「猿知恵」の意味
【慣用句】
猿知恵
【読み方】
さるぢえ
【意味】
気がきいているようで、実はあさはかな知恵。こざかしい知恵。
あ、それって、ちょっとした工夫や抜け道を考えるのは得意やけど、ホンマの大切なことはよくわかってへんってことやな。
なんか、見栄えはいいけど中身が薄い、みたいな。見かけばっかりに惑わされへんようにしなあかんねんてことやろ。
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「猿知恵」の解説
カンタン!解説
「猿知恵」っていう言葉は、表面的には賢そうに見えるけど、実際にはちょっと浅い知識しかないことを指すんだよ。ちょうど、猿が色々なことを真似っこするように、ちょっとしたことはできるけど、深いところはわからないって感じ。
この言葉は、ちょっとした賢さや工夫をしているように見えても、本当のところは大したことない知識や考えしか持ってないことを言っているんだよ。簡単に言うと、「ちょっとしたこざかしい知恵」ってことだね。
「猿知恵」の使い方
健太くん。文化祭で使う材料が足りないから、ちょっとお使いに行ってきてくれる?これがその代金。ちょうどあるから。
うん。いいよ。行ってきます。
健太くん。おかえりなさい。あら、そのアイスどうしたの?
ああ、材料がセールになっていて、お釣りで買ったんだよ。ばれないように食べ終わってから教室に入ればよかったのに、我ながら猿知恵だよね。
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「猿知恵」の例文
- 君らが何を企んでいるのか知らないが、どうせ猿知恵だろうから大したことじゃあるまい。
- 一万の差は大きいが、戦死が一万八千だから重大で、八千ならば問題とするに足りないということは、断じてないのであって、軍が過小に発表して損害を軽く装ったとすれば、猿知恵というものなのである。
- あの程度の姦計で、この僕を欺むこうとするなんて、浅知恵を通り越して猿知恵に近いんだよね。
- いくら考えても考えても、僕の頭では猿知恵しか思いつかないんだ。
- 君の考えることはいつも浅くて、猿知恵で使えないんだよ。
つまり、本当の深い知恵ではなく、ちょっとした手先の技やこざかしい知恵のことを言うんだ。