「お前追従する者は必ず陰にて謗る」の意味(類義語)
【ことわざ】
お前追従する者は必ず陰にて謗る
「前で追従する者は陰で謗る」ともいう。
【読み方】
おまえついしょうするものはかならずかげにてそしる
【意味】
人の面前でこびへつらう者は、その人がいない所では悪口をいうものだということ。
「追従」は、こびへつらうこと。
あー、これは深いわな。顔の前で「おお、ええ人やなぁ」とか言うてるけど、背後で平気で悪口を言う人のことやね。
こういう人は信用できへんわ。表と裏の顔が違う人は気をつけないといけへんな。信頼できる友達を見つけるのは大事やね!
【類義語】
・面のあたりに人を誉むるを好む者は亦背いて之を毀るを好む
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「お前追従する者は必ず陰にて謗る」の解説
カンタン!解説
この「お前追従する者は必ず陰にて謗る」っていう言葉は、ちょっと難しいかもしれないけど、言い換えると、人の前ではべたべたとお世辞を言ったり、へつらったりする人は、その人がいない時には、裏で悪口を言うことがあるよっていう意味なんだよ。
例えばね、クラスの人気者に「すごいね!君って本当にすごい!」って言っているあの子が、実はその人気者の子がいないところで、「本当はあんまりすごくないよ」とか「なんでみんなあいつのことを好きなのかわからない」とか悪口を言っていることがあるんだよ。
このことわざは、そういうお世辞を言う人に対して、注意を促しているんだね。人の前でいい顔をして、裏で悪口を言うのは、信用されないようになるから、みんなが本当の気持ちで接する方がいいってことを教えてくれているんだよ。
「お前追従する者は必ず陰にて謗る」の使い方
彼はかわいい後輩で、いつも僕を褒めてくれるんだよ。
お前追従する者は必ず陰にて謗るよ。一番信用してはいけないタイプだわ。
人を疑うのは良くないよ。
私の忠告を信じて少しは警戒していた方が良いわよ。
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「お前追従する者は必ず陰にて謗る」の例文
- お前追従する者は必ず陰にて謗るというが、あんなにかわいがっていたのに裏切られるとは。
- 豊臣秀吉のようなお調子者は、お前追従する者は必ず陰にて謗るにあてはまりそうだが、謀反を起こしたのは明智光秀だった。
- ご機嫌取りをするような人間は、お前追従する者は必ず陰にて謗るで裏で何を言っているか分かったもんじゃない。
- お前追従する者は必ず陰にて謗るというから、ともこちゃん位ストレートに気持ちを言葉にしてくれた方が信用できる。たまにぐさりと刺さって傷つくけどね。
- 社長はイエスマンが好きだが、お前追従する者は必ず陰にて謗るものだからいつか痛い目を見る。
表面的なおべんちゃらとは裏腹に、真の信頼や友情は築かれていないということを示しているね。