「積悪の家には必ず余殃あり」の意味(出典・類義語・対義語)
【ことわざ】
積悪の家には必ず余殃あり
【読み方】
せきあくのいえにはかならずよおうあり
【意味】
悪事が積もり積もると、その家では報いを受けて、必ず災いが子孫にまで及ぶということ。
悪事をする者の報いが、その人だけでなく、その家族や子孫にも影響するってことやね。悪行の結果が長い間残るっていう警告やな。
【出典】
「易経」坤卦から。
【類義語】
積悪の余殃
【対義語】
積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)
「積悪の家には必ず余殃あり」の解説
「積悪の家には必ず余殃あり」という表現は、悪事を積み重ねた者の家族や子孫にも災いが及ぶという警告を含んでいるんだ。このことわざは、一人の行為がその人だけでなく、家族や未来の子孫にまで影響を及ぼすことを示しているんだよ。
「積悪」とは、長い時間にわたって積み重ねられた悪行や悪事を指し、「殃」(わざわい)は災いや不幸を意味しているんだ。そして、「余殃」とは、その災いが本人だけにとどまらず、子孫にまで及ぶことを表しているんだね。
たとえば、不正や犯罪などの悪行を続けると、その結果として家族に恥や困難がもたらされたり、子孫にまで悪影響が及ぶことがあるんだよ。
「積悪の家には必ず余殃あり」は、自分の行動が長い目で見たときにどのような影響を与えるかを考えることの重要性を教えてくれているんだね。それは、個人の行動が家族や社会に与える影響についての深い洞察を提供しているんだ。
「積悪の家には必ず余殃あり」の使い方
「積悪の家には必ず余殃あり」の例文
- 積悪の家には必ず余殃あり、あの家は、ゴミ出しルールを守らないから必ず悪いことが起こるだろう。
- 積悪の家には必ず余殃あり、あの人は、人の悪口ばかりいっているから、よくないことが起こるかもね。
- 積悪の家には必ず余殃あり、人の揚げ足ばかりとっていると、子孫まで苦しめる災いがあるかもしれないからやめておきなさい。
- 積悪の家には必ず余殃あり、悪いことばかりしていると、自分だけではなく子孫にまで累が及ぶよ。
- 積悪の家には必ず余殃あり、自分の行いを悔い改めないと、後々まで大変な目にあうことになる。