人生・日常生活のことわざ一覧(意味付き)

人生・日常生活のことわざ

『生き死に』の人生・日常生活のことわざ

後の雁が先になるのイラスト
後の雁が先になるあとのかりがさきになる

後から来た者や後輩が、先にいた者や先輩を追い越すこと。また、若い者が年長者より先に亡くなることにもいう。

一蓮托生のイラスト
一蓮托生いちれんたくしょう

①物事の善悪や結果のよしあしにかかわらず、行動や運命をともにすること。 ②仏教で、死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮華の上に生まれること。日本の浄土信仰に由来する表現。

命あっての物種のイラスト
命あっての物種いのちあってのものだね

何事も命があってこそできるもので、命を失っては何にもならないというたとえ。

命長ければ恥多しのイラスト
命長ければ恥多しいのちながければはじおおし

長生きをすると、それだけ恥をかく機会も多くなるということ。

引導を渡すのイラスト
引導を渡すいんどうをわたす

相手に、もう見込みがないことや終わりであることをはっきり告げ、あきらめさせること。もとは、僧が死者に引導を授けることをいう。

起死回生のイラスト
起死回生きしかいせい

絶望的な状態を、立て直すこと。 起死回生の一発などと表現する。

鬼籍に入るのイラスト
鬼籍に入るきせきにいる

死んで、死者の名簿に名を記されること。転じて、死亡すること。

九死に一生を得るのイラスト
九死に一生を得るきゅうしにいっしょうをえる

ほとんど助かる見込みのない危険な状態から、かろうじて命が助かること。

去る者は日々に疎しのイラスト
去る者は日々に疎しさるものはひびにうとし

死んだ人は、月日がたつにつれ次第(しだい)に忘れられるもの。 ・親しかった者でも、遠ざかれば次第にその人への情が薄れるもの。

死中に活を求めるのイラスト
死中に活を求めるしちゅうにかつをもとめる

助かる見込みがない絶望的(せつぼうてき)な状況で、生きのびる道を探すことのたとえ。 ・窮地(きゅうち)の打開策として、あえて危険を冒(おか)すこと。

死んで花実が咲くものかのイラスト
死んで花実が咲くものかしんではなみがさくものか

枯れた草木には花も咲かず、実もならない。同じように、人間も死んでしまえばおしまいだということ。

屠所の羊のイラスト
屠所の羊としょのひつじ

少しずつ死期が迫っていること。死や不幸な出来事に直面し、生気を失うことを意味している。

幽明境を異にするのイラスト
幽明境を異にするゆうめいさかいをことにする

「幽」は暗い冥土、「明」は明るい現世のこと。「境」はある部分の場所、範囲。死別すること。

落花枝に返らず、破鏡再び照らさずのイラスト
落花枝に返らず、破鏡再び照らさずらっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず

一度損なわれてしまったもとは、再び元に戻ることはないということ。 別れた夫婦や、こわれてしまった男女の仲は、二度と戻ることはないということ。 また、死んでしまった者は、二度と生き返らないということ。

『齢・生涯』の人生・日常生活のことわざ

命長ければ恥多しのイラスト
命長ければ恥多しいのちながければはじおおし

長生きをすると、それだけ恥をかく機会も多くなるということ。

噛む馬はしまいまで噛むのイラスト
噛む馬はしまいまで噛むかむうまはしまいまでかむ

生まれつきのよくない性質や、一度身についた悪い癖は、なかなか直らず長く残るというたとえ。

五十にして天命を知るのイラスト
五十にして天命を知るごじゅうにしててんめいをしる

五十歳になるとようやく天から与えられた自分の使命を悟るようになる。

四十にして惑わずのイラスト
四十にして惑わずしじゅうにしてまどわず

四十歳になって、道理も明らかになり自分の生き方に迷いがなくなったということ。

人生朝露の如しのイラスト
人生朝露の如しじんせいちょうろのごとし

朝日がさすとたちまち消えてしまう露のように、人の一生ははかないものだということ。

雀百まで踊り忘れずのイラスト
雀百まで踊り忘れずすずめひゃくまでおどりわすれず

幼いころや若いころに身についた習慣や癖は、年を取ってもなかなか変わらないというたとえ。

大器晩成のイラスト
大器晩成たいきばんせい

大きな器を作るには時間がかかるように、優れた才能を持つ人が長い年月をかけて実力を発揮し、のちに大成すること。

年には勝てないのイラスト
年には勝てないとしにはかてない

気持ちは若くとも、年のとった体はいうことを聞いてくれないということ。

馬齢を重ねるのイラスト
馬齢を重ねるばれいをかさねる

大したこともせず、ただ年をとること。「馬齢」は、自分の年齢を謙遜していうことば。 他人が年を重ねることに対して使うのは失礼にあたる。

日暮れて道遠しのイラスト
日暮れて道遠しひくれてみちとおし

年を取ってしまったのになすべきことがたくさんあって、目的に達するには程遠いことのたとえ。期限は迫ったのに、事が完成するまでには程遠いことのたとえ。

三つ子の魂百までのイラスト
三つ子の魂百までみつごのたましいひゃくまで

幼いころの性格は、年をとっても変わらないということ。 このことわざの「魂」は、人の性格や気質を意味します。霊魂のことではありません。

焼きが回るのイラスト
焼きが回るやきがまわる

年をとるなどして、頭の回転や腕前などが衰えること。

吾十有五にして学に志すのイラスト
吾十有五にして学に志すわれじゅうゆうごにしてがくにこころざす

十五歳の時に学問に志しを立てた。「有」は又の意味。十五は大学に入る年。「志学」は学問に志すこと、十五歳の異称。

『時の移り変わり』の人生・日常生活のことわざ

明日の事を言えば鬼が笑うのイラスト
明日の事を言えば鬼が笑うあすのことをいえばおにがわらう

未来のことは前もって知ることができないというたとえ。気の早い予想や決めつけを、少しからかう気持ちで戒める言葉。

一刻千金のイラスト
一刻千金いっこくせんきん

わずかな時間が千金にも値するという意味。とても価値のある、貴重な時間。

烏兎匆匆のイラスト
烏兎匆匆うとそうそう

歳月、月日があっという間に過ぎてゆくこと。 光陰矢の如し

送る月日に関守なしのイラスト
送る月日に関守なしおくるつきひにせきもりなし

月日は少しも滞ることなく、驚くほど早く過ぎてゆくということ。

光陰矢のごとしのイラスト
光陰矢のごとしこういんやのごとし

月日はとどまることなく、早く過ぎてしまうということ。

歳月人を待たずのイラスト
歳月人を待たずさいげつひとをまたず

時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどないという意味。 「歳月」を「期日」の意で使うのは誤り。

少年老い易く学成り難しのイラスト
少年老い易く学成り難ししょうねんおいやすくがくなりがたし

月日のたつのは早く、年若い者もすぐに年をとってしまうが、学問のほうは成就しにくい。若いうちに時間を無駄にしないで勉強すべきことをいう。

去る者は日々に疎しのイラスト
去る者は日々に疎しさるものはひびにうとし

死んだ人は、月日がたつにつれ次第(しだい)に忘れられるもの。 ・親しかった者でも、遠ざかれば次第にその人への情が薄れるもの。

喉元過ぎれば熱さを忘れるのイラスト
喉元過ぎれば熱さを忘れるのどもとすぎればあつさをわすれる

苦しい経験も、過ぎ去るとその苦しさを忘れてしまうことのたとえ。また、苦しいときに受けた恩も、楽になると忘れてしまうことのたとえ。

桃栗三年柿八年のイラスト
桃栗三年柿八年ももくりさんねんかきはちねん

何事もよい結果が出るまでには、それなりに長い年月がかかるということ。

来年の事を言えば鬼が笑うのイラスト
来年の事を言えば鬼が笑うらいねんのことをいえばおにがわらう

まだ先の話をあれやこれや言って、見通しのたつはずのない未来について予測するのは、意味がないということ。

『タイミング』の人生・日常生活のことわざ

明日ありと思う心の仇桜のイラスト
明日ありと思う心の仇桜あすありとおもうこころのあだざくら

明日があると思って油断していると、桜がはかなく散るように、時機を失うことになるというたとえ。世の中や命のはかなさをいう。

明日の百より今日の五十のイラスト
明日の百より今日の五十あすのひゃくよりきょうのごじゅう

あてにならない将来の大きな利益を待つより、少なくても今すぐ確実に手に入るもののほうがよいということ。

後の祭りのイラスト
後の祭りあとのまつり

時機を逃してしまい、今さら何をしても役に立たないこと。手遅れで、取り返しがつかないことのたとえ。

いざ鎌倉のイラスト
いざ鎌倉いざかまくら

一大事が起こった場合、または、いよいよ行動を起こすべき時。

一日の計は朝にありのイラスト
一日の計は朝にありいちにちのけいはあさにあり

一日の計画は朝のうちに立てるのがよいということ。物事は、始めにしっかり計画を立てることが大切だというたとえ。

一年の計は元旦にありのイラスト
一年の計は元旦にありいちねんのけいはがんたんにあり

一年の計画は、年の初めの元日に立てて行うべきであるということ。物事は最初が大切で、しっかりした計画を立ててから着実に行うべきだという教え。

思い立ったが吉日のイラスト
思い立ったが吉日おもいたったがきちじつ

何かをしようと決心したら、その日をよい日と考え、すぐに取りかかるのがよいということ。

渇して井を穿つのイラスト
渇して井を穿つかっしていをうがつ

物事が起こってから急いで準備しても間に合わないこと。また、必要に迫られてから対策を始めても手遅れであること。

奇貨居くべしのイラスト
奇貨居くべしきかおくべし

めったにない好機は、逃さずうまく利用すべきであるという意味。もとは、珍しい品物は後の利益のために手元に置いておくべきだという意。

危機一髪のイラスト
危機一髪ききいっぱつ

ひとつ間違えば、非常に危険なことが起こりそうな状態。髪の毛一本のところまで危険が迫っている様子をいう。危機や困難に陥るかどうかの、きわめて危ない瀬戸際。「危機一髪のところで助かった」など、危険を回避できた時の表現として多く使われる。 危機はあぶない状態を示し、一髪は一本の髪の毛をあらわす。

危急存亡の秋のイラスト
危急存亡の秋ききゅうそんぼうのとき

危難が迫り、存続できるか滅びるかが決まる重大な分かれ目。生き残るか滅びるかの危ういせとぎわ。

下衆の後知恵のイラスト
下衆の後知恵げすのあとぢえ

愚かで教養のない者は、必要なときに知恵が浮かばず、物事が終わってから良い考えが浮かぶというたとえ。

好機逸すべからずのイラスト
好機逸すべからずこうきいっすべからず

チャンスはそう多くあるものではないので、めぐってきた好機は逃してはいけないというたとえ。

善は急げのイラスト
善は急げぜんはいそげ

よいことだと思ったら、ためらわずにすぐ実行せよ、という教え。

矯めるなら若木のうちのイラスト
矯めるなら若木のうちためるならわかぎのうち

欠点や悪い癖を矯正しようと思ったら、若いうちのほうが柔軟性があってよいということ。

鉄は熱いうちに打てのイラスト
鉄は熱いうちに打ててつはあついうちにうて

物事にはふさわしい時機があり、よい機会を逃してはならないというたとえ。また、人の教育や鍛錬は若いうちに行うのがよいというたとえ。

年貢の納め時のイラスト
年貢の納め時ねんぐのおさめどき

「年貢」は昔、田畑などに課せられていた租税のこと。悪事を働いていた者が捕まって、刑に服する時期のこと。また、それまで遊び回っていた者が結婚して身を固めるときなど、あることに決心して観念する時期のことも言う。

