【慣用句】
地獄耳
【読み方】
じごくみみ
【意味】
①一度聞いたら忘れないこと。
②他人の秘密などをすばやく聞き込む耳のこと。
【語源・由来】
①の由来・・・地獄は、一度落ちると抜けられないことから。
②の由来・・・地獄にいる閻魔大王には、隠し事などできないことから。
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「地獄耳」の使い方

ともこちゃんのお父さんが、市長選に立候補するんだって?

あらあら、健太くんは地獄耳ね。どこからそのこと聞いてきたの?まだ正式発表していないわよ。

あはは。すごいでしょう?僕には隠し事はできないのだ。

どうせ、顔の広い、健太くんのおじいちゃんから聞いたんでしょう。
「地獄耳」の例文
- 私が彼に、そんなことを何処から聞いたのかときくと、僕の耳は地獄耳ですからと言って笑った。
- 彼は、今日は、地獄耳の記者たちが大勢来ていることを思い出し、あわてて声を低くした。
- 近所の地獄耳のおばさんに聞いても、あの事件については別に何の噂もないといっていた。
- 警察は超能力者ではないが、ハイテク機器を駆使して、千里眼であり、地獄耳でもある犯罪捜査のプロだ。
- その町の銭湯の番頭さんは、お風呂の中の会話を一日中聞いているので、地獄耳である。