「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
蒼蠅驥尾に付して千里を致す
「驥尾に付す」「驥尾に付く」ともいう。
【読み方】そうようきびにふしてせんりをいたす
【意味】
小人物でも賢者のもとで事を行えば、功名が立てられることのたとえ。
「蒼蠅」は、青ばえ。「驥尾」は、一日に千里を走るという名馬の尻尾。
「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」ということわざは、「凡人でも、賢者や優れた人の庇護のもと功名を成し遂げることができる」という意味だよ。
つまり、「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」という言葉は、凡人でも賢者や優れた人のお世話になることで、大きな成果を上げることができるってことやな。たとえば、蒼蠅は飛ぶのが得意ではないけど、名馬の尾にとまることで千里も移動できるんや。
つまり、賢者や優れた人の力を借りることで、自分でも思いもよらないような成功を収めることができるんや。
【語源・由来】
青ばえは、自分では遠くまで飛べないが、名馬の尻尾にとまっていれば千里もの遠くまで行ける意から。
【出典】
「史記」・注
【スポンサーリンク】
「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の解説
カンタン!解説
「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」っていう言葉は、自分ひとりでは何も成し遂げられないけど、偉い人や頭のいい人のおかげで大きなことができることを表しているんだよ。
この言葉の由来は中国の歴史書「史記」から来ていて、元々はハエが自分では遠くに飛べないけど、速く走れる名馬の尾についていけば、千里も行けるっていうお話から出てきたんだって。
「一人でできないことでも、すごい人の助けを借りれば大きなこともできるよ」っていう意味だね。だから、一人ではできないことでも、頼りになる人の助けがあれば、達成できることを教えてくれる言葉なんだよ。
「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の使い方
彼自身は才能が無いのに、蒼蠅驥尾に付して千里を致すことで出世したね。
でも蒼蠅驥尾に付すことで、多くのことを学び取ったみたいよ。
僕が知っている彼じゃないってこと?
かなりレベルアップしているわよ。
【スポンサーリンク】
「蒼蠅驥尾に付して千里を致す」の例文
- 優秀な上司を選んで付き従い、蒼蠅驥尾に付して千里を致す。
- 彼は蒼蠅驥尾に付して千里を致すように、首相のおかげで大成した。
- 蒼蠅驥尾に付して千里を致すように、良い指導者につけば才能を伸ばすことができる。
- 愚かな人の下にいてもしょうがない。才能ある人の下にいることで蒼蠅驥尾に付して千里を致す。
- 蒼蠅驥尾に付して千里を致すように、教室を変えてから彼の才能はぐんぐん伸びた。