六日の菖蒲、十日の菊のイラスト
六日の菖蒲、十日の菊むいかのあやめとおかのきく

時期に遅れてしまい、いまさら役に立たないことのたとえ。

物には時節のイラスト
物には時節ものにはじせつ

何事にも時機というものがあり、時機を外せば思うようには成功しないということ。状況判断が大切との戒めでもある。 「時節」は時期、好機のこと。

流星光底長蛇を逸すのイラスト
流星光底長蛇を逸すりゅうせいこうていちょうだをいっす

惜しいところで大物をとり逃すこと。好機を逃すこと。

『成功・出世』の人生・日常生活のことわざ

後の雁が先になるのイラスト
後の雁が先になるあとのかりがさきになる

後から来た者や後輩が、先にいた者や先輩を追い越すこと。また、若い者が年長者より先に亡くなることにもいう。

雨垂れ石を穿つのイラスト
雨垂れ石を穿つあまだれいしをうがつ

小さな努力や働きでも、根気よく続ければ、やがて大きな成果を生むというたとえ。

雨降って地固まるのイラスト
雨降って地固まるあめふってじかたまる

争いやもめごとのあとで、かえって関係や物事の状態が前より安定してよくなること。

蟻の思いも天に届くのイラスト
蟻の思いも天に届くありのおもいもてんにとどく

力の弱い者でも、一心に願い、粘り強く努力すれば望みをかなえられるというたとえ。

石に立つ矢のイラスト
石に立つ矢いしにたつや

一心を込めて物事に当たれば、不可能に思えることでも成し遂げられるというたとえ。強い思いや集中が、困難を打ち破ることを表す。

石の上にも三年のイラスト
石の上にも三年いしのうえにもさんねん

冷たい石の上でも三年座り続ければ温まるという意から、つらいことでも辛抱強く続ければ、やがて報われるというたとえ。

一念岩をも通すのイラスト
一念岩をも通すいちねんいわをもとおす

強い信念をもって物事に取り組めば、どんな困難なことでも成し遂げられるということ。

一念天に通ずのイラスト
一念天に通ずいちねんてんにつうず

物事を成し遂げようと一心に思い、真剣に取り組めば、その思いが天に通じて、成功へつながるということ。

兎の登り坂のイラスト
兎の登り坂うさぎののぼりざか

得意な分野や有利な条件のもとで持ち前の力を発揮し、物事が早く順調に進むことのたとえ。

埋もれ木に花が咲くのイラスト
埋もれ木に花が咲くうもれぎにはながさく

長い間、不遇や逆境にあった人に、思いがけない幸運が訪れることのたとえ。

運根鈍のイラスト
運根鈍うんこんどん

成功するには、幸運に恵まれること、根気よく努力を続けること、鈍いほど粘り強く取り組むことが必要だというたとえ。

得手に帆を揚げるのイラスト
得手に帆を揚げるえてにほをあげる

得意なことを発揮できるよい機会が来て、待っていたかのように調子に乗って物事を行うことのたとえ。

老い木に花咲くのイラスト
老い木に花咲くおいきにはなさく

一度衰えたものが、再び勢いを取り戻して栄えることのたとえ。

思う念力岩をも通すのイラスト
思う念力岩をも通すおもうねんりきいわをもとおす

どんなに困難なことでも、強い信念をもって心を集中し、精一杯努力すれば成し遂げられるということ。

勝って兜の緒を締めよのイラスト
勝って兜の緒を締めよかってかぶとのおをしめよ

戦いに勝ったあとでも油断せず、気を引き締めて用心せよというたとえ。成功したあとに慢心しないよう戒める言葉。

驥尾に付すのイラスト
驥尾に付すきびにふす

すぐれた人に従って行動すれば、自分の力だけでは難しいことも成し遂げられるというたとえ。人と行動を共にするとき、自分をへりくだっていう言葉。

窮すれば通ずのイラスト
窮すれば通ずきゅうすればつうず

物事が行き詰まり、どうにもならない状態まで追い込まれると、かえって思いがけない活路が開けるということ。

愚公山を移すのイラスト
愚公山を移すぐこうやまをうつす

どんなに困難なことでも、怠らず努力を続ければ、やがて成し遂げられるというたとえ。

怪我の功名のイラスト
怪我の功名けがのこうみょう

失敗や過ち、災難と思われたことが、思いがけずよい結果を生むこと。

鯉の滝登りのイラスト
鯉の滝登りこいのたきのぼり

出世して世の中にみとめられること。 立身出世 のたとえ。

故郷へ錦を飾るのイラスト
故郷へ錦を飾るこきょうへにしきをかざる

立身出世して故郷に帰る。故郷をはなれていた者が、出世して故郷に帰る。故郷へは錦の袴を着て帰る。

虎穴に入らずんば虎子を得ずのイラスト
虎穴に入らずんば虎子を得ずこけつにいらずんばこじをえず

危険を冒さなければ、大きな成果や成功は得られないということ。「虎穴」は虎のすみか、「虎子(虎児)」は虎の子をいう。

転がる石には苔が生えぬのイラスト
転がる石には苔が生えぬころがるいしにはこけがはえぬ

①活発な行動をしている人が、常に健康で生き生きしていることのたとえ。 ②転職や転居を繰り返す人は、地位も得られず金も貯まらないというたとえ。

尸位素餐のイラスト
尸位素餐しいそさん

ある地位にありながら職責を果たさず、無駄に禄をもらっていること。また、その人。 禄とは、武士の給与のこと。

失敗は成功の基のイラスト
失敗は成功の基しっぱいはせいこうのもと

失敗することで、その原因を考えて反省し改善することで、同じ失敗をくり返さないように心がければ、次の成功をもたらす原動力になるということ。

出藍の誉れのイラスト
出藍の誉れしゅつらんのほまれ

弟子が師よりもすぐれた才能をあらわすたとえ。

順風満帆のイラスト
順風満帆じゅんぷうまんぱん

すべて順調に進行すること。帆に順風(追い風)をいっぱいに受けて進む船の様子から。

白羽の矢が立つのイラスト
白羽の矢が立つしらはのやがたつ

多くの人の中から特別に選び出されること。 よいことにも悪いことにも使われる。

青雲の志のイラスト
青雲の志せいうんのこころざし

立身出世して高位高官の地位に昇ろうとする大きな志のこと。また、世俗から離れようとする志の意味もある。

精神一到何事か成らざらんのイラスト
精神一到何事か成らざらんせいしんいっとうなにごとかならざらん

精神を一つのことに集中して全力を尽くせば、何事でも成し遂げられるという意味。

千里の道も一歩からのイラスト
千里の道も一歩からせんりのみちもいっぽから

どんなに大きな仕事や遠い目標でも、まずは身近な第一歩から始まるということ。

天下取っても二合半のイラスト
天下取っても二合半てんかとってもにごうはん

物は必要なだけあればそれで事足りるので、あまり欲張るなというということ。 ・必要なものが必要なだけあればそれでよいということ。

点滴石を穿つのイラスト
点滴石を穿つてんてきいしをうがつ

努力が持続することの大切さを説く言葉。自他を励ますときにも、功績を称するときにも使う。

登竜門のイラスト
登竜門とうりゅうもん

立身出世、成功のための関門。

飛ぶ鳥を落とす勢いのイラスト
飛ぶ鳥を落とす勢いとぶとりをおとすいきおい

権力・人気・威勢などが非常に盛んで、周囲を圧倒するほどの勢いがあるようす。

内助の功のイラスト
内助の功ないじょのこう

表舞台ではなく裏方で人を支えることをいう。また、夫を陰ながら支え、出世させたりする妻を指す。

流れに棹さすのイラスト
流れに棹さすながれにさおさす

物事の流れに乗り、その勢いをさらに強めるような行動をすること。流れに逆らうという意味ではない。

七転び八起きのイラスト
七転び八起きななころびやおき

七度転んでも八度起き上がるという意から、何度失敗してもくじけず、そのたびに立ち直って努力すること。人生には浮き沈みが多いことのたとえにも用いる。

忍の一字は衆妙の門のイラスト
忍の一字は衆妙の門にんのいちじはしゅうみょうのもん

忍耐はあらゆる道理に到達する入口であり、物事を成功させる基となるものだという意味。 「衆妙」は万物の深遠な道理。

一花咲かせるのイラスト
一花咲かせるひとはなさかせる

成功していっとき華やかに栄える。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるのイラスト
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるへたなてっぽうもかずうちゃあたる

うまくできなくても、何度もやっていれば、まぐれでできることもあるということ。 「下手な鉄砲」=鉄砲をうつのが下手な人。「数撃ちゃ」=何度もうてば。「当たる」=命中する。

蒔かぬ種は生えぬのイラスト
蒔かぬ種は生えぬまかぬたねははえぬ

原因がなければ結果は生じないこと。準備や努力をしないまま、良い結果を期待しても得られないというたとえ。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれのイラスト
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれみをすててこそうかぶせもあれ

自分の命を捨てる覚悟で、思い切って飛び込むことではじめて、活路を見出し事を成し遂げることができるということ。

物は試しのイラスト
物は試しものはためし

ものごとはなんでもやってみなければ結果はわからないので、迷っていないでとにかく一度試しにやるのがよい。

山の芋鰻になるのイラスト
山の芋鰻になるやまのいもうなぎになる

山の芋が鰻になるように、あるものが別なものに変化することのたとえ。意外な出世をすることのたとえ。

有終の美を飾るのイラスト
有終の美を飾るゆうしゅうのびをかざる

最後まで物事をやり遂げて、しかも立派に締めくくること。 「有終」は最後をまっとうする、しっかり締めくくるという意味。

『失敗・落ちぶれる』の人生・日常生活のことわざ

後の祭りのイラスト
後の祭りあとのまつり

時機を逃してしまい、今さら何をしても役に立たないこと。手遅れで、取り返しがつかないことのたとえ。

虻蜂取らずのイラスト
虻蜂取らずあぶはちとらず

二つのものを同時に得ようとして、結局どちらも得られないこと。欲を出しすぎて失敗することのたとえ。

いつも柳の下に泥鰌は居らぬのイラスト
いつも柳の下に泥鰌は居らぬいつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ

一度うまくいったからといって、同じ場所や同じ方法で、また同じように幸運を得られるとは限らないというたとえ。

殷鑑遠からずのイラスト
殷鑑遠からずいんかんとおからず

戒めとすべき失敗の前例は、遠くに求めなくても身近なところにあるというたとえ。

うだつが上がらないのイラスト
うだつが上がらないうだつがあがらない

地位や生活などがなかなかよくならず、ぱっとしないこと。出世できなかったり、よい境遇に恵まれなかったりすること。

鵜の真似をする烏のイラスト
鵜の真似をする烏うのまねをするからす

自分の能力や身の程を考えずに人のまねをして、失敗することのたとえ。似ているだけで同じことができると思いこむ危うさを戒める言葉。

陸に上がった河童のイラスト
陸に上がった河童おかにあがったかっぱ

力のある者が、自分に適した場所や環境を離れたため、本来の能力を発揮できず、無力になってしまうことのたとえ。

驕る平家は久しからずのイラスト
驕る平家は久しからずおごるへいけはひさしからず

地位や財力を鼻にかけて驕り高ぶる者は、その勢いを長く保てず、やがて衰え滅びるというたとえ。

泳ぎ上手は川で死ぬのイラスト
泳ぎ上手は川で死ぬおよぎじょうずはかわでしぬ

自分の力を過信し、慣れていることや得意なことで失敗したり、身を滅ぼしたりすることのたとえ。

刀折れ矢尽きるのイラスト
刀折れ矢尽きるかたなおれやつきる

戦いに敗れてさんざんなありさまになること。また、力や手段を使い果たし、物事に立ち向かう方法がなくなること。

渇して井を穿つのイラスト
渇して井を穿つかっしていをうがつ

物事が起こってから急いで準備しても間に合わないこと。また、必要に迫られてから対策を始めても手遅れであること。

河童の川流れのイラスト
河童の川流れかっぱのかわながれ

泳ぎのうまい河童でも川に流されることがあるように、その道の名人・達人でも、時には得意なことで思いがけない失敗をするというたとえ。

画竜点睛を欠くのイラスト
画竜点睛を欠くがりょうてんせいをかく

全体としてはよくできているのに、肝心なところが抜けていて完全とはいえないこと。

川立ちは川で果てるのイラスト
川立ちは川で果てるかわだちはかわではてる

得意な技や慣れたことが、油断のためにかえって失敗や身の破滅のもとになることのたとえ。

既往は咎めずのイラスト
既往は咎めずきおうはとがめず

過ぎ去ったことを今さらとがめ立てしてもしかたがなく、むしろ将来を慎むことが大切だということ。

木に縁りて魚を求むのイラスト
木に縁りて魚を求むきによりてうおをもとむ

やり方を誤ると、何かを得ようとしても得られないことのたとえ。的外れな方法で、実現しにくい望みをかなえようとすること。

九仞の功を一簣に虧くのイラスト
九仞の功を一簣に虧くきゅうじんのこうをいっきにかく

長い間積み重ねてきた努力が、完成まであとわずかというところで、最後の油断や手違いによって失敗に終わることのたとえ。

京の着倒れ、大阪の食い倒れのイラスト
京の着倒れ、大阪の食い倒れきょうのきだおれ、おおさかのくいだおれ

京都の人は衣装に、大阪の人は飲食に、財産を使い果たすほど金をかけるということ。土地によって人々の好みや、金をかけるものが異なることのたとえ。

桐一葉のイラスト
桐一葉きりひとは

桐の葉が一枚落ちるのを見て、秋の訪れを知ること。転じて、わずかな出来事から、物事の衰亡の兆しを感じ取ることのたとえ。

騏驎も老いては駑馬に劣るのイラスト
騏驎も老いては駑馬に劣るきりんもおいてはどばにおとる

どれほどすぐれた人物でも、年を取って心身が衰えると、能力や働きが普通の人にも及ばなくなることのたとえ。

孔子の倒れのイラスト
孔子の倒れくじのたおれ

孔子のような聖人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。どれほど優れた人にも、誤りや失敗はあるということ。

