「内広がりの外すぼり」の意味(類義語)
【ことわざ】
内広がりの外すぼり
「すぼまり」「すわり」「すばり」ともいう。
【読み方】うちひろがりのそとすぼり
【意味】
家の中では威張っているが、外出の際は意気地がなくなること。
「すぼり」は、縮んで小さくなる意。
「内広がりの外すぼり」ということわざは、家族や親しい人々の前では大きな顔をしているが、外の世界に出ると意気地なしになってしまう人のことを表しているんだよ。
そっか、それは「自分のテリトリーではえらそうにしてるけど、そとに出るとな~んにもできひん」ってことか。
家の中では大将気取りやけど、外ではすぐにビビってしもてる人のことやな。これは、自分の場所では強気でも、新しい環境では臆病になる人たちについて言うんやな。
【類義語】
・内ふんばりの外ひっこみ
・内で蛤、外では蜆
・内弁慶の外地蔵
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「内広がりの外すぼり」の解説
カンタン!解説
「内広がりの外すぼり」っていうことわざは、自分の家族や友達の前では自信満々で元気に振る舞うけど、家の外や見知らぬ人の前では縮こまって何も言えなくなる、っていう人を