【ことわざ】
馬には乗ってみよ人には添うてみよ
【読み方】
うまにはのってみよひとにはそうてみよ
【意味】
何事も経験してみなければ本当の事はわからないので、何もしないで判断したり評価したりせず、実際に試してみなさいという意味です。
また、親しく交際してみなければ相手の善悪を判断することはできないので、先入観だけで人を判断しないようにという意味もあります。
【語源・由来】
江戸時代に松江重頼が刊行した俳諧論書「毛吹草(けふきぐさ)」の中の言葉が由来です。
乗ってみなければ馬の良し悪しはわかりません。
つまり、人間も付き合ってみなければ相手の事など何もわからないのだから、第一印象だけで相手の良し悪しを決めつけないという戒めですね。
また、何事も経験してから良し悪しを判断するべきなので、自分で直接経験してみなさいと言う教えでもあります。
【類義語】
・人には添うてみよ馬には乗ってみよ
・人には会うてみよ馬には乗りてみよ
・人と馬には乗ってみよ添うてみよ
・馬と武士は見かけによらぬ
・人は上辺によらぬもの
・人は知れぬもの
・人は見かけに似ぬもの
・人は見かけによらぬもの
・案ずるより生むがやすし
【対義語】
・念には念を入れよ
・石橋を叩いて渡る
【英語訳】
・Try a horse by riding him, and judge a man by living with him.
・We understand things through experience.
・You can’t judge someone until you’ve spent time with them.
・Just like you can’t judge a horse until you’ve ridden it.
「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」の使い方




「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」の例文
- 初対面なのに「こいつは信用できない」という目で見られた挙句、僕がする事にいちいち疑いの眼差しを向けるのでいい加減うんざりした。馬には乗ってみよ人には添うてみよということわざを知らないのだろうか。
- 馬には乗ってみよ人には添うてみよだから、新しい出会いにも期待しつつ、新しい学校に通ってみたらどうだ。
- スキルアップするためには、馬には乗ってみよ人には添うてみよで、未経験の仕事にもチャレンジすることだ。