【ことわざ】
寸を詘げて尺を伸ぶ
【読み方】
すんをかがめてしゃくをのぶ
【意味】
小利を捨てて大利を得ること。
「寸」は、一寸。「尺」は、一尺(一寸の十倍)。
【出典】
「淮南子」
【語源・由来】
一寸の小さなものを曲げ縮め、一尺もの大きなものを一層長くのばす意から。
【類義語】
・尺を枉げて尋を直くす
・大の虫を生かして小の虫を殺す
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「寸を詘げて尺を伸ぶ」の使い方
イチゴが食べ頃かも。
寸を詘げて尺を伸ぶように、もっと大きくなるまで待つよ。
大きくなって利益を得られるならいいけど、鳥に食べられたり腐る可能性もあるわよ。
それでも得られると信じて勝利は捨てるよ。
「寸を詘げて尺を伸ぶ」の例文
- 彼のように大きな成功をするには、寸を詘げて尺を伸ぶべきだ。
- 目先の小さな利益にとらわれず、寸を詘げて尺を伸ぶように大きな利益の方をとる。
- 僕は小利をコツコツ積み重ねていくタイプだが、ともこちゃんは寸を詘げて尺を伸ぶタイプだ。
- 小利を得て、その後株価が上がり続けるのを見て嘆くより、寸を詘げて尺を伸ぶほうがいい。
- 小さな利益を捨ててでも、寸を詘げて尺を伸ぶというように大きな利益を得たい。