桂馬の高上がりのイラスト
桂馬の高上がりけいまのたかあがり

身分や実力に伴わないような、不相応な出世をすると、失敗する恐れがあるというたとえ。

弘法にも筆の誤りのイラスト
弘法にも筆の誤りこうぼうにもふでのあやまり

どんな名人や達人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。

転がる石には苔が生えぬのイラスト
転がる石には苔が生えぬころがるいしにはこけがはえぬ

①活発な行動をしている人が、常に健康で生き生きしていることのたとえ。 ②転職や転居を繰り返す人は、地位も得られず金も貯まらないというたとえ。

才子才に倒れるのイラスト
才子才に倒れるさいしさいにたおれる

才知あふれる者は、自分の才知を過信してかえって失敗するものだということ。

策士策に溺れるのイラスト
策士策に溺れるさくしさくにおぼれる

策略のうまい人間は自分の策略に頼りすぎて、かえって失敗するということ。

猿も木から落ちるのイラスト
猿も木から落ちるさるもきからおちる

その道にすぐれた人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。

三年飛ばず鳴かずのイラスト
三年飛ばず鳴かずさんねんとばずなかず

他日雄飛する機会を待って長い間雌伏していること。

失敗は成功のもとのイラスト
失敗は成功のもとしっぱいはせいこうのもと

失敗することで、その原因を考えて反省し改善することで、同じ失敗をくり返さないように心がければ、次の成功をもたらす原動力になるということ。

正直者が馬鹿を見るのイラスト
正直者が馬鹿を見るしょうじきものがばかをみる

ずる賢く立ち回る人が得をする一方で、正直に規則を守り、誠実に行動する人がかえって損をすること。正しい行動が報われない世の中の不公平さや矛盾を嘆いたり、批判したりするときに使う。正直に生きること自体を否定する言葉ではない。

盛者必衰のイラスト
盛者必衰じょうしゃひっすい

この世は無常であり、どんなに勢いがあって栄えている人や勢力も、いつかは必ず衰えるということ。

粋が身を食うのイラスト
粋が身を食うすいがみをくう

花柳界や芸人社会の事情に通じて粋がることは、遂にはその道に溺れて身を滅ぼすことになる。

急いては事を仕損じるのイラスト
急いては事を仕損じるせいてはことをしそんじる

何事もあわててやると失敗することが多いので、落ち着いて行動しようということ。 焦っているときほど、じっくり落ち着いて物事に取り組むべきという教え。

前車の覆るは後車の戒めのイラスト
前車の覆るは後車の戒めぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ

前を行く車がひっくり返るのを見て後の車が注意することから、先人の失敗は後人の戒めになることのたとえ。

船頭多くして船山に上るのイラスト
船頭多くして船山に上るせんどうおおくしてふねやまにのぼる

指図する人が多すぎると、かえって物事がまとまらず、見当違いの結果になること。

千慮の一失のイラスト
千慮の一失せんりょのいっしつ

どんなに賢くて思慮深い人でも、ときにはひとつくらい間違いがあるということ。 また、十分に注意したにも関わらず、思いもよらない間違いをしてしまうこと。

月満つれば則ち虧くのイラスト
月満つれば則ち虧くつきみつればすなわちかく

何事も盛りに達すればやがては衰え始める。物事には必ず盛衰があるという意。

角を矯めて牛を殺すのイラスト
角を矯めて牛を殺すつのをためてうしをころす

少しの欠点を直そうとして、その手段が度を過ぎ、かえって物事全体をだめにしてしまうこと。

轍を踏むのイラスト
轍を踏むてつをふむ

先例をくり返す。また、前人の陥ったと同じ失敗を後人がする。

七転び八起きのイラスト
七転び八起きななころびやおき

七度転んでも八度起き上がるという意から、何度失敗してもくじけず、そのたびに立ち直って努力すること。人生には浮き沈みが多いことのたとえにも用いる。

生兵法は大怪我のもとのイラスト
生兵法は大怪我のもとなまびょうほうはおおけがのもと

十分に身に付いていない知識や技術、少しばかりの知識や技術に頼ると、逆に大きな失敗をするという意味です。

逃がした魚は大きいのイラスト
逃がした魚は大きいにがしたさかなはおおきい

手に入り損なったものは、惜しさのあまり実際よりも素晴らしく思えるという意味です。

二兎を追う者は一兎をも得ずのイラスト
二兎を追う者は一兎をも得ずにとをおうものはいっとをもえず

同時に二つの目標を追い求めると、結局どちらも成功しないというたとえ。欲ばって一度に多くを得ようとすることへの戒め。

二の舞を演じるのイラスト
二の舞を演じるにのまいをえんじる

人の後に出てそのまねをすること。また、前の人の失敗を繰り返すこと。 「 二の足を踏む 」と間違える人が多いので注意

上り一日下り一時のイラスト
上り一日下り一時のぼりいちにちくだりいっとき

一日かけてようやく上り着くようなところも、下りはあっという間であるという意味。物事を作り上げるためには長い時間と労力が必要であるが、それを壊すのはあっけないほど簡単なことであるというたとえ。

敗軍の将は兵を語らずのイラスト
敗軍の将は兵を語らずはいぐんのしょうはへいをかたらず

戦争に敗れた将軍はその戦いについてあれこれ言うべきでないし、兵法の理論などを説く資格もないという意味。失敗した者は沈黙すべきだというたとえ。「兵」は、「戦い」を意味する。

百日の説法屁一つのイラスト
百日の説法屁一つひゃくにちのせっぽうへひとつ

百日間もありがたい仏法を説いてきた僧が最後におならをしたためにぶち壊しになったということで、長い間の苦労がちょっとした失敗で無駄になるたとえ。

覆水盆に返らずのイラスト
覆水盆に返らずふくすいぼんにかえらず

一度してしまった失敗は、とり返しがつかないこと。いったん別れた夫婦の仲は、もとには戻らないたとえ。一度こぼれた水は、二度ともとの盆に戻らないということから。 「覆水」とは、こぼれた水のことを表します。この故事成語でいう「盆」とは日本のような平らなものではなく、ボウル状のものを指しています。

仏作って魂入れずのイラスト
仏作って魂入れずほとけつくってたましいいれず

せっかく作ったのに、重要なものが欠けているというたとえ。いちばん大切なものが、おろそかになっていること。

水の泡のイラスト
水の泡みずのあわ

今までの努力や苦労が、すべて無駄になってしまうことのたとえ。

昔千里も今一里のイラスト
昔千里も今一里むかしせんりもいまいちり

優れた人物も年を取れば能力が凡人にも劣るということ。

物には時節のイラスト
物には時節ものにはじせつ

何事にも時機というものがあり、時機を外せば思うようには成功しないということ。状況判断が大切との戒めでもある。 「時節」は時期、好機のこと。

焼きが回るのイラスト
焼きが回るやきがまわる

年をとるなどして、頭の回転や腕前などが衰えること。

柳の下にいつも泥鰌はいないのイラスト
柳の下にいつも泥鰌はいないやなぎのしたにいつもどじょうはいない

一度柳の下でたまたま泥鰌をとったからといって、同じ柳の下でまた見つかるとは限らない。同じように、一度うまいことがあって味をしめても、同じようなことは何度も起こらないという意味。

柳の下の泥鰌のイラスト
柳の下の泥鰌やなぎのしたのどじょう

一度うまいことがあって味をしめても、同じようなことは何度も起こらないという意味。

落花枝に返らず、破鏡再び照らさずのイラスト
落花枝に返らず、破鏡再び照らさずらっかえだにかえらず、はきょうふたたびてらさず

一度損なわれてしまったもとは、再び元に戻ることはないということ。 別れた夫婦や、こわれてしまった男女の仲は、二度と戻ることはないということ。 また、死んでしまった者は、二度と生き返らないということ。

竜頭蛇尾のイラスト
竜頭蛇尾りゅうとうだび

初めは勢いが盛んでも、終わりに近づくにつれて勢いが衰え、振るわなくなること。尻すぼみになること。

『経験・苦労』の人生・日常生活のことわざ

一日の長のイラスト
一日の長いちじつのちょう

他人より少し年上であること。転じて、経験・知識・技能などが、他の人より少しすぐれていること。

馬には乗ってみよ人には添うてみよのイラスト
馬には乗ってみよ人には添うてみようまにはのってみよひとにはそうてみよ

馬のよしあしは乗ってみなければ分からず、人柄のよしあしも親しくつきあってみなければ分からない。何事も自分で経験してから判断せよという教え。

海千山千のイラスト
海千山千うみせんやません

世間でさまざまな経験を積み、物事の裏表を知り抜いて、抜け目なくずる賢いこと。また、そのようなしたたかな人。

縁の下の力持ちのイラスト
縁の下の力持ちえんのしたのちからもち

人には見えないところで力をつくし、陰で重要な役割を果たすこと。また、そのような人のたとえ。

縁の下の舞のイラスト
縁の下の舞えんのしたのまい

人が見ていないところで、むなしく苦労することのたとえ。陰で骨を折っても、目立たず、報われにくい働きをいう。

老いたる馬は道を忘れずのイラスト
老いたる馬は道を忘れずおいたるうまはみちをわすれず

年を取った馬が通い慣れた道を忘れないように、経験を積んだ人は物事の判断を誤らないというたとえ。また、長く仕えた家から受けた恩を後々まで忘れない意にも用いる。

男は敷居を跨げば七人の敵ありのイラスト
男は敷居を跨げば七人の敵ありおとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり

男が家の外に出て社会で活動すれば、多くの競争相手や敵に出会い、さまざまな苦労があるということ。

重き馬荷に上荷打つのイラスト
重き馬荷に上荷打つおもきうまににうわにうつ

すでに大きな負担があるところへ、さらに負担が加わることのたとえ。

臥薪嘗胆のイラスト
臥薪嘗胆がしんしょうたん

目的を果たすために、長い間つらい苦労や困難に耐え忍ぶこと。もとは仇討ちのために苦難を自らに課すことをいった。 もとは敵への復讐を果たすため、つらい苦労を自らに課して屈辱を忘れないようにした故事に由来します。

亀の甲より年の功のイラスト
亀の甲より年の功かめのこうよりとしのこう

年長者には、長年の経験によって身につけた、若者には及びにくい知恵や技能があるということ。

艱難汝を玉にすのイラスト
艱難汝を玉にすかんなんなんじをたまにす

多くの苦しみや困難を経て、人は初めて立派な人物になるということ。

汗馬の労のイラスト
汗馬の労かんばのろう

戦場で活躍した功績。転じて、物事をうまくまとめるために、あちこち駆け回ってする苦労。

聞いて極楽見て地獄のイラスト
聞いて極楽見て地獄きいてごくらくみてじごく

話に聞いていたときにはすばらしいと思えたものが、実際に自分の目で見るとひどい状態であること。また、人から聞いた話と現実との間に大きな違いがあること。

苦あれば楽ありのイラスト
苦あれば楽ありらくあればくありくあればらくあり

人生は楽しいことばかり続くのでも、苦しいことばかり続くのでもない。 苦労したひとは、その分喜びも大きく、それだけ得ることも多い。という意味で使われている。

蛍雪の功のイラスト
蛍雪の功けいせつのこう

苦労して学問に励むことで、結果を出すこと。

犬馬の労のイラスト
犬馬の労けんばのろう

人のために、犬や馬のように私心なく、ひたすら尽くして働くこと。へりくだって言うことば。

酸いも甘いも噛み分けるのイラスト
酸いも甘いも噛み分けるすいもあまいもかみわける

酸っぱい味と甘い味を味わい分け、そのよい所も悪い所も知っているという意味で、人情の機微に通じるほど人生経験が豊富だということ。

糟糠の妻のイラスト
糟糠の妻そうこうのつま

貧しく苦しかったころから、ともに苦労をして長年連れ添ってきた妻のこと。

糟糠の妻は堂より下さずのイラスト
糟糠の妻は堂より下さずそうこうのつまはどうよりくださず

貧乏なときから連れ添って苦労を共にしてきた妻は、夫が立身出世した後にも家から追い出してはならない。

使っている鍬は光るのイラスト
使っている鍬は光るつかっているくわはひかる

常に使っているは鍬は錆びずに光っているように、努力し続けている者は自然とそれが表にあらわれるということ。

塗炭の苦しみのイラスト
塗炭の苦しみとたんのくるしみ

泥や火の中にいるような、非常に激しい苦しみ。

習うより慣れろのイラスト
習うより慣れろならうよりなれろ

人に教えられるだけでなく、自分で実際に経験を重ねるほうが、よく身につくということ。理屈よりも、繰り返しやって体で覚えることの大切さを表す。

裸一貫のイラスト
裸一貫はだかいっかん

「貫」は昔の貨幣単位で、一貫は一文銭千枚、一千文のこと。自分の体以外には何もないということ。財産も地位もなく、元手もない状態。

百聞は一見にしかずのイラスト
百聞は一見にしかずひゃくぶんはいっけんにしかず

物事は、耳で何度も聞くより、一度実際に自分の目で見るほうがたしかだということ。

惚れて通えば千里も一里のイラスト
惚れて通えば千里も一里ほれてかよえばせんりもいちり

愛しい相手に会いに行く時には、どんなに遠い道のりでも苦にならないということ。 惚れた相手に対して、自分が好きですることは、どんな苦労でも苦にならないということ。

蒔かぬ種は生えぬのイラスト
蒔かぬ種は生えぬまかぬたねははえぬ

原因がなければ結果は生じないこと。準備や努力をしないまま、良い結果を期待しても得られないというたとえ。

労多くして功少なしのイラスト
労多くして功少なしろうおおくしてこうすくなし

多くの労力を費やしたわりに、得られる成果が少ないこと。

老婆心のイラスト
老婆心ろうばしん

度をこして、必要以上に世話を焼いたり心配したりすること。 おせっかいのこと。

老馬の智のイラスト
老馬の智ろうばのち

経験を積んだ者が身につけている、実際に役立つ知恵や判断力のたとえ。

若い時の苦労は買ってでもせよのイラスト
若い時の苦労は買ってでもせよわかいときのくろうはかってでもせよ

若いうちに経験する苦労は、成長やその後の人生に役立つことがあるため、進んで経験を積む方がよいという教え。苦しさを無条件に我慢したり、危険を引き受けたりすることを勧める言葉ではない。

