみんな犬を飼い始めた。ぼくも飼わないと、波に乗り遅れちゃうよ。
- 健太くんは、うまく波に乗って転職を繰り返し、順調にキャリアアップを図っていきました。
- そのメジャーリーガーは今日ホームランを打った。今、波に乗っている選手だ。
- 景気回復の波に乗って、今こそ事業を拡大し、世界に進出するときだと思います。
- 健太くんは、今回の大会も波に乗って調子が良かったようで、次々と勝ち進み優勝しました。
【注意!】間違った例文
(流行に乗るとき)
❌「みんながごみをポイ捨てしていたので、ぼくも波に乗ってポイ捨てしてしまった。」
この使い方は間違い。「波に乗る」は、人の真似をすることではない。
(いきおいがあるとき)
❌「昨日の試合で負けた波に乗って、今日も負けてしまった。」
この使い方は間違い。「波に乗る」は、よくない方向に流されることではない。