「狭き門より入れ」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
狭き門より入れ
【読み方】
せまきもんよりいれ
【意味】
神の救いを得るには、狭い門や細い道を通るような努力が必要であることから、安易な方法を避け、苦しくても最善の方法を選ぶべきだという意味で用いる。
天国に行くための門も狭いって言うのは、そういうことを教えてるんやな。大事なのは、困難を乗り越える勇気と努力やってことやね。
【語源・由来】
「新約聖書」より「狭き門より入れ。滅びに至る門は大きくその路は広く、これより入る者多し。いのちに至る門は狭く、その路は細く、これを見出す者なし」から。
【英語訳】
Enter by the narrow gate.
Enter ye in at the strait gate.
「狭き門より入れ」の解説
「狭き門より入れ」ということわざは、本当に価値のある成果を得るためには、難しい道を選んで進むべきだという意味を持っているんだよ。この言葉は、新約聖書のマタイ伝に由来していて、神の救いを得るためには、簡単な道ではなく、困難で狭い道を選んで進むべきだと教えているんだね。
新約聖書の口語訳での原文は、「狭い門から入れ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない」という内容になっているよ。
このことわざは、価値あるものや重要な目標を達成するためには、多くの人が避ける困難な道を選ぶ必要があるという教えなんだ。簡単で広い道を選ぶと、結果的には望まない結果につながる可能性があるということを示しているんだね。それに対して、狭くて困難な道を選ぶことで、真の価値や救いを見つけることができるってことなんだ。
「狭き門より入れ」の使い方
「狭き門より入れ」の例文
- 牧師さんから狭き門より入れという話を聞いたので、自分の成績に見合った学校ではなく、どうしても行きたいと思える学校を目指すことにした。
- 狭き門より入れという話を聞いて以来、困難に出合ったときは、神の国への試練なのだと思い、前向きに切り抜けられるようになった。
- いま、僕が志望する学部は人気があるので狭き門より入れという状況になると予想されるといわれたが、あきらめる気はない。
- 幼稚園から、キリスト教系だったので狭き門より入れと教えられてきたからか、楽な方を選ぶことに苦痛を感じることがある。
- 狭き門より入れというじゃないか、流行に流されていないか、本当に自分のやりたいことか、ちゃんと考えて自分の進むべき道をみつけるべきだ。