【慣用句】
思案投げ首
【読み方】
しあんなげくび
【意味】
困った問題にぶつかってどうしてよいかわからず、思案にあまって首を傾けている様子。
【語源・由来】
「投げ首」は「思案無げ(思案なさそう)」の「無げ」を「投げ」にかけたもの。
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「思案投げ首」の使い方
今度の運動会では、何をやりたいか生徒で決めていいって先生が言ったんだけど、いつも先生の指示通りのところに、急に自由にして良いと言われたら、みんな思案投げ首してしまって、結論が出ないんだ。
ふーん。思案投げ首するってことは、今までの運動会のままでは嫌なのね?
そうなんだ。新しい何かをしたいんだ。
うーん。そうだ。今年は、先生も巻き込んで一緒に競技を楽しみましょうよ。
「思案投げ首」の例文
- 彼は営業一筋だったので、技術面での人脈はまったくといっていいほど知らないから、思案投げ首していたが、彼は一人、同期入社の男性を思い浮かべた。
- 二人が割れた花瓶を目の前にして、うーん、うーんと思案投げ首しているところに、家の玄関のドアが開いた。
- 彼女は自転車のカギを紛失してしまったらしく、自分の自転車の横で思案投げ首していた。
- 結婚式があと一時間後に迫っているというのに、花嫁が突然いなくなったので、親族一同思案投げ首したが、どうしたものか。
- 今後の店の経営について、みんなで思案投げ首した。