【故事成語・慣用句】
食指が動く
【読み方】
しょくしがうごく
【意味】
食欲がおこる。また、あることをやってみたいという気がおこる
【類義語】
食指を動かす
【故事】
楚の人が、鄭の霊公にすっぽんを献上しました。公子(貴族の子)である子公と子家が、ちょうどそのとき霊公の屋敷を訪れようとしていました。その時子公の人差し指がぴくりと動いたので、子公は子家にそれを示してこう言いました。「私の人差し指がこうなる時は必ず珍味にありつけるんだ」。二人が霊公の屋敷に入ると料理人がちょうどすっぽんをさばいているところでした。
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「食指が動く」の使い方
さあ、勉強をしよう!と思うのに、どうしてもこの問題集を前にすると食指が動かないんだ。どうすればいいんだ。
漫画だったら、読むぞーって食指が動くの?
そうなんだよ。さすが、ともこちゃん。わかっているねえ。
自分で漫画風の教科書を作ってみたらいいんじゃない?作っているうちに教科書の内容が頭に入ると思うわ。さあ、すぐに作ってみましょう。
「食指が動く」の例文
- この食事は、ものすごい色をしていて、おいしそうにみえないので食指が動かない。
- あの計画書をみて、食指が動かない人がいるのだろうか。
- 君のような名探偵の食指が動くような事件ではないよ。
- 彼の言葉で、健太くんが食指を動かされたような顔をした。
- おなかがいっぱいで食指が動かなかったが、作ってくれたともこちゃんに失礼だと思い、我慢して食べた。