「太鼓判を押す」の意味(語源由来・対義語)
【慣用句】
太鼓判を押す
【読み方】
たいこばんをおす
【意味】
間違いないと請け合うこと。確かに保証すること。
だからこの言葉を使うときは、本当に自信があることだけに使うんやな。
【語源由来】
太鼓のように大きなハンコを押すことから。
【対義語】
・烙印を押す
・レッテルを貼る
「太鼓判を押す」の解説
「太鼓判」っていうのは、本当に大きなはんこのことを指すんだ。それが今では「間違いなくいいものだよ」と保証する意味で使われるようになったんだよ。
でも、この言葉の由来についてはいろんな説があるんだ。一つには、戦国時代の有名な武将、武田信玄が関わってくる話があるんだよ。
信玄が治めていた甲斐の国は、すごく良質な金が採れたところで有名だったんだ。「甲州金」と呼ばれるその金は、太鼓の皮を固定する部分みたいな装飾が施されることがあったんだって。これは、金が削られるのを防ぐためで、その装飾があることで「これは本物の甲州金だよ」と保証する意味があったんだよ。
そして、そういう装飾をつけることを「太鼓判を押す」と呼ぶようになったんだってさ。武田信玄が、このすごく価値のある甲州金を背景に、その時代に大きな影響を与えたことは、よく知られている話だよ。
だから、「太鼓判を押す」っていう表現は、ただのはんこ以上の大きな意味があるんだね。それは、「これは間違いない」という強い確信を示す言葉なんだよ。
「太鼓判を押す」の使い方
「太鼓判を押す」の例文
- 彼が太鼓判を押したことで、間違っていたことがあるかい?
- 父はお医者さんに太鼓判を押されるくらいに健康で元気である。
- この役には彼がぴったりだよと大御所俳優が太鼓判を押して紹介してくれた。
- 警察が太鼓判を押すほどこの辺は治安がいいので、自信を持ってお勧めできる物件です。
- 健太くんは、学生時代「君なら、絶対東大に入ることができるよ」と先生に太鼓判を押されていたような生徒だった。
【注意!】間違った例文
「今回の試験は絶対に落ちた。太鼓判を押すよ。」