『処世』の人生・日常生活のことわざ

挨拶は時の氏神のイラスト
挨拶は時の氏神あいさつはときのうじがみ

争いごとが起きた時、仲裁してくれる人は氏神様のようにありがたいものだから、その仲裁には従うのがよいということ。

急がば回れのイラスト
急がば回れいそがばまわれ

急いでいるときほど、危険な近道やあわただしい方法を選ばず、遠回りでも安全で確実な方法をとるほうが、結局は早く目的を達するというたとえ。

いつも月夜に米の飯のイラスト
いつも月夜に米の飯いつもつきよにこめのめし

年じゅう明るい月夜と米の飯が続けば申し分がないということから、飽きることのない気楽で満ち足りた生活のたとえ。

魚心あれば水心のイラスト
魚心あれば水心うおごころあればみずごころ

相手が好意を示せば、自分も相手に好意を示す気になること。相手の出方しだいで、こちらの応じ方が決まること。

牛も千里、馬も千里のイラスト
牛も千里、馬も千里うしもせんり、うまもせんり

早い遅い、上手下手の違いはあっても、同じ目標へ進み続ければ、結局は同じ所に到達するというたとえ。人と速さを競って慌てる必要はないという教え。

牛を馬に乗り換えるのイラスト
牛を馬に乗り換えるうしをうまにのりかえる

劣ったほうや不利なほうをやめ、優れたほう、自分にとって都合のよいほうへ移ることのたとえ。

嘘も方便のイラスト
嘘も方便うそもほうべん

嘘は悪いことだが、よい結果を得るための手段として、時には必要になることもあるということ。

馬に乗るまでは牛に乗れのイラスト
馬に乗るまでは牛に乗れうまにのるまではうしにのれ

高い地位や大きな目標に進むには、その前に低い段階で力をつけなければならないということ。物事には順序があり、段階を踏んで進むべきだというたとえ。

馬には乗ってみよ人には添うてみよのイラスト
馬には乗ってみよ人には添うてみようまにはのってみよひとにはそうてみよ

馬のよしあしは乗ってみなければ分からず、人柄のよしあしも親しくつきあってみなければ分からない。何事も自分で経験してから判断せよという教え。

己の欲する所を人に施せのイラスト
己の欲する所を人に施せおのれのほっするところをひとにほどこせ

自分が人からしてもらいたいと思うことを、自分も人にしなさいという教え。

己の欲せざる所は人に施す勿れのイラスト
己の欲せざる所は人に施す勿れおのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ

自分が人からされたくないと思うことは、自分も他人にしてはならないという教え。

尾を振る犬は叩かれずのイラスト
尾を振る犬は叩かれずおをふるいぬはたたかれず

愛敬のある人や従順な人は、他人からむやみに害を加えられたり、ひどく扱われたりしないというたとえ。

瓜田に履を納れずのイラスト
瓜田に履を納れずかでんにくつをいれず

瓜畑で履物を直すと瓜を盗むように疑われることから、人に疑われるような行いは避けよというたとえ。

瓜田李下のイラスト
瓜田李下かでんりか

人に疑われるような言動はつつしまなければいけないというたとえ。

蟹は甲羅に似せて穴を掘るのイラスト
蟹は甲羅に似せて穴を掘るかにはこうらににせてあなをほる

蟹が自分の甲羅の大きさに合わせて穴を掘るように、人は自分の力量や身分に応じた言動をし、また相応の願望を持つものだというたとえ。

彼を知り己を知れば百戦殆うからずのイラスト
彼を知り己を知れば百戦殆うからずかれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず

相手の情勢と自分の情勢をよく知っていれば、何度戦っても危険な目にあわず、敗れることがないという意味。相手と自分の優劣や長所短所を客観的に知る大切さをいう。

驥尾に付すのイラスト
驥尾に付すきびにふす

すぐれた人に従って行動すれば、自分の力だけでは難しいことも成し遂げられるというたとえ。人と行動を共にするとき、自分をへりくだっていう言葉。

君子危うきに近寄らずのイラスト
君子危うきに近寄らずくんしあやうきにちかよらず

君子は身を慎み、危険な物事には初めから近づかないということ。

君子は豹変すのイラスト
君子は豹変すくんしはひょうへんす

徳のある立派な人物は、自分の過ちに気づくと、きっぱりと改めてよい方向へ進むものだということ。転じて、考えや態度を急に変えること。

君子は和して同ぜず、小人は同じて和せずのイラスト
君子は和して同ぜず、小人は同じて和せずくんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず

徳のある立派な人は、周囲と調和して付き合うが、むやみに人へ同調しない。人格の未熟な人は、安易に人へ同調するが、心から調和して付き合うことができない。

鶏口牛後のイラスト
鶏口牛後けいこうぎゅうご

大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。「寧ろ鶏口と為るも、牛後と為る無かれ」の略。「鶏口」は鶏の口(くちばし)。弱小なものの首長のたとえ。「牛後」は牛の尻。強大なものに隷属する者のたとえ。

鶏口となるも牛後となるなかれのイラスト
鶏口となるも牛後となるなかれけいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ

大きな集団の中で人に従属するよりも、小さな集団であっても自分が中心となって働くほうがよい、というたとえ。もとは、強大な秦に従属するよりも、独立した韓の王であることを選ぶよう説く場面で使われた言葉。 「鶏口(けいこう)」とは、鶏の口のことで、小さな組織というたとえ。 「牛後(ぎゅうご)」とは、牛の肛門のことで、強大な者に使われる者のたとえ。

巧遅は拙速に如かずのイラスト
巧遅は拙速に如かずこうちはせっそくにしかず

たとえ出来がよかったとしても、遅いよりは、下手でも速いほうがいいということ。

郷に入っては郷に従えのイラスト
郷に入っては郷に従えごうにいってはごうにしたがえ

その土地に行ったら、その土地のしきたりに従うのが良いということ。新しい環境に移ったら、それに逆らわず従うべきだという教え。

転がる石には苔が生えぬのイラスト
転がる石には苔が生えぬころがるいしにはこけがはえぬ

①活発な行動をしている人が、常に健康で生き生きしていることのたとえ。 ②転職や転居を繰り返す人は、地位も得られず金も貯まらないというたとえ。

触らぬ神に祟りなしのイラスト
触らぬ神に祟りなしさわらぬかみにたたりなし

よけいな物事に関係しなければ、わざわざ禍を招くこともないということ。 「祟り」というのは、神様に対して悪いことをしてしまったときに受ける災いのこと。

地獄の沙汰も金次第のイラスト
地獄の沙汰も金次第じごくのさたもかねしだい

この世のことはすべて、お金さえあれば解決できるという意味。 「沙汰」とは裁判の意味。

死馬の骨を買うのイラスト
死馬の骨を買うしばのほねをかう

とりあえず手はじめに平凡な人を優遇しておくと、それを伝え聞いた優秀な人がおのずと集まってくるということ。

柔よく剛を制すのイラスト
柔よく剛を制すじゅうよくごうをせいす

柔らかくしなやかなものが、堅く強いものを巧みに受け流し、かえって相手を制することがあるというたとえ。転じて、力で押すよりも柔軟に対応するほうが、よい結果につながる場合があることを表します。 「柔」であれば必ず「剛」に勝つ、という意味ではありません。

朱に交われば赤くなるのイラスト
朱に交われば赤くなるしゅにまじわればあかくなる

人は、付き合う友達や周囲の環境から影響を受け、良くも悪くも変わることがあるというたとえ。 友だちを選ぶのは大切だということ。

小異を捨てて大同に就くのイラスト
小異を捨てて大同に就くしょういをすててだいどうにつく

意見の違いが多少あることは無視して、大勢が支持する大局的な意見に従うこと。

小の虫を殺して大の虫を助けるのイラスト
小の虫を殺して大の虫を助けるしょうのむしをころしてだいのむしをたすける

大きな目的を成就しようとする場合、全体として成功するために一部分、または比較的必要でない部分を犠牲にすること。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よのイラスト
将を射んと欲すれば先ず馬を射よしょうをいんとほっすればまずうまをいよ

大きな目標を達成するためには、周辺のものから手にいれることが先決だというたとえ。相手を説得するためには、相手が信頼している人を先に説得するべきだということ。 「将」とは、敵の大将のこと。

初心忘るべからずのイラスト
初心忘るべからずしょしんわするべからず

物事を始めたばかりの頃の、真剣で謙虚な気持ちを忘れるなというたとえ。何事も最初に始めた頃の気持ちを忘れずに、すなおな気持ちで取り組むべきだということ。

前車の覆るは後車の戒めのイラスト
前車の覆るは後車の戒めぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ

前を行く車がひっくり返るのを見て後の車が注意することから、先人の失敗は後人の戒めになることのたとえ。

損して得取れのイラスト
損して得取れそんしてとくとれ

一時的には損をしても、長い目で見て大きな利益や信頼を得るようにせよ、という教え。

大事の前の小事のイラスト
大事の前の小事だいじのまえのしょうじ

大きなことに取りかかるときには、小さなことにも気を配り、決して油断してはいけないというたとえ。 また、大きな目的のためには、小さなことを犠牲には構っていられないということ。

他山の石のイラスト
他山の石たざんのいし

他人のやったことは、間違っていることでも、自分のために役立てることができるということ。知徳を磨いたり、反省材料にする際に参考になるという事。 「対岸の火事」と混同して、「自分には全く無関係なこと」という意味で使うのは誤りですので、気をつけましょう。

他山の石以て玉を攻むべしのイラスト
他山の石以て玉を攻むべしたざんのいしもってたまをおさむべし

他人のつまらない言動を、自分の手本にするというたとえ。 また、自分の関係ないところで起きた事柄でも、自分にとって参考になることもあるということ。

旅は道連れ世は情けのイラスト
旅は道連れ世は情けたびはみちづれよはなさけ

旅では道連れがいると心強いように、世の中を渡るには互いに情けをかけ合うことが大切だというたとえ。

知恵は小出しにせよのイラスト
知恵は小出しにせよちえはこだしにせよ

自分が持っている知恵を一度に出してしまっては、あとで苦境に立たされたときに打つ手がなくなってしまうので、その場その時に合わせて少しずつ披露することが賢明であるということ。

出る杭は打たれるのイラスト
出る杭は打たれるでるくいはうたれる

すぐれてぬけ出ているものは、とかく憎まれる。また、でしゃばったことをすると、ほかからねたまれる。 かの有名な経営者、松下幸之助が遺した名言に「出る杭は打たれる、出過ぎた杭は打たれない」という言葉があります。これは、「出る杭」で留まる事なく成功するまで物事を続け、「出過ぎた杭」になる姿勢が大事だという事です。

長い物には巻かれろのイラスト
長い物には巻かれろながいものにはまかれろ

自分よりも権力が上である者や、大勢が賛成することには逆らわず、おとなしく従っておいたほうが物事がうまく進むということ。 「長い物」=権力や勢力のある、強い人のこと。

情けは人の為ならずのイラスト
情けは人の為ならずなさけはひとのためならず

人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、めぐりめぐって自分にもよい報いとなって返ってくるということ。 「情けをかけると、その人のためにならない」という意味ではありません。「人のためだけではなく、やがて自分のためにもなる」という意味です。

憎まれっ子世にはばかるのイラスト
憎まれっ子世にはばかるにくまれっこよにはばかる

人に憎まれるような人ほど、世渡り上手で、世間では出世したり成功したりする。厚かましい人は嫌われるけど長生きできるという意味です。人に憎まれるくらいの方が、世の中上手くいくという例えです。 「はばかる」には「ためらう」「気兼ねする」「遠慮する」などの意味もありますが、この場合は好き勝手にするという意味です。

人と屏風は直ぐには立たずのイラスト
人と屏風は直ぐには立たずひととびょうぶはすぐにはたたず

屏風は折り曲げなければ立てられないが、人も正義を主張したり、正直さを守るだけでは世渡りは困難だということ。時には妥協も必要になるというたとえ。

人を射んとせば先ず馬を射よのイラスト
人を射んとせば先ず馬を射よひとをいんとせばまずうまをいよ

敵将を討ち取ろうと思ったら、まずその敵将の乗っている馬を射倒せということで、目標に直接ぶつからずに周囲から攻略するほうが効果的だという意味。

人を見たら泥棒と思えのイラスト
人を見たら泥棒と思えひとをみたらどろぼうとおもえ

他人は信用できないものなので、人は軽々しく信用しないで疑ってかかれというたとえ。

『天運・運命』の人生・日常生活のことわざ

当たるも八卦、当たらぬも八卦のイラスト
当たるも八卦、当たらぬも八卦あたるもはっけ、あたらぬもはっけ

占いは当たることもあれば外れることもあり、必ずしも的中するとは限らないという意味。

一か八かのイラスト
一か八かいちかばちか

結果はどうなるかわからないが、思い切ってやってみること。

一期一会のイラスト
一期一会いちごいちえ

生涯に一度だけ会うこと。また、生涯に一度限りであること。一生に一度のことと考えてそのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも生涯にただ一度だと考えて常にまことをつくすべきことをいう。 「一期」は仏教の語では人が生まれてから死ぬまでの間の意。

