「酸いも甘いも噛み分ける」の意味(英語訳)
【ことわざ】
酸いも甘いも噛み分ける
「酸いも甘いも知っている」「酸いも甘いも知り抜く」とも言う。
【読み方】
すいもあまいもかみわける
【意味】
酸っぱい味と甘い味を味わい分け、そのよい所も悪い所も知っているという意味で、人情の機微に通じるほど人生経験が豊富だということ。
これは、人生の経験によって得られる深い洞察力や理解力を表してる言葉やわ。色んなことを経験することで、人はもっと賢くなるってことやね。
【英語訳】
He has tasted the sweets and bitters of
「酸いも甘いも噛み分ける」の解説
このことわざ、「酸いも甘いも噛み分ける」というのはね、いろんな味を経験して、どんな味も分かるようになるっていう意味なんだ。
「酸い」というのはすっぱい味のことで、「甘い」とは甘い味のことだよ。人生でいろんな経験をすると、嬉しいことや楽しいこと(甘い経験)だけじゃなく、悲しいことや辛いこと(酸い経験)もあるんだね。
たとえば、学校でいい成績を取るのが「甘い」経験だけど、テストで悪い点を取るのが「酸い」経験になるよ。このことわざは、そういういろんな経験を通して、人は色々なことを学ぶって言っているんだよ。
「酸いも甘いも噛み分ける」っていうのは、人生でいろんなことを経験して、色々なことを理解する人のことを言っているんだね。それで、その人は人の気持ちや世間のことをよく知っているっていう意味なんだ。
「酸いも甘いも噛み分ける」の使い方
「酸いも甘いも噛み分ける」の例文
- 酸いも甘いも噛み分けるようなあなたが、ただ見栄を張るためにこんなことをするなんて驚きです。
- お隣のご隠居さんは、酸いも甘いも噛み分けた粋な人として有名である。
- 年をとって、酸いも甘いも噛み分けた今、大した欲望もなくいわば自由の身である。
- 彼女は大人の女の魅力に富み、酸いも甘いも噛み分けた貫禄に満ち溢れていた。
- 堂々とした彼女の口調は世間のあれこれにもまれ、酸いも甘いも噛み分けた大人のものだ。
まとめ
酸いも甘いも噛み分けた人は、良いことも悪いこともたくさん経験してきた厚みのある人のことをいう。「世の中にはいろいろな人間がいる」ということと「誰にでも長所、短所がある」ということを理解しているので人間関係に悩まず「人からしてもらいたいこと」よりも、「人にしてあげられること」を考えるので人に期待せず、さまざまな人生経験を積み、「許す力」を身に着けているのでおおらかで寛容。最後に豊富な経験から人の気持ちを読むことが上手というのが酸いも甘いも嚙み分けた人の特徴。こんな聖人君主のような人と話をしてみたいものである。
酸い味も甘い味も経験し、その違いをよく理解しているということから、人生の甘い面も苦い面も経験し、それらを理解している人を表しているんだね。