「奥歯に物が挟まる」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
奥歯に物が挟まる
【読み方】
おくばにものがはさまる
【意味】
物事をはっきり言わず、何か隠すような言い方をする。
思ってることをストレートに言わず、何かをごまかしてる感じの表現をするんやな。このことわざは、人の言葉の裏を見る重要性を教えてくれてるな。
【語源・由来】
奥歯に物がはさまると、発音が不明瞭になることから。
【類義語】
・奥歯に衣着せる
【対義語】
・歯に衣着せぬ
【英語訳】
It is a way of distorted speaking.
It beats about bush without coming to the point. It says indirectly.
「奥歯に物が挟まる」の解説
「奥歯に物が挟まる」っていうことわざは、自分が思ったことをストレートには言わず、何か隠すような言い方をすることを表すんだよ。
考えてみて、もし奥歯に何かが挟まったら、はっきりと喋るのが難しくなるよね。その感じを使って、自分の本当の意見や感想をハッキリとは言わず、ちょっと遠回しだったり、ぼんやりとした表現にすることを比喩しているんだ。
たとえばね、友達が新しく髪型を変えたけど、あまり好みでないとき。でもそのまま「それ、ちょっと変だよ」とは言いにくいから、「新しい髪型、大胆だね」って言うとか、「その髪型、慣れるまで時間がかかるかもね」って言うような感じさ。それが「奥歯に物が挟まる」っていうことわざの使い方なんだよ。
「奥歯に物が挟まる」の使い方
「奥歯に物が挟まる」の例文
- 母は言いにくいことがあると、奥歯に物が挟まるような言い方をする。
- 奥歯に物が挟まるような言い方はしないで、ぼくのことが嫌なら嫌とはっきり言って欲しい。
- 彼女の書く小説は、奥歯に物が挟まるような曖昧な表現が多くてわかりにくい。
- 父は昨日の帰りが遅かったことを、母に問い詰められているけれど、奥歯に物が挟まるような言い方だからなにか隠しているようにも思える。
- 奥歯に物が挟まるような口ぶりで、部長が話している。
まとめ
思っていることや、伝えたいことがあっても、はっきり言わないことがあるのではないでしょうか。
本来であれば隠したいことなので、誤魔化しているのかもしれませんね。
しかし必要なことであれば、奥歯に物が挟まるような言い方はせずに、しっかりと伝えたいものですね。