「のっぴきならない」の意味
【ことわざ】
のっぴきならない
【読み方】
のっぴきならない
【意味】
どうにもならない。動きがとれない。進退きわまる。
あ、そういうことか。つまり、「どうしたって逃げられへん、動けへんって状況になってもうた」ってことやな。進もうにも進めず、引くにも引けない、まさに行き詰まってるってわけやね。これは、「すごく厄介で、どうあがいても解決が難しい問題に直面してる時」を言うんやな。こうなったら、もう頭を冷やしてじっくり考えるしかないってことやね。
のっぴきならない事態っていうのは、人生においてたまに遭遇するもんやから、そういう時は冷静さが大事やな。
【語源・由来】
「のっぴき」は「退き引き」の転じ。避けることも後へ引くこともできないという意味から。
【スポンサーリンク】
「のっぴきならない」の解説
カンタン!解説
「のっぴきならない」という表現は、自分がどうにもできない、回避不可能な状況に置かれていることを意味しているんだ。つまり、どうしようもなくて、逃れられない厄介な状況や問題に直面している状態を表す言葉なんだよ。「ぬきさしならない」とも言われることがあって、これも同じような状況を指すんだ。
例えば、何か大きなトラブルに巻き込まれて、それを避けたり解決したりするのが難しい時や、重要な決断を迫られているけれど、どちらの選択も大きなリスクを伴うような状況のことを指して使われるんだ。
この言葉は、人生の中で誰もが一度は経験するかもしれない、逃げ場のない難しい状況や選択を迫られる瞬間をうまく表現しているんだね。だから、誰かが「のっぴきならない状況にある」と言ったら、その人が非常に困難な状況に直面していることを理解して、支援や助言を提供することができるよ。
「のっぴきならない」の使い方
ふえーん。
ともこちゃんどうしたの?何か困ったことでも起こったの?
うん。あれっ。そういえば、昔から、私がのっぴきならない状態になった時は、必ず健太くんが助けに来てくれたわよね。
そうだよ。僕はスーパーヒーローだから、困った人の味方なんだよ。さあ、困っていることを話してごらん。
【スポンサーリンク】
「のっぴきならない」の例文
- 普段遅刻などしない彼が来ないなんて、何かよほどのっぴきならない出来事があったのだろうか。
- 彼は、仕事で大きな失敗をしてしまい、のっぴきならない立場に立たされたのです。
- のっぴきならない現場を週刊誌の記者に撮られてしまい、とても困っています。
- 僕が、なにか口にすればするほど、のっぴきならない事態を招いている気がするので黙ることにしました。
- のっぴきならない要件があるので、どうか彼の居場所を教えてください。
「ぬきさしならない」と同じような意味で使われることがあり、どちらも逃れられない困難な状況を指すんだ。