「魚を争う者は濡る」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
魚を争う者は濡る
【読み方】
うおをあらそうものはぬる
【意味】
利益を得ようとすると苦労や困難が伴うこと。どんな行為にも自然の勢いとして波及する状態があることのたとえ。
「魚を争う者は濡る」は、利益や成功を追求する過程で何らかの困難や不便を経験することは避けられないという意味なんだよ。
これはな、何かを得るためには、それに見合う労力や困難が伴うということやね。
例えば、魚を取ろうとして水に入ると、服が濡れることは避けられない。それと同じで、何かを手に入れるためには、それなりの困難や労力を伴うんやな。
【語源由来】
他人と魚を取り合おうとすると、体や衣服が濡れる意から。
【出典】
「列子」
【類義語】
・溺を救う者は濡れ、逃ぐるを追う者は趨る
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「魚を争う者は濡る」の解説
カンタン!解説
「魚を争う者は濡る」っていうことわざはね、何かを得ようと思ったら、それに伴う困難や苦労も覚悟しなくちゃならない、っていう意味なんだよ。
たとえばね、釣りをしている時に、大きな魚が釣れたとするね。でもその魚を取ろうとしたら、どうしても体が濡れてしまう。つまり、その大きな魚を得るためには、自分の体を濡らすという困難が伴うわけだね。
それと同じように、何かを達成したい、何かを得たいと思ったら、それには必ず何か困難や努力が伴うんだ。それを怖がっていては何も達成できない、という教えがこのことわざには込められているんだよ。それが「魚を争う者は濡る」っていうことわざの意味なんだね。
「魚を争う者は濡る」の使い方
魚を争う者は濡るだね。簡単には得られない。
簡単に甘い蜜を吸うことはできないなんて、世の中うまくできているわよね。
苦労して登った先に絶景があるように、成功には苦労が伴う。
簡単に成功させないよって神様の声が聞こえてきそう。
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「魚を争う者は濡る」の例文
- 魚を争う者は濡るというが、利益を得るために友人を数人失った。
- 苦労を伴わない利はない。魚を争う者は濡るものだ。
- 困難の連続で、魚を争う者は濡るだった。
- 成功者はそれなりに修羅場をくぐっているものだ。魚を争う者は濡るといい、平穏無事にはいかない。
- 魚を争う者は濡るというから、成功したいならそれなりの覚悟が必要だ。