一蓮托生のイラスト
一蓮托生いちれんたくしょう

①物事の善悪や結果のよしあしにかかわらず、行動や運命をともにすること。 ②仏教で、死後に極楽浄土に往生し、同じ蓮華の上に生まれること。日本の浄土信仰に由来する表現。

一寸先は闇のイラスト
一寸先は闇いっすんさきはやみ

ほんの少し先の未来でさえ、何が起こるかまったく予測できないことのたとえ。

運根鈍のイラスト
運根鈍うんこんどん

成功するには、幸運に恵まれること、根気よく努力を続けること、鈍いほど粘り強く取り組むことが必要だというたとえ。

運否天賦のイラスト
運否天賦うんぷてんぷ

人の運不運は天命によるということ。運命を天にまかせること。

鬼が出るか蛇が出るかのイラスト
鬼が出るか蛇が出るかおにがでるかじゃがでるか

次にどのような事態や運命が待ち構えているのか、まったく予測できないこと。

果報は寝て待てのイラスト
果報は寝て待てかほうはねてまて

幸福の訪れは人の力だけではどうにもならないので、焦らずに時機を待てということ。幸運は自然にやって来るものだから、気長に待つのがよいという教え。

京の夢大阪の夢のイラスト
京の夢大阪の夢きょうのゆめおおさかのゆめ

夢の話をする前に唱える言葉。転じて、夢の中では場所に縛られずさまざまなことを思い描けることや、人それぞれに願いがあること、物事のはかなさなどを表す。

苦しい時の神頼みのイラスト
苦しい時の神頼みくるしいときのかみだのみ

ふだんは神仏を信じない人が、苦しい状況に陥った時だけ、神仏に祈って助けを求めること。転じて、日頃は疎遠にしている人に、困った時だけ助力を求めること。

乾坤一擲のイラスト
乾坤一擲けんこんいってき

運命を賭けて、いちかばちかの大勝負をすること。

事実は小説よりも奇なりのイラスト
事実は小説よりも奇なりじじつはしょうせつよりもきなり

事件など現実に起こる事実のほうが、趣向(しゅこう)を凝らして作られる小説よりも不思議な変化に富んでいて面白いものだということ。

弱肉強食のイラスト
弱肉強食じゃくにくきょうしょく

弱い動物が強い動物に食べられること。転じて、強い者が弱い者を犠牲にしたり、力で支配したりすること。

勝負は時の運のイラスト
勝負は時の運しょうぶはときのうん

勝ち負けは、そのときの運で決まるもので、必ず実力通りになるわけではないということ。

人事を尽くして天命を待つのイラスト
人事を尽くして天命を待つじんじをつくしててんめいをまつ

全力を出し尽くしてやれるだけのことはやったのだから、結果がどうなろうと天の意志に任せるしかないという心境をいったもの。

袖振り合うも多生の縁のイラスト
袖振り合うも多生の縁そでふりあうもたしょうのえん

人とのちょっとしたかかわりも、決して偶然ではなく、深い縁があってのことだから、人には親切にしなさいという教え。

人間万事塞翁が馬のイラスト
人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま

人間の運命や幸不幸は予測できないということのたとえ。

待てば海路の日和ありのイラスト
待てば海路の日和ありまてばかいろのひよりあり

今は思うようにいかなくても、あせらずに待っていれば、良いことはそのうちにやってくるということ。

『運命の変転』の人生・日常生活のことわざ

明日は明日の風が吹くのイラスト
明日は明日の風が吹くあしたはあしたのかぜがふく

今日どんなことがあっても、明日はまた別の成り行きになるので、くよくよ心配しても始まらないということ。先のことを思いわずらいすぎず、気持ちを切り替える考え方を表す。

明日ありと思う心の仇桜のイラスト
明日ありと思う心の仇桜あすありとおもうこころのあだざくら

明日があると思って油断していると、桜がはかなく散るように、時機を失うことになるというたとえ。世の中や命のはかなさをいう。

有為転変は世の習いのイラスト
有為転変は世の習いういてんぺんはよのならい

この世のすべてのものは、とどまることなく移り変わっていくものだということ。

烏頭白くして馬角を生ずのイラスト
烏頭白くして馬角を生ずうとうしろくしてうまつのをしょうず

とうていあり得ないこと、また、あり得ないと思われたことが実際に起こることのたとえ。

埋もれ木に花が咲くのイラスト
埋もれ木に花が咲くうもれぎにはながさく

長い間、不遇や逆境にあった人に、思いがけない幸運が訪れることのたとえ。

老い木に花咲くのイラスト
老い木に花咲くおいきにはなさく

一度衰えたものが、再び勢いを取り戻して栄えることのたとえ。

邯鄲の夢のイラスト
邯鄲の夢かんたんのゆめ

人の世の栄枯盛衰や富貴が、夢のようにはかないことのたとえ。

京の夢大阪の夢のイラスト
京の夢大阪の夢きょうのゆめおおさかのゆめ

夢の話をする前に唱える言葉。転じて、夢の中では場所に縛られずさまざまなことを思い描けることや、人それぞれに願いがあること、物事のはかなさなどを表す。

地獄で仏に会ったようのイラスト
地獄で仏に会ったようじごくでほとけにあったよう

ひどく困っているときや、危ないときに、思いがけない助けに会って喜ぶことのたとえ。

沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありのイラスト
沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありしずむせあればうかぶせあり

人生、落ちぶれることもあれば栄えることもあるということ。 ・人の運命は変わりやすいもので、いま不幸・不運であっても、よいことが待ち受けているかもしれないのでくよくよしないことのたとえ。 はじめにも補足しておきましたように、「瀬」とは古語の意味のほうが理解しやすいでしょう。

七転び八起きのイラスト
七転び八起きななころびやおき

七度転んでも八度起き上がるという意から、何度失敗してもくじけず、そのたびに立ち直って努力すること。人生には浮き沈みが多いことのたとえにも用いる。

山の芋鰻になるのイラスト
山の芋鰻になるやまのいもうなぎになる

山の芋が鰻になるように、あるものが別なものに変化することのたとえ。意外な出世をすることのたとえ。

盧生の夢のイラスト
盧生の夢ろせいのゆめ

人間の一生が短く、栄枯盛衰のはかないことのたとえ。

『幸運・吉事』の人生・日常生活のことわざ

開いた口へ牡丹餅のイラスト
開いた口へ牡丹餅あいたくちへぼたもち

努力もしないのに、思いがけなく幸運がやって来ることのたとえ。

一富士二鷹三茄子のイラスト
一富士二鷹三茄子いちふじにたかさんなすび

初夢に見ると縁起がよいとされるものを、富士、鷹、茄子の順に並べた言葉。新しい年の幸運を願う初夢のことわざ。

一陽来復のイラスト
一陽来復いちようらいふく

①冬至や陰暦十一月のこと。 ②冬が去って春が来ること。また、新年が来ること。 ③悪いことが続いたあと、ようやくよい方向に向かうこと。 「復」を「福」と書き誤らない。

いつも柳の下に泥鰌は居らぬのイラスト
いつも柳の下に泥鰌は居らぬいつもやなぎのしたにどじょうはおらぬ

一度うまくいったからといって、同じ場所や同じ方法で、また同じように幸運を得られるとは限らないというたとえ。

犬も歩けば棒に当たるのイラスト
犬も歩けば棒に当たるいぬもあるけばぼうにあたる

何かをしようとして動くと、思いがけない災難に遭うことがある、また、出歩いたり行動したりするうちに思いがけない幸運に出会うこともあるというたとえ。

陰徳あれば必ず陽報ありのイラスト
陰徳あれば必ず陽報ありいんとくあればかならずようほうあり

人に知られないところでよい行いをしている者には、必ずはっきりとしたよい報いが現れるということ。

有卦に入るのイラスト
有卦に入るうけにいる

幸運にめぐりあって、よいことが続くこと。特に、運が向いて調子のよい状態になること。

埋もれ木に花が咲くのイラスト
埋もれ木に花が咲くうもれぎにはながさく

長い間、不遇や逆境にあった人に、思いがけない幸運が訪れることのたとえ。

思い立ったが吉日のイラスト
思い立ったが吉日おもいたったがきちじつ

何かをしようと決心したら、その日をよい日と考え、すぐに取りかかるのがよいということ。

親の光は七光のイラスト
親の光は七光おやのひかりはななひかり

親の社会的地位や名声が高いと、その影響によって子も大きな恩恵を受けるということ。

禍福は糾える縄の如しのイラスト
禍福は糾える縄の如しかふくはあざなえるなわのごとし

幸福と不幸は、より合わせた縄のように絡み合い、互いに入れ替わりながら訪れるということ。何が災いとなり、何が幸せをもたらすかは簡単には分からないというたとえ。

果報は寝て待てのイラスト
果報は寝て待てかほうはねてまて

幸福の訪れは人の力だけではどうにもならないので、焦らずに時機を待てということ。幸運は自然にやって来るものだから、気長に待つのがよいという教え。

鴨が葱を背負ってくるのイラスト
鴨が葱を背負ってくるかもがねぎをしょってくる

自分にとって好都合な相手が、さらに利益となるものまで持って現れること。物事が思いどおりに運び、願ってもないほど都合がよいことのたとえ。

奇貨居くべしのイラスト
奇貨居くべしきかおくべし

めったにない好機は、逃さずうまく利用すべきであるという意味。もとは、珍しい品物は後の利益のために手元に置いておくべきだという意。

九死に一生を得るのイラスト
九死に一生を得るきゅうしにいっしょうをえる

ほとんど助かる見込みのない危険な状態から、かろうじて命が助かること。

好機逸すべからずのイラスト
好機逸すべからずこうきいっすべからず

チャンスはそう多くあるものではないので、めぐってきた好機は逃してはいけないというたとえ。

三度目の正直のイラスト
三度目の正直さんどめのしょうじき

一度目や二度目では思い通りにならないことも、三度目にはうまくいくものだということ。 三回目の挑戦をするときにも使う。

地獄で仏に会ったようのイラスト
地獄で仏に会ったようじごくでほとけにあったよう

ひどく困っているときや、危ないときに、思いがけない助けに会って喜ぶことのたとえ。

捨てる神あれば拾う神ありのイラスト
捨てる神あれば拾う神ありすてるかみあればひろうかみあり

一方で見捨てる人がいるかと思うと、他方で救ってくれる人がいる。世間は広く、世の中はさまざまだから、くよくよすることはない。

千載一遇のイラスト
千載一遇せんざいいちぐう

めったに巡ってこない、またとない絶好の機会。

大吉は凶に還るのイラスト
大吉は凶に還るだいきちはきょうにかえる

易の卦から出たことばで、吉が過ぎれば凶にかえり良いことばかり続かない。幸運はほどほどが良いということ。

棚から牡丹餅のイラスト
棚から牡丹餅たなからぼたもち

思いがけない幸運を得ること。また、苦労せずによいものを得ることのたとえ。

情けは人の為ならずのイラスト
情けは人の為ならずなさけはひとのためならず

人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、めぐりめぐって自分にもよい報いとなって返ってくるということ。 「情けをかけると、その人のためにならない」という意味ではありません。「人のためだけではなく、やがて自分のためにもなる」という意味です。

残り物には福があるのイラスト
残り物には福があるのこりものにはふくがある

誰かが取り残した物の中や、最後に残った物の中には、思いがけなく価値のある物が残っているという意味。 何かの順番が最後になってしまった人を慰めたり、我先にと競う人を戒める時などにも使われます。人を押しのける欲深い人よりも、欲を出さない思慮深い人にこそ幸福がやってくるという教えですね。

待てば海路の日和ありのイラスト
待てば海路の日和ありまてばかいろのひよりあり

今は思うようにいかなくても、あせらずに待っていれば、良いことはそのうちにやってくるということ。

盲亀の浮木のイラスト
盲亀の浮木もうきのふぼく

会うことがきわめて難しいたとえ。めったにないこと。

勿怪の幸いのイラスト
勿怪の幸いもっけのさいわい

想像も出来ないことから災いが福に転じることや、思いもしなかったような幸せが転がり込んでくるさまを表す言葉。 「勿怪」とは、思いがけないこと、または意外なこと。

柳の下にいつも泥鰌はいないのイラスト
柳の下にいつも泥鰌はいないやなぎのしたにいつもどじょうはいない

一度柳の下でたまたま泥鰌をとったからといって、同じ柳の下でまた見つかるとは限らない。同じように、一度うまいことがあって味をしめても、同じようなことは何度も起こらないという意味。

柳の下の泥鰌のイラスト
柳の下の泥鰌やなぎのしたのどじょう

一度うまいことがあって味をしめても、同じようなことは何度も起こらないという意味。

夢は逆夢のイラスト
夢は逆夢ゆめはさかゆめ

実際に起こることとは逆のことが夢に現れるものだという意味。悪い夢を見た時の気休めに使うことば。 よい夢を見た場合は「夢は正夢」という言葉を使い、夢でみたことは現実になるという意味で使う。

