「修身斉家治国平天下」の意味(出典)
【ことわざ】
修身斉家治国平天下
【読み方】
しゅうしんせいかちこくへいてんか
【意味】
自分の行ないを正しくし、家庭もととのえ、国家を治め、天下を平らかにする。儒教においてもっとも基本的な実践倫理で、男子一生の目的とされたもの。
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「修身斉家治国平天下」の解説
カンタン!解説
「修身斉家治国平天下」の使い方
僕の家のリビングには、修身斉家治国平天下と書かれた書があるんだよ。
へえ。男子が守るべき目標のようなものよね。健太くんのお父さんはちゃんと守っている?
うーん。50点という感じかな。
うーん。それは微妙ね。
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「修身斉家治国平天下」の例文
- 不倫疑惑で騒がれている議員は、修身斉家治国平天下を守っていないだめな議員です。
- 家族にあんな悲しそうな顔をさせている総理大臣は、修身斉家治国平天下に反しているから、即刻辞めるべきです。
- 修身斉家治国平天下、家庭を崩壊させている人が、国民の上に立てるはずがない。
- 学校行事に参加したこともなく、修身斉家治国平天下を守っていない人が少子化対策大臣ってどういうことでしょう。
- 修身斉家治国平天下、家庭不和を解決してから出直して来いと国会議員にいいたい。
「修身斉家治国平天下」の文学作品などの用例
牢屋は、之は避けなければいけない。けれども、ときどき思うのであるが、修身、斉家、治国、平天下、の順序には、固くこだわる必要はない。身いまだ修らず、一家もとより斉わざるに、治国、平天下を考えなければならぬ場合も有るのである。むしろ順序を、逆にしてみると、爽快である。平天下、治国、斉家、修身。いい気持だ。(太宰治の懶惰の歌留多より)
「修身斉家治国平天下」というのは、「礼記」の「大学」に出てくる言葉で、まずは自分自身の行動や心をしっかりと正しくして、その次に家庭の中をきちんと整えること。そして国を治めることができたら、最後には世界中を平和にすることができるっていう意味なんだ。
つまりね、大きなことを成し遂げたいと思ったら、まずは自分自身から始めなきゃいけないんだよ。自分が正しいことをして、それから家族や周りの人たちとの関係を大切にして、そうやって少しずつ影響を広げていくことで、国や世界にも良い影響を与えられるってわけだね。
この言葉は、自分のことからしっかりと見つめなおして、そこから外に向けて順番に良いことを広げていくことの大切さを教えてくれているんだ。だから、大きな夢を持つときは、まずは自分のことからちゃんとすることが始まりだってことを覚えておこうね。