怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)
怒りは慎むべきであるという戒めの言葉。怒りをもてば、相手の怒りや憎しみを招くことになり、結局自分の身を滅ぼすことになるという意から。徳川家康の遺訓のひとつ。
堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
じっと我慢していたことが、抑えきれなくなって怒りが爆発すること。我慢のできる範囲までは、我慢したという意味を含む。怒りの原因がある程度続いてきた状態のときに使う。
逆鱗に触れる(げきりんにふれる)
目上の人を激しく怒らせてしまうこと。
「逆鱗(げきりん)」とは、竜のあごの下に逆さに生えた鱗(うろこ)のこと。
竹屋の火事(たけやのかじ)
腹を立てて、ぽんぽんと文句をいったり、ずけずけと言いたい放題言ったりすること。
短気は損気(たんきはそんき)
すぐにいらいらして短気を起こすと、結局は短気を起こした本人が損をするという事。
仏の顔も三度まで(ほとけのかおもさんどまで)
どんなに温厚な人でも、度重なるひどい仕打ちや、何度も無礼なことをされると、怒るというたとえ。
柳眉を逆立てる(りゅうびをさかだてる)
とても美しい人が、怒って眉をつりあげていることのたとえ。