禍を転じて福と為すのイラスト
禍を転じて福と為すわざわいをてんじてふくとなす

身にふりかかる災難を活用して、自分に役立つものとして利用するさま。不幸なことが一転して幸福に転じるさま。 「禍」=災い。「転じて」=方向や状態を変えて。「なす」=そのような結果にする。

渡りに船のイラスト
渡りに船わたりにふね

必要なものや望んでいた条件が、ちょうどよいときにそろって好都合なこと。困っているときに助けが得られる場合にも使います。

笑う門には福来たるのイラスト
笑う門には福来たるわらうかどにはふくきたる

いつも笑いの絶えない明るい家庭には、自然と幸福が訪れるというたとえ。

『不運・災難・凶事』の人生・日常生活のことわざ

秋の鹿は笛に寄るのイラスト
秋の鹿は笛に寄るあきのしかはふえによる

恋や強い欲のために自分から危険へ近づき、身を損なうことのたとえ。また、弱みにつけ込まれて利用されやすいことのたとえ。

悪因悪果のイラスト
悪因悪果あくいんあっか

悪い行いは悪い結果や報いを招く、ということ。仏教の因果の考え方に由来する。

悪銭身につかずのイラスト
悪銭身につかずあくせんみにつかず

不正なやり方で得た金や、働かずに得た金は、結局は自分のためにならず、すぐに失いやすいということ。

阿鼻叫喚のイラスト
阿鼻叫喚あびきょうかん

きわめて悲惨な状況に陥り、人々が苦しみや恐怖のために泣き叫び、混乱するさま。

嵐の前の静けさのイラスト
嵐の前の静けさあらしのまえのしずけさ

暴風雨が来る前に一時あたりが静まり返ることから、変事や騒動が起こる直前に訪れる不気味な静けさ。

痛む上に塩を塗るのイラスト
痛む上に塩を塗るいたむうえにしおをぬる

悪いことの上に、さらに悪いことが起こって、つらさが増すことのたとえ。痛い傷口に塩を塗れば、しみていっそう痛くなることからいう。

一度あることは二度あるのイラスト
一度あることは二度あるいちどあることはにどある

物事が一度起こると、同じようなことが続いて起こるということ。繰り返し起こりそうな出来事に注意を促す言葉。

一難去ってまた一難のイラスト
一難去ってまた一難いちなんさってまたいちなん

一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。災難が次々と襲ってくること。

一葉落ちて天下の秋を知るのイラスト
一葉落ちて天下の秋を知るいちようおちててんかのあきをしる

わずかな現象や前触れを見て、物事の大勢や将来の大きな動きを予知することのたとえ。

犬も歩けば棒に当たるのイラスト
犬も歩けば棒に当たるいぬもあるけばぼうにあたる

何かをしようとして動くと、思いがけない災難に遭うことがある、また、出歩いたり行動したりするうちに思いがけない幸運に出会うこともあるというたとえ。

因果応報のイラスト
因果応報いんがおうほう

仏教で、過去や前世の善悪の行いに応じて、それぞれ善悪の報いを受けるという考え方。現在では、悪い行いの報いを受ける意味で使うことが多い。

遠慮なければ近憂ありのイラスト
遠慮なければ近憂ありえんりょなければきんゆうあり

遠い将来のことを考えず、目先のことばかりに気を取られていると、必ず急な心配事が起こるということ。

禍福は糾える縄の如しのイラスト
禍福は糾える縄の如しかふくはあざなえるなわのごとし

幸福と不幸は、より合わせた縄のように絡み合い、互いに入れ替わりながら訪れるということ。何が災いとなり、何が幸せをもたらすかは簡単には分からないというたとえ。

雉も鳴かずば撃たれまいのイラスト
雉も鳴かずば撃たれまいきじもなかずばうたれまい

余計なことを言わなければ、災いを招かずにすむことのたとえ。不用意な発言によって、自分から不利益や面倒を招く場合に用いる。

痛む上に塩を塗るのイラスト
痛む上に塩を塗るいたむうえにしおをぬる

悪いことの上に、さらに悪いことが起こって、つらさが増すことのたとえ。痛い傷口に塩を塗れば、しみていっそう痛くなることからいう。

昨日は人の身、今日は我が身のイラスト
昨日は人の身、今日は我が身きのうはひとのみきょうはわがみ

他人にふりかかった災難や不幸が、いつ自分にもふりかかるかわからないこと。人の運命や身の上は予測しがたいというたとえ。

草を打って蛇を驚かすのイラスト
草を打って蛇を驚かすくさをうってへびをおどろかす

ある人を懲らしめることで、それと関係する別の人を戒めること。また、何気なくしたことが思いがけない結果を生むこと。

蛇の口裂けのイラスト
蛇の口裂けくちなわのくちさけ

欲が深すぎるために、かえって災いを招き、自分の身を滅ぼすことのたとえ。

口は禍の門のイラスト
口は禍の門くちはわざわいのかど

不用意に口にした言葉が災難を招くことがあるため、発言は慎むべきだという戒め。

口は災いの元のイラスト
口は災いの元くちはわざわいのもと

不用意に口にした言葉が、自分に災難を招く原因になること。言葉は慎むべきだという戒め。

苦しい時の神頼みのイラスト
苦しい時の神頼みくるしいときのかみだのみ

ふだんは神仏を信じない人が、苦しい状況に陥った時だけ、神仏に祈って助けを求めること。転じて、日頃は疎遠にしている人に、困った時だけ助力を求めること。

好事魔多しのイラスト
好事魔多しこうじまおおし

よいこと、うまくいきそうなことには、とかく邪魔がはいりやすいものである。

触らぬ神に祟りなしのイラスト
触らぬ神に祟りなしさわらぬかみにたたりなし

よけいな物事に関係しなければ、わざわざ禍を招くこともないということ。 「祟り」というのは、神様に対して悪いことをしてしまったときに受ける災いのこと。

自業自得のイラスト
自業自得じごうじとく

自分の行いの結果を、自分自身が受けること。もとは仏教の言葉で、善い行いと悪い行いの両方を含むが、現在では悪い結果を招いた場合によく使われる。

自縄自縛のイラスト
自縄自縛じじょうじばく

自分の言ったことやしたことが自分を縛りつけ、自由に振舞えずに苦しむこと。

地震雷火事親父のイラスト
地震雷火事親父じしんかみなりかじおやじ

世の中でとくに恐ろしいものを並べた言い方。地震、雷、火事に、昔の家で強い権威をもった親父を加えていう。

舌は禍の根のイラスト
舌は禍の根したはわざわいのね

ことばはわざわいを招くもと、不用意に発することばやおしゃべりはなるべく慎(つつし)めということ。

疾風に勁草を知るのイラスト
疾風に勁草を知るしっぷうにけいそうをしる

苦難にあってはじめて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかるということ。

白羽の矢が立つのイラスト
白羽の矢が立つしらはのやがたつ

多くの人の中から特別に選び出されること。 よいことにも悪いことにも使われる。

捨てる神あれば拾う神ありのイラスト
捨てる神あれば拾う神ありすてるかみあればひろうかみあり

一方で見捨てる人がいるかと思うと、他方で救ってくれる人がいる。世間は広く、世の中はさまざまだから、くよくよすることはない。

青天の霹靂のイラスト
青天の霹靂せいてんのへきれき

予想しなかったようなことが、急におこること。

前門の虎、後門の狼のイラスト
前門の虎、後門の狼ぜんもんのとらこうもんのおおかみ

困ったことや、災難から逃れることができたと思ったら、また困ったことや災難にあうというたとえ。

宋襄の仁のイラスト
宋襄の仁そうじょうのじん

無用なあわれみをかけること。 また、不要なあわれみをかけたことで、ひどい目にあうこと。

そうは問屋が卸さないのイラスト
そうは問屋が卸さないそうはとんやがおろさない

そう簡単に相手の望みには、応じられないということ。 また、世の中はそれほど自分の思い通りにはならないというたとえ。

対岸の火事のイラスト
対岸の火事たいがんのかじ

他の人には大きな問題でも、自分には関係がなく、困ることもないと感じることのたとえ。

大吉は凶に還るのイラスト
大吉は凶に還るだいきちはきょうにかえる

易の卦から出たことばで、吉が過ぎれば凶にかえり良いことばかり続かない。幸運はほどほどが良いということ。

月に叢雲、花に風のイラスト
月に叢雲、花に風つきにむらくもはなにかぜ

好事には、とかく障害の多いことのたとえ。

轍鮒の急のイラスト
轍鮒の急てっぷのきゅう

さし迫った危険・困窮。

天災は忘れた頃にやってくるのイラスト
天災は忘れた頃にやってくるてんさいはわすれたころにやってくる

自然災害は、その恐ろしさや以前の被害を忘れた頃にまた起こるものであるので、注意欠かさず備えをすべきという事。

天に唾するのイラスト
天に唾するてんにつばする

人に向かって何か害を与えようとすると、かえって自分が被害を受けるという事。

飛んで火に入る夏の虫のイラスト
飛んで火に入る夏の虫とんでひにいるなつのむし

明るさにひかれて火へ飛びこむ夏の虫のように、自分から進んで災いや危険の中に入り、身を滅ぼすことのたとえ。

泣きっ面に蜂のイラスト
泣きっ面に蜂なきっつらにはち

悪いことや不幸が重なること。すでにつらい目にあっているところへ、さらに困ったことが加わること。

二度あることは三度あるのイラスト
二度あることは三度あるにどあることはさんどある

同じようなことが二度続けて起こると、もう一度繰り返されやすいということ。特に、よくないことが続いたとき、三度目に備えて用心せよという戒め。

八方塞がりのイラスト
八方塞がりはっぽうふさがり

「八方」は東、西、南、北、北東、南東、南西、北西であらゆる方角の意味。占いでどの方角に行くのも凶と出たように、困難を打開する方法がどこにも見いだせない状態。頼る所がなく、途方に暮れていること。

花に嵐のイラスト
花に嵐はなにあらし

桜の花が満開になったと思うと強い風が吹いて散らしてしまう。このように、よいことには邪魔が入って、うまくいかないのが人生だということ。

人を呪わば穴二つのイラスト
人を呪わば穴二つひとをのろわばあなふたつ

他人を呪い殺して墓穴に入れようとする者は、自分も同じ目に遭ってもう一つの墓穴に入るようになる。他人の不幸を願えば自分も不幸になるという戒め。

踏んだり蹴ったりのイラスト
踏んだり蹴ったりふんだりけったり

重ね重ねひどい目にあう事。また、何度もひどい目にあう事。

身から出た錆のイラスト
身から出た錆みからでたさび

自分でした悪い言動が原因で、苦しんだり、ひどい目にあったりすることのたとえ。 自分の悪いおこないのために、自分が苦しむこと。

物言えば唇寒し秋の風のイラスト
物言えば唇寒し秋の風ものいえばくちびるさむしあきのかぜ

人の欠点、短所などの悪口やよけいなことを言うと、災いをまねくことが多いということ。

藪蛇のイラスト
藪蛇やぶへび

余計な手出しをしてかえって災いを招くたとえ。

藪をつついて蛇を出すのイラスト
藪をつついて蛇を出すやぶをつついてへびをだす

余計なことをしたせいで、自分に災難がふりかかることのたとえ。

欲の熊鷹股裂くるのイラスト
欲の熊鷹股裂くるよくのくまたかまたさくる

欲が深ければ禍を受けることのたとえ。 「欲の熊鷹股から裂ける」ともいう。

弱り目に祟り目のイラスト
弱り目に祟り目よわりめにたたりめ

困っているときに、さらに困ったことが重なっておきること。

禍を転じて福と為すのイラスト
禍を転じて福と為すわざわいをてんじてふくとなす

身にふりかかる災難を活用して、自分に役立つものとして利用するさま。不幸なことが一転して幸福に転じるさま。 「禍」=災い。「転じて」=方向や状態を変えて。「なす」=そのような結果にする。

『世の儚さ』の人生・日常生活のことわざ

会うは別れの始めのイラスト
会うは別れの始めあうはわかれのはじめ

人と人とが出会えば、いつかは必ず別れる時が来るということ。出会いの中に、すでに別れの始まりがあるとして、人生の無常を表す。

朝顔の花一時のイラスト
朝顔の花一時あさがおのはなひととき

物事の栄えや美しさが長く続かず、すぐに衰えることのたとえ。はかない栄えのたとえ。

明日ありと思う心の仇桜のイラスト
明日ありと思う心の仇桜あすありとおもうこころのあだざくら

明日があると思って油断していると、桜がはかなく散るように、時機を失うことになるというたとえ。世の中や命のはかなさをいう。

有為転変は世の習いのイラスト
有為転変は世の習いういてんぺんはよのならい

この世のすべてのものは、とどまることなく移り変わっていくものだということ。

会者定離のイラスト
会者定離えしゃじょうり

出会った者は、いつか必ず別れる運命にあるということ。 世の無常をいったことば。会うは別れの始め。 『平家物語』の「生者必滅、会者定離は浮世の習い」が有名。 「会」を「かい」、「定」を「てい」と読み誤らないようにしましょう。

