「親方日の丸」の意味(英語訳)
【ことわざ】
親方日の丸
【読み方】
おやかたひのまる
【意味】
つぶれる心配がないということから、公共企業体などの経営が、ともすると安易になりがちであること。
官庁や公営企業は、どんなに失敗しても国が支えてくれるから、経営が甘くなることもあるっていう皮肉やな。こういうのは、しっかりと経営を見直して、真剣に取り組まなアカンという警告もあるんやろな。
【英語訳】
Dependence on the government.
「親方日の丸」の解説
「親方日の丸」っていう表現は、国が背後にいる官庁や公の企業が、経営に失敗しても倒産する心配がないことを、ちょっと皮肉った言葉なんだよ。
日の丸は、日本の国旗のことだよね。だから、「親方日の丸」は、国がしっかりと支えているから、どうにでもなるだろう、という意味になるんだ。
例えば、自分の部屋がいつでも片付けられると思って、ぐちゃぐちゃにしてしまうのはちょっと似ているかもしれないね。お母さんが片付けてくれるから大丈夫、と思うのは、自分で責任を取らないでいるところが同じだよ。
この言葉から、自分のやるべきことは自分でちゃんとやらないといけない、という大切な教えを学べるんだよ。倒れそうになったら助けてもらうのはいいけど、最初からそのつもりでやるのはダメだよね。
「親方日の丸」の使い方
「親方日の丸」の例文
- 君の勤めている会社は親方日の丸だから、仕事は楽だろうし倒産の心配もなくてうらやましいくらいだよ。
- 民営化が進んでいるといっても、独占企業のままが続いては、親方日の丸の意識はなかなか消えることがないのではと思う。
- 就職をするなら、親方日の丸という企業にするのが安心だと、祖父がしきりに勧めてくる。
- 親方日の丸といわれている企業だけれど、この頃は採算性や企業努力を求められるようになっている。
まとめ
親方日の丸というように、国が後ろ盾になっている企業や地方自治体は、一生安泰な仕事だというように思われることがあったのではないでしょうか。
しかし、いつまでも安泰というわけにはいかないこともあるのではないでしょうか。
今では、公務員にも企業努力を求められることもあるかもしれません。
どのような仕事でも、責任を持って仕事を行ったり、努力と向上を忘れずに取り組んだりすることが、大切ではないでしょうか。
親方が国の象徴である日の丸、つまり国の支援があるため倒れないという意味だ。