「馬を買わんと欲してまず牛を問う」の意味
【ことわざ】
馬を買わんと欲してまず牛を問う
【読み方】
うまをかわんとほっしてまずうしをとう
【意味】
高価な物、ねだんのわからない物を買うときには、まず身近な物のねだんをたずねて、その店のねだんのつけかたが適正かどうか知るのがよいということ。
たとえば、ケーキ屋でケーキを買おうと思ったら、まずはパンの値段を見て、そのお店の価格設定が高いのか低いのか見極めるってことやな。賢い買い物のコツを教えてくれる言葉やな。
「馬を買わんと欲してまず牛を問う」の解説
「馬を買わんと欲してまず牛を問う」っていうことわざはね、大きな買い物や高いものを買うとき、その店の価格の感じやどれくらいの掛け値があるのかを知るために、まず安いものの値段を聞くっていうアドバイスなんだよ。
たとえばね、高級な車を買いたいと思ってるけど、その店の価格が普通なのか高いのかわからないとき、まず安い車の値段を聞いてみることで、その店の価格設定を知ることができるんだ。このことわざは、そんな感じで、馬を買いたいけど、先に牛の値段を聞いて、その店の価格の傾向を把握するっていう意味なんだよ。
「馬を買わんと欲してまず牛を問う」の使い方
「馬を買わんと欲してまず牛を問う」の例文
- 新しい工具が必要だけど、どの店で売っているのか、値段がいくらか分からない。馬を買わんと欲してまず牛を問うか、まずネットで検索してみよう。
- この機械は値段があってないようなもの、どちらのメーカーで購入するか、馬を飼わんと欲してまず牛を問うて見ることにしよう。
- 漆器(しっき)の値段はわからない。馬を買わんと欲してまず牛を問うとか、とりあえず店頭にあるものの値段でも聞いてみるか。
- 馬を買わんと欲してまず牛を問うて驚きました。やはり陶器の値段は全く分かりません。
まとめ
前述のリポジトリから推測すると、昔は牛は庶民の生活に必要なものなのでその値段はだいたい見当がついたのでしょう。馬はどちらかというと上流階級で流通していたので、庶民には値段が分からないところからこのようなことわざが生まれたのでしょう。情報化時代の現代ではインターネットを通じてあらゆる物の値段を知ることができて、近くに取り扱い店がなくても通販で購入することが可能になりました。ですから、このことわざを現代風にアレンジすれば、「いかなる物も買わんと欲してネットに問う」となるのでしょうか。