邯鄲の夢のイラスト
邯鄲の夢かんたんのゆめ

人の世の栄枯盛衰や富貴が、夢のようにはかないことのたとえ。

槿花一日の栄のイラスト
槿花一日の栄きんかいちじつのえい

栄華や盛んな勢いが長続きせず、はかなく終わることのたとえ。つかの間の繁栄。

芸術は長く人生は短しのイラスト
芸術は長く人生は短しげいじゅつはながくじんせいはみじかし

人の命は短くはかないものであるが、すぐれた芸術作品は永遠の生命を保っている。

胡蝶の夢のイラスト
胡蝶の夢こちょうのゆめ

人生のむなしいたとえ。夢、また、万物一体、主客不分の境をいう。

盛者必衰のイラスト
盛者必衰じょうしゃひっすい

この世は無常であり、どんなに勢いがあって栄えている人や勢力も、いつかは必ず衰えるということ。

諸行無常のイラスト
諸行無常しょぎょうむじょう

この世に存在するものはすべて、姿形や本質は常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないということ。永久不変なものなどないということ。

人生朝露の如しのイラスト
人生朝露の如しじんせいちょうろのごとし

朝日がさすとたちまち消えてしまう露のように、人の一生ははかないものだということ。

滄海の一粟のイラスト
滄海の一粟そうかいのいちぞく

広大なものの中の極めて小さいもの。宇宙における人間の存在のはかないことにいう。

月に叢雲、花に風のイラスト
月に叢雲、花に風つきにむらくもはなにかぜ

好事には、とかく障害の多いことのたとえ。

盧生の夢のイラスト
盧生の夢ろせいのゆめ

人間の一生が短く、栄枯盛衰のはかないことのたとえ。

『政治・支配・権力』の人生・日常生活のことわざ

悪法もまた法なりのイラスト
悪法もまた法なりあくほうもまたほうなり

どれほど内容のよくない法律でも、正式に法として効力をもつかぎり、従うべきものとする考え。廃止や改正がないうちは守らねばならない、という立場を表す。

飴と鞭のイラスト
飴と鞭あめとむち

甘い扱いや利益を与える一方で、厳しい罰や締めつけも用い、人を従わせたり動かしたりすること。

石が流れて木の葉が沈むのイラスト
石が流れて木の葉が沈むいしがながれてこのはがしずむ

物事が道理とは逆になっていることのたとえ。重い石が流れ、軽い木の葉が沈むように、本来あるべき筋道がくつがえることを表す。

一馬の奔る、一毛の動かざるは無しのイラスト
一馬の奔る、一毛の動かざるは無しいちばのはしる、いちもうのうごかざるはなし

中心となる人や主な者が行動を起こすと、それに関わる人々や物事も一斉に動き出すことのたとえ。

一視同仁のイラスト
一視同仁いっしどうじん

全てを平等に慈しみ差別しないこと。えこひいきがなく、だれかれの区別なく同じように人を遇すること。身分、出身、敵味方などにもかかわらず、どんな人でも平等に慈しみ、禽獣にも区別なく接すること。

一将功成りて万骨枯るのイラスト
一将功成りて万骨枯るいっしょうこうなりてばんこつかる

一人の将軍や指導者が功績を上げる陰には、多くの人の犠牲や苦労があるということ。成功者だけが名誉を得ることを嘆き、戒める言葉。

色男金と力はなかりけりのイラスト
色男金と力はなかりけりいろおとこかねとちからはなかりけり

女に好かれるような美男子には、とかく金と腕力がないという意味。色男を少しからかっていう言葉。

烏合の衆のイラスト
烏合の衆うごうのしゅう

規律も統一もなく、ただ寄り集まっているだけの人々や軍勢のたとえ。

馬を牛と言うのイラスト
馬を牛と言ううまをうしという

権威や勢いを利用して、明らかな誤りを無理に押し通すことのたとえ。また、人の心中をすばやく推測することのたとえ。

英雄色を好むのイラスト
英雄色を好むえいゆういろをこのむ

優れた働きをする男は、何事にも精力的であるため、女性関係にも強い関心を示す傾向があるということ。

遠交近攻のイラスト
遠交近攻えんこうきんこう

遠国と親交を結び近国を攻略する外交政策。 遠い国と手を結び、背後から牽制(けんせい)させながら近い国を攻める策。 遠い国は最後に攻めるという策略。

親方日の丸のイラスト
親方日の丸おやかたひのまる

国や自治体が後ろ盾となり、経営が行き詰まっても救済されるだろうと安心して、仕事や経営が安易になりやすい状態を皮肉る言葉。

親子は一世、夫婦は二世、主従は三世のイラスト
親子は一世、夫婦は二世、主従は三世おやこはいっせ、ふうふはにせ、しゅじゅうはさんぜ

親子の縁は現世だけ、夫婦の縁は現世から来世まで、主従の縁は前世・現世・来世にわたるほど深いということ。

苛政は虎よりも猛しのイラスト
苛政は虎よりも猛しかせいはとらよりもたけし

苛酷な政治が人々に与える害は、虎に襲われる害よりもひどいということ。悪政を戒める言葉。

合従連衡のイラスト
合従連衡がっしょうれんこう

その時の利害に従って、結びついたり離れたりすること。また、その時勢を察して、巧みにはかりごとをめぐらす政策、特に外交政策のこと。もとは中国戦国時代、蘇秦そしんの合従策と張儀の連衡策のことをいう。 「従」は縦の意。「衡」は横の意。

鼎の軽重を問うのイラスト
鼎の軽重を問うかなえのけいちょうをとう

ある人の地位を奪おうとすることのたとえ。また、ある人がその地位にふさわしい能力や、地位そのものの価値を疑うことのたとえ。

軌を一にするのイラスト
軌を一にするきをいつにする

行き方、やり方、立場、方向などを同じくする。また、古くは国家が統一され、世の中の秩序が整うことを表す。

鶏口牛後のイラスト
鶏口牛後けいこうぎゅうご

大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。「寧ろ鶏口と為るも、牛後と為る無かれ」の略。「鶏口」は鶏の口(くちばし)。弱小なものの首長のたとえ。「牛後」は牛の尻。強大なものに隷属する者のたとえ。

鶏口となるも牛後となるなかれのイラスト
鶏口となるも牛後となるなかれけいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ

大きな集団の中で人に従属するよりも、小さな集団であっても自分が中心となって働くほうがよい、というたとえ。もとは、強大な秦に従属するよりも、独立した韓の王であることを選ぶよう説く場面で使われた言葉。 「鶏口(けいこう)」とは、鶏の口のことで、小さな組織というたとえ。 「牛後(ぎゅうご)」とは、牛の肛門のことで、強大な者に使われる者のたとえ。

逆鱗に触れるのイラスト
逆鱗に触れるげきりんにふれる

目上の人を激しく怒らせてしまうこと。

後塵を拝するのイラスト
後塵を拝するこうじんをはいする

人に先を越されて、おくれを取ることのたとえ。 また、人のあとにつき従うこと。

狡兎死して走狗烹らるのイラスト
狡兎死して走狗烹らるこうとししてそうくにらる

兎(うさぎ)が捕まって死んでしまえば、猟犬もいらなくなって煮て食われてしまう。必要なときにはよく使われるが、いらなくなると簡単に捨てられてしまうことのたとえ。 「狡兎(こうと)」は、すばしこいうさぎ。「走狗(そうく)」は、よく走る猟犬。

五風十雨のイラスト
五風十雨ごふうじゅうう

天気や気候が順調で農作物の生育に理想的な気候である様子。 転じて、世の中が平和で穏やかな状態であることのたとえ。

尸位素餐のイラスト
尸位素餐しいそさん

ある地位にありながら職責を果たさず、無駄に禄をもらっていること。また、その人。 禄とは、武士の給与のこと。

鹿を指して馬と為すのイラスト
鹿を指して馬と為すしかをさしてうまとなす

人を欺き愚弄することにいう。また、間違ったことを強引に押し通すこと。白を黒と言い張ること。

死せる孔明、生ける仲達を走らすのイラスト
死せる孔明、生ける仲達を走らすしせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす

亡くなったあとでも、生前のままの威力が保たれていて、生きている者を恐れ、震え上がらせることのたとえ。

死馬の骨を買うのイラスト
死馬の骨を買うしばのほねをかう

とりあえず手はじめに平凡な人を優遇しておくと、それを伝え聞いた優秀な人がおのずと集まってくるということ。

秋霜烈日のイラスト
秋霜烈日しゅうそうれつじつ

①刑罰や権威、節操、意志などが厳しいこと。また、厳かなこと。 ②日本における検察官記章(バッジ)のデザインに対する呼称。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よのイラスト
将を射んと欲すれば先ず馬を射よしょうをいんとほっすればまずうまをいよ

大きな目標を達成するためには、周辺のものから手にいれることが先決だというたとえ。相手を説得するためには、相手が信頼している人を先に説得するべきだということ。 「将」とは、敵の大将のこと。

治に居て乱を忘れずのイラスト
治に居て乱を忘れずちにいてらんをわすれず

太平の世にあっても乱世となった場合の準備を忘れない。いつでも万一の時の用意を怠らないこと。

朝令暮改のイラスト
朝令暮改ちょうれいぼかい

朝に出した命令を夕方にはもう変えること。転じて、命令や方針が短い間に何度も変わり、一定しないこと。

鶴の一声のイラスト
鶴の一声すずめのせんこえつるのひとこえ

小さな雀が群がって鳴き騒ぐよりも、鶴が一声鳴くほうが威厳があって優れているという意味で、大勢で議論してまとまらなかったことが実力者・権威者の一言で決まることのたとえ。

伝家の宝刀のイラスト
伝家の宝刀でんかのほうとう

いよいよという時以外にはみだりに使用しない、とっておきの物・手段など。

毒をもって毒を制すのイラスト
毒をもって毒を制すどくをもってどくをせいす

この場合の毒とは、悪やそれらに関わるものを指し、悪事には悪事を、悪人には悪人を利用してそれらを滅することを意味する。

鳥なき里の蝙蝠のイラスト
鳥なき里の蝙蝠とりなきさとのこうもり

本当にその分野の優れた人がいないところでは、少し詳しいだけであたかもその分野の専門家のように威張り、偉そうにする人を意味する。

泣く子と地頭には勝てぬのイラスト
泣く子と地頭には勝てぬなくことじとうにはかてぬ

自己中心的でわがままな者や自分よりも身分が上の者、権力者には逆立ちしても勝てることはできないので、無茶なことを言われようとも逆らうことなく、相手に従う手段しかないという意味。

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いんのイラスト
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いんにわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん

小さなことを処理するのに、大人物や大きな道具の必要はない。 「牛刀」は、牛を解体するときに使われる包丁のこと。 「焉んぞ」は、「どうして」の意味で「なんぞ」とも読む。

人を射んとせば先ず馬を射よのイラスト
人を射んとせば先ず馬を射よひとをいんとせばまずうまをいよ

敵将を討ち取ろうと思ったら、まずその敵将の乗っている馬を射倒せということで、目標に直接ぶつからずに周囲から攻略するほうが効果的だという意味。

百鬼夜行のイラスト
百鬼夜行ひゃっきやこう

悪人どもが時を得て、勝手に振る舞うこと。また、多くの人が怪しく醜い行為をすること。

真綿で首を絞めるのイラスト
真綿で首を絞めるまわたでくびをしめる

一挙に核心を突くのではなく、時間をかけてじわじわと責めることのたとえ。

三日天下のイラスト
三日天下みっかてんか

権力を握っている期間が、きわめて短いことの形容。

勇将の下に弱卒なしのイラスト
勇将の下に弱卒なしゆうしょうのもとにじゃくそつなし

「弱卒」とは、弱い兵士。頼りにならない部下の意味。大将が強くて勇ましければ、従う兵士もまた自然と勇敢だということ。指揮する者が優れていれば、部下も優れた働きをするたとえ。

綸言汗の如しのイラスト
綸言汗の如しりんげんあせのごとし

一度口にした君主の言は取り消すことができない。

『正義』の人生・日常生活のことわざ

悪に強ければ善にも強しのイラスト
悪に強ければ善にも強しあくにつよければぜんにもつよし

大きな悪事に走るほど気の強い者は、ひとたび心を入れかえると、かえって強く善を行うようになるということ。

石が流れて木の葉が沈むのイラスト
石が流れて木の葉が沈むいしがながれてこのはがしずむ

物事が道理とは逆になっていることのたとえ。重い石が流れ、軽い木の葉が沈むように、本来あるべき筋道がくつがえることを表す。

陰徳あれば必ず陽報ありのイラスト
陰徳あれば必ず陽報ありいんとくあればかならずようほうあり

人に知られないところでよい行いをしている者には、必ずはっきりとしたよい報いが現れるということ。

勝てば官軍、負ければ賊軍のイラスト
勝てば官軍、負ければ賊軍かてばかんぐん、まければぞくぐん

戦いに勝ったほうが正義とされ、負けたほうが不義とされること。道理がどうであれ、強い者・勝った者の言い分が通りやすいというたとえ。

義を見てせざるは勇無きなりのイラスト
義を見てせざるは勇無きなりぎをみてせざるはゆうなきなり

人として行うべき正しいことを知りながら実行しないのは、勇気がないということ。

正直の頭に神宿るのイラスト
正直の頭に神宿るしょうじきのこうべにかみやどる

何事においても正直に振る舞う者には神の加護があるということ。

正直者が馬鹿を見るのイラスト
正直者が馬鹿を見るしょうじきものがばかをみる

ずる賢く立ち回る人が得をする一方で、正直に規則を守り、誠実に行動する人がかえって損をすること。正しい行動が報われない世の中の不公平さや矛盾を嘆いたり、批判したりするときに使う。正直に生きること自体を否定する言葉ではない。

