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【煙に巻く】の意味と使い方や例文(語源由来)

煙に巻く

「煙に巻く」の意味とは?

意味

【慣用句】
煙に巻く

【読み方】
けむにまく

【意味】
簡単には信じられないようなことや相手がよく知らないようなことを言って、相手の判断力を狂わせる。

ことわざ博士
「煙に巻く」ってのは、自分が困る話題が出たときに、別の話を始めたり、わけのわからない話をして相手を混乱させることだよ。それで相手が何を言おうか迷って、自分の都合のいいように話を進めるんだ。
助手ねこ
だから「煙に巻く」と言うときは、誰かが相手をごまかそうとしている、とか、本題から逸れた話をして混乱させようとしている、って意味になるんだよ。
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「煙に巻く」の語源由来

由来を簡単に説明!
解説

「煙に巻く」っていう言葉からどんなイメージが浮かぶかな?そう、「煙」だよね。タバコの煙とか、煙突から上がる煙とか、そんな感じのものが頭に浮かぶかもしれないね。

「煙に巻く」の「煙」も同じようなものを指しているんだ。煙は視界を遮って方向感覚を奪ったり、息苦しさを引き起こしたりするね。これを考えると、「煙に巻く」っていうのは文字通り、相手を煙で包んで視界や思考をぼかす、そんなイメージだよ。

煙はまた、追ってくる敵を混乱させて逃げるためのツールとしても使われるんだ。忍者が煙幕を使って敵の視界を奪い、その間に逃げるというシーンをアニメで見たことがあるかもしれないね。

だから、「煙に巻く」っていう言葉は、煙の性質を利用して相手を混乱させ、自分の都合のいいように話を進めるという意味になるんだ。これはつまり、話術や交渉の中で、相手を混乱させて自分が主導権を握るための一つの手法ともいえるね。それで、この言葉が「不都合な話題から逸らしてごまかす」といったニュアンスで使われることが多くなったんだよ。

「煙に巻く」の使い方

健太
ともこちゃんは、今日の算数の授業なんだけど、鶴亀算の話、分かったの?
ともこ
鶴亀算は得意なので、よく分かったわ。
健太
そうなんだ。僕ね、計算は苦手なほうでないんだけど、今日の鶴亀算の話は、先生独特の説明の仕方だったので、煙に巻かれたような気がして、ちんぷんかんぷんだったんだ。
ともこ
健太君は、暗算得意なんだから、少しずつやっていけば、鶴亀算もすぐに分かるようになるわよ。

「煙に巻く」の例文

例文
  1. あの老人は、気むずかしいから、話をはぐらかして、煙に巻きたいな。
  2. 帰国子女は、肝心なところは英語で話すので、いつの間にか、煙に巻かれてしまう。
  3. 先生は、いつものことながら、巧みな話術で、僕らを煙に巻いた
  4. 彼が、ぼそっとつぶやくと、何となく煙に巻かれたようになり、誰も文句を言わなくなってしまった。
  5. 例の調子で、相手を煙に巻くのが、あの議員の得意とするやり口である。