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「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く
【読み方】
おとこやもめにうじがわき、おんなやもめにはながさく
【意味】
男性は妻を亡くすと、生活環境が不潔になりがちであるのに対して、夫を亡くした女性は、夫の世話をする必要がなくなり華やかになるというたとえ。
でも、女性が一人で生活しても、しっかりと家事をこなして、綺麗な生活を送る。それが周りの男たちに好感を持たれるってことやな。まあ、これは男も女も、自分の生活をきちんと管理することの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「男やもめ」は、妻と死別あるいは生別して一人で暮らしている男性。「女やもめ」は、夫と死別あるいは生別して一人で暮らしている女性。
【類義語】
・男後家にはぼろ下がり、女後家には花が咲く
・男やもめに雑魚たかる
・後家花咲かす
【英語】
A widow is popular with a man.
A single life man and a man of the single life who lost a wife are lazy.
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の解説
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」っていうことわざは、男性が一人暮らしをすると、なんとなく家の中が汚くなりがちだけど、女性が一人暮らしをすると、きちんと家をきれいに保って、周りの人々からも好かれるっていう意味だよ。
たとえばね、男性が一人で生活していると、洗濯物が溜まったり、食器が洗われずに積み上がったり、部屋がちょっと汚くなりがちだよね。それが「男やもめに蛆がわき」の部分なんだ。「蛆がわく」っていうのは、環境が汚れて、不衛生な状態になることを表しているよ。
一方で、女性が一人暮らしをすると、家をきちんと整えて、おしゃれなインテリアを揃えたり、部屋をきれいに保ったりするよね。それが「女やもめに花が咲く」の部分だよ。「花が咲く」っていうのは、周りの人々から好意を持たれる、魅力的な状態になることを示しているんだ。
でもね、このことわざは一概に男性は汚い、女性はきれいという性別のステレオタイプを示しているだけで、全ての男性や女性がこのような性格や生活様式を持っているわけではないんだよ。それぞれの人が自分自身のライフスタイルを持っていて、それが大切なんだよ。だから、このことわざを文字通りに受け取るのではなく、自分自身がどう生きたいか、どんな生活を送りたいかを考えるきっかけにするといいね。
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の使い方
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の例文
- 男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというけれど、彼女はご主人を亡くしてからずいぶん美しくなったようだ。
- 今から身の回りのことを自分でできるようにしておかないと、男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというでしょう、と娘に叱られる。
- 妻が亡くなり、男やもめになった彼は、家で孤独な時間が増えたが、周りからたくさんの支援を受け、心身ともに健康であるため、男やもめに蛆がわくとは限らないということがわかった。
- 男性には、女性に比べて家事や世話をするスキルが不足している人が多いため、男やもめに蛆がわくこともあるが、それでも自分でできることから始めて、徐々に改善していくことが大切だ。
「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」の文学作品などの用例
皿小鉢が衣類や襦袢と同居して、徳利のそばには足袋がころがり、五郎八茶碗に火吹き竹が載っかっているかと思うと、はいふきに渋団扇がささっている騒ぎ。おまけにほこりで真っ白だ。男やもめに蛆がわく。(林不忘のつづれ烏羽玉より)
まとめ
男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲くというように、身の回りのことを妻に任せっきりの夫も、多くいることではないでしょうか。
しかし、最近では身の回りのことをしっかりできる男性も増えているのではないでしょうか。
男性も女性も、夫や妻を亡くしてしまったあとも、花が咲くというように楽しく過ごしたいものですね。
一方で、女性が一人暮らしをすると、綺麗に家事をこなし、それが他の男性たちに好印象を与える、という意味があるんだよ。