青天白日のイラスト
青天白日せいてんはくじつ

よく晴れている空模様 ・心の中に何も隠していない、後ろ暗いところのないこと ・無罪であることが明らかになること

大道廃れて仁義ありのイラスト
大道廃れて仁義ありだいどうすたれてじんぎあり

世の中の秩序が乱れてたことによって、本来ならば説く必要のない「仁(じん)」や「義(ぎ)」について説く必要が生まれたということ。

鷹は飢えても穂を摘まずのイラスト
鷹は飢えても穂を摘まずたかはうえてもほをつまず

節操のある人は、どんなに貧窮したとしても、不正な金品を受け取ったりしないということ。 道義に外れるようなことは、断じてしないということ。

泥中の蓮のイラスト
泥中の蓮でいちゅうのはす

けがれた境遇にあってもこれに染まらず、清らかさを保つことのたとえ。

無理が通れば道理引っ込むのイラスト
無理が通れば道理引っ込むむりがとおればどうりひっこむ

世の中で、まちがったことが堂々と行われれば、すじの通った正しいことは行われなくなるということ。 道理を主張しても聞き入れられない場合は、引っ込んでいるほうが身の安全だということを意味しているとの説もあります。

『不正・悪事』の人生・日常生活のことわざ

悪事千里を行くのイラスト
悪事千里を行くあくじせんりをはしる

悪い行いや悪い評判は、たちまち世間に知れ渡るということ。

悪銭身につかずのイラスト
悪銭身につかずあくせんみにつかず

不正なやり方で得た金や、働かずに得た金は、結局は自分のためにならず、すぐに失いやすいということ。

悪に強ければ善にも強しのイラスト
悪に強ければ善にも強しあくにつよければぜんにもつよし

大きな悪事に走るほど気の強い者は、ひとたび心を入れかえると、かえって強く善を行うようになるということ。

阿漕が浦に引く網のイラスト
阿漕が浦に引く網あこぎがうらにひくあみ

人に隠れてしたことや、秘密にしていたことも、何度もくり返せば、ついには人に知られてしまうことのたとえ。

頭隠して尻隠さずのイラスト
頭隠して尻隠さずあたまかくしてしりかくさず

悪事や欠点の一部だけを隠して、全部を隠したつもりでいる愚かさをあざける言葉。肝心なところや証拠が見えていて、すぐに露見するさまをたとえる。

危ない橋を渡るのイラスト
危ない橋を渡るあぶないはしをわたる

危険な手段をとること。特に、危険だと分かっていながら、法律や規則に触れるような行為を行うこと。

行き掛けの駄賃のイラスト
行き掛けの駄賃ゆきがけのだちん

本来の用事のついでに、ほかのこともして少し得をすること。転じて、あることをするついでに別のこともすること。

一網打尽のイラスト
一網打尽いちもうだじん

ひとまとめに捕まえること。多くは悪人や犯罪集団などに用いる。すべて捕らえるという意味で使用される。

嘘つきは泥棒の始まりのイラスト
嘘つきは泥棒の始まりうそつきはどろぼうのはじまり

平気で嘘をつく者は、やがて盗みも平気でするようになるという戒め。嘘をつくことは、さらに大きな悪事へ進む第一歩だということ。

小人閑居して不善をなすのイラスト
小人閑居して不善をなすしょうじんかんきょしてふぜんをなす

器量の小さい人は暇でいると、つい、よくないことをする。

脛に傷持つのイラスト
脛に傷持つすねにきずもつ

隠しておきたい、やましいことがある。

罪を憎んで人を憎まずのイラスト
罪を憎んで人を憎まずつみをにくんでひとをにくまず

犯した罪は罪として憎むべきものだが、その罪を犯した人までも憎んではならない。

天知る地知る我知る人知るのイラスト
天知る地知る我知る人知るてんしるちしるわれしるひとしる

誰も知るまいと思っても、天地の神々も私も君も知っている。隠し事は必ず露頭するものであるということ。四知。

天罰覿面のイラスト
天罰覿面てんばつてきめん

悪事を働いた報いとして、天が罰を下したかのように、その結果がすぐに現れること。

天網恢恢疎にして漏らさずのイラスト
天網恢恢疎にして漏らさずてんもうかいかいそにしてもらさず

天は正しく人を見ているので、悪事を働いたものは、天罰を逃れることは決してできないということ。

毒を食らわば皿までのイラスト
毒を食らわば皿までどくをくらわばさらまで

一度悪事に手を出したのならばどこで終わっても悪事は悪事のため、それならばいっそうの事開き直って、悪いことをやり続けること。また、一度面倒なことに関わったら、関わり続けるということ。

毒をもって毒を制すのイラスト
毒をもって毒を制すどくをもってどくをせいす

この場合の毒とは、悪やそれらに関わるものを指し、悪事には悪事を、悪人には悪人を利用してそれらを滅することを意味する。

盗人猛々しいのイラスト
盗人猛々しいぬすびとたけだけしい

盗みや悪事を働いておきながら、ずぶとく平然としているさま。また、盗みや悪事を見咎められて居直ったり、逆に食ってかかることをいう。 「猛々しい」は、「ずうずうしい」の意味。

盗人にも三分の理のイラスト
盗人にも三分の理ぬすびとにもさんぶのり

盗人が盗みを働くにもそれなりの理屈があるということ。どんなことでも理屈がこじつけられるたとえ。

濡れ衣を着せるのイラスト
濡れ衣を着せるぬれぎぬをきせる

「濡れ衣」とは濡れた衣服のことで、「無実の罪」の比喩表現。無実の罪を負わされること。また、根も葉もないうわさ、とくに浮き名を立てられること。

濡れぬ先こそ露をも厭えのイラスト
濡れぬ先こそ露をも厭えぬれぬさきこそつゆをもいとえ

濡れないうちは露に濡れるのさえ嫌なものだが、いったん濡れてしまうとどんなに濡れても気にならなくなるということ。過ちを一度犯すと、何度繰り返しても平気になる、またはもっとひどいことを平気でするようになるというたとえ。

馬脚を現すのイラスト
馬脚を現すばきゃくをあらわす

包み隠していたことがあらわれる。化けの皮が剥がれる。ぼろを出す。

化けの皮が剥がれるのイラスト
化けの皮が剥がれるばけのかわがはがれる

隠していた正体や素性、あるいは物事の真相などが露見してしまうこと。悪事があらわになるといった悪い意味で用いられる。

無理が通れば道理引っ込むのイラスト
無理が通れば道理引っ込むむりがとおればどうりひっこむ

世の中で、まちがったことが堂々と行われれば、すじの通った正しいことは行われなくなるということ。 道理を主張しても聞き入れられない場合は、引っ込んでいるほうが身の安全だということを意味しているとの説もあります。

『信仰・教え』の人生・日常生活のことわざ

荒馬の轡は前からのイラスト
荒馬の轡は前からあらうまのくつわはまえから

困難な問題や扱いにくい相手には、小細工をせず、逃げずに正面から堂々と向き合うのがよいというたとえ。

以心伝心のイラスト
以心伝心いしんでんしん

言葉を交わさなくても、互いの気持ちや考えが自然に通じ合うこと。もとは、仏教の教えを言葉や文字によらず心から心へ伝えることを表した。 ”意心伝心”や”異心伝心”と書くのは間違い!

鰯の頭も信心からのイラスト
鰯の頭も信心からいわしのあたまもしんじんから

鰯の頭のようにつまらないものでも、信じる人には尊くありがたいものに思われるということ。物事をかたくなに信じる人を、皮肉っていう場合にも用いる。

苦しい時の神頼みのイラスト
苦しい時の神頼みくるしいときのかみだのみ

ふだんは神仏を信じない人が、苦しい状況に陥った時だけ、神仏に祈って助けを求めること。転じて、日頃は疎遠にしている人に、困った時だけ助力を求めること。

剛毅木訥仁に近しのイラスト
剛毅木訥仁に近しごうきぼくとつじんにちかし

心が強くしっかりしていて、無口で飾り気がないこと。 「剛毅」は、心が強く屈しないこと。「木訥」は、飾り気がなくて無口なこと。無骨で口才がないこと。

恒産なくして恒心なしのイラスト
恒産なくして恒心なしこうさんなきものはこうしんなし

安定した財産や仕事を持っていないと心も安定しない。 「恒」は、安定していること。

色即是空、空即是色のイラスト
色即是空、空即是色しきそくぜくう、くうそくぜしき

この世に存在するすべてのもの、その本質は実体のない仮の姿であるということ。また、その実体のないものが、この世に存在するすべてのものの姿であるということ。

四苦八苦のイラスト
四苦八苦しくはっく

非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。

諸行無常のイラスト
諸行無常しょぎょうむじょう

この世に存在するものはすべて、姿形や本質は常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないということ。永久不変なものなどないということ。

狭き門より入れのイラスト
狭き門より入れせまきもんよりいれ

神の救いを得るには、狭い門や細い道を通るような努力が必要であることから、安易な方法を避け、苦しくても最善の方法を選ぶべきだという意味で用いる。

天知る、地知る、我知る、人知るのイラスト
天知る、地知る、我知る、人知るてんしるちしるわれしるひとしる

誰も知るまいと思っても、天地の神々も私も君も知っている。隠し事は必ず露頭するものであるということ。四知。

汝の敵を愛せよのイラスト
汝の敵を愛せよなんじのてきをあいせよ

こちらに好意を持ってくれる人を愛するのは誰にでもできる。悪意を示したり、迫害したりする者をも愛することこそ真の愛だという教え。 「新約聖書」マタイによる福音書第五章・ルカによる福音書第六章より。自分の敵は憎むものだという人に、イエス・キリストは「自分を愛してくれる人を愛することは、誰にでもできる。悪意をもって自分を迫害する者にこそ、慈愛をもって接しなければならない」と戒めた。

求めよ、さらば与えられんのイラスト
求めよ、さらば与えられんもとめよ、さらばあたえられん

ひたすら神に祈り求めれば、神は正しい信仰心を与えてくださるだろうという意味。転じて、積極的に努力すればよい結果が得られるということ。

六根清浄のイラスト
六根清浄ろっこんしょうじょう

欲や迷いから脱け出て、心身が清らかになること。

和光同塵のイラスト
和光同塵わこうどうじん

自分の才能や徳を隠して、世間に目立たないように暮らすこと。

『志・決意』の人生・日常生活のことわざ

蟻の思いも天に届くのイラスト
蟻の思いも天に届くありのおもいもてんにとどく

力の弱い者でも、一心に願い、粘り強く努力すれば望みをかなえられるというたとえ。

一念天に通ずのイラスト
一念天に通ずいちねんてんにつうず

物事を成し遂げようと一心に思い、真剣に取り組めば、その思いが天に通じて、成功へつながるということ。

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやのイラスト
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやえんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや

小人物には、大人物の大きな志や考えを理解することができないというたとえ。

韓信の股くぐりのイラスト
韓信の股くぐりかんしんのまたくぐり

大きな志をもつ者は、目先の小さな恥や屈辱に耐え、つまらない争いを避けるべきだというたとえ。

京の夢大阪の夢のイラスト
京の夢大阪の夢きょうのゆめおおさかのゆめ

夢の話をする前に唱える言葉。転じて、夢の中では場所に縛られずさまざまなことを思い描けることや、人それぞれに願いがあること、物事のはかなさなどを表す。

青雲の志のイラスト
青雲の志せいうんのこころざし

立身出世して高位高官の地位に昇ろうとする大きな志のこと。また、世俗から離れようとする志の意味もある。

大欲は無欲に似たりのイラスト
大欲は無欲に似たりたいよくはむよくににたり

大きな欲を持っている者は、目先の小さな利益には関心を示さないので、まわりの人には無欲に見えるということ。また、欲の深い者は欲張りすぎてしまい、なんの利益も得られないので、結局は欲のない者に見えるということ。

図南の翼のイラスト
図南の翼となんのつばさ

壮大な計画や目標を立て、それらを成し遂げようとすることをいう。

人間到る処青山ありのイラスト
人間到る処青山ありじんかんいたるところせいざんあり

骨を埋めるにふさわしい山は、どこにでもある。 必ずしも故郷で死ななくともよいということ。

武士に二言はないのイラスト
武士に二言はないぶしににごんはない

武士は信義を重んずるので、いったん言ったことを取り消すようなことはしない。 「武士に二言なし」「侍二言なし」と表すこともあります。 また現代では、これを応用して「男に二言はない」という言い方が生まれ、更にそれを発展させた「女に二言はない」という言い方もあります。 「口下手なので二言以上言葉を発することができない」という意味で使うのは誤りなので注意が必要です。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれのイラスト
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれみをすててこそうかぶせもあれ

自分の命を捨てる覚悟で、思い切って飛び込むことではじめて、活路を見出し事を成し遂げることができるということ。

凌雲の志のイラスト
凌雲の志りょううんのこころざし

世俗を超越した高い志のこと。 また、立身出世しようとする志のこと。




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