「牛に引かれて善光寺参り」の意味とは?(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
牛に引かれて善光寺参り
【読み方】
うしにひかれてぜんこうじまいり
【意味】
他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえ。
思わぬ幸運が舞い込んでくる状況をイメージさせるんやな。
【語源由来】
信心のない老婆が、さらしていた布を角にかけて走っていく牛を追いかけ、ついに善光寺に至り、のち厚く信仰したという話から。
【類義語】
・牛に引かれて善光寺詣り
【英語訳】
・Goslings lead the geese to water.
・This is a case of being led to do good by some accidental event.
「牛に引かれて善光寺参り」の解説
「牛に引かれて善光寺参り」っていうことわざはね、予想もしなかった事や人の勧めで、思いがけず良い方向に導かれることを表しているんだよ。
元々の話はね、信じていなかったおばあさんが、自分が干していた布を角に引っかけて走っていった牛を追いかけて行った先に、善光寺(とっても有名なお寺)があって、結局そこで信仰するようになったんだってさ。
例えばね、友達に勧められて始めた新しい趣味が、思いがけず自分にとってすごく良い影響を持つような場合とかに使うんだよ。予想外のことや他人のアドバイスが、自分の人生を良い方向に導くことをこのことわざは教えてくれているんだね。
「牛に引かれて善光寺参り」の使い方
「牛に引かれて善光寺参り」の例文
- 牛に引かれて善光寺参りで、母親と一緒に行った呉服屋さんでキレイな着物を見ていたら、なんだか自分も着物が来たくなった。その日以来、着物を着たいために茶道教室に通うようになった。
- 彼女に誘われて、初めての趣味を始めることになった。私はまだ自信がなかったが、「牛に引かれて善光寺参り」と思って、彼女と一緒に挑戦することにした。
- 仕事の進め方に悩んでいたところ、同僚のアドバイスを受けて問題を解決することができた。「牛に引かれて善光寺参り」だったな、と感じた。
- 大学生活で新しいサークルに入ることになったが、自分に自信がなかった。友達に「一緒に行こうよ」と誘われたので、「牛に引かれて善光寺参り」と思って、一緒に参加することにした。
- 長年の夢であった留学に挑戦することになったが、不安がつのった。そんなとき、先輩が「自分も留学したときは、不安でいっぱいだったけど、いい経験になったよ」と言ってくれた。彼の言葉に「牛に引かれて善光寺参り」だと感じ、留学することを決めた。
- 仕事で失敗してしまったとき、先輩に励まされた。「失敗は成功のもと」と彼が言った。彼の言葉に「牛に引かれて善光寺参り」だと思い、再び挑戦することにした。