目次
「鬼が出るか蛇が出るか」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
鬼が出るか蛇が出るか
【読み方】
おにがでるかじゃがでるか
【意味】
どんなに恐ろしいことが待っているのか、わからないというたとえ。
また、将来どんな運命が待っているのかわからないこと。
まるで鬼が出てくるか蛇が出てくるか、どっちが出てくるかわからんような、不確定でビビるような状況を表してるんやな。これは、予測不能な事態の怖さを教えてくれてる言葉やな。
【語源・由来】
からくり人形師が、「中から鬼が出るか蛇が出るかわからないぞ」と観客の好奇心をそそるためにいったことが由来。
【類義語】
・鬼が出るか仏が出るか(おにがでるかほとけがでるか)
【英語訳】
It is difficult to predict.
You never know what might happen.
「鬼が出るか蛇が出るか」の解説
「鬼が出るか蛇が出るか」っていうことわざはね、これから何が起こるか全然予想できなくて、ちょっと怖い感じの状況を表す言葉だよ。
例えばね、暗い洞窟に入ろうとする時、中にはどんな生き物がいるのか、何が待っているのか全くわからないよね。それと同じ感じで、未知の場所や経験に挑むとき、どんな結果が待っているのか全く予想がつかないときに使う言葉なんだ。
「鬼」や「蛇」は、サプライズで出てきたらびっくりするような、ちょっと恐ろしいものとして知られているよね。だから、このことわざには、何が待ち受けているかわからない、そしてそれがちょっと恐ろしいかもしれない、っていう意味が込められているんだ。
昔は、傀儡師っていう人たちが、人形を使って舞台で演技をしたんだけど、その時の口上、つまり宣言や紹介の言葉としても「仏が出るか鬼が出るか」という言い方もあったんだって。それも、何が出てくるかわからない、っていう意味で使われてたんだよ。
つまり、このことわざは、これから起こることが全く予測できない、そしてちょっとドキドキする状況を表しているんだね。
「鬼が出るか蛇が出るか」の使い方
「鬼が出るか蛇が出るか」の例文
- ここまでの実験は順調に進んでいるが、ここから先は鬼が出るか蛇が出るかわからないな。
- 鬼が出るか蛇が出るか、事態は予断を許さない状況だ。
- この映画は主人公がいろいろなアクシデントに巻き込まれるんだ。結末は鬼が出るか蛇が出るかわからないね。
- 鬼が出るか蛇が出るか、しかしここは進むしかないんだ。
- ここから先は鬼が出るか蛇が出るか、少しの期待と大きな不安に包まれる。
「お宅の娘さんはいろいろな資格を持っているようですが、将来は鬼が出るか蛇が出るかわかりませんね。」
「鬼が出るか蛇が出るか、二人のこれからの生活に期待しましょう。」などと使うのは誤り。
「鬼が出るか蛇が出るか」の文学作品などの用例
「お兄さまのお頼みって、何事でございましょう。何やらこわいような」「鬼が出るか蛇が出るか、さあ、飲んだり、飲んだり」(外村繁の筏より)
まとめ
将来のことは、誰にもわからないことですね。
しかし鬼が出るか蛇が出るかわからないという、不安を抱えるような事態には、できるだけ巻き込まれずに暮らしたいものですね。
つまり、何が起こるか全くわからない状況を描写する言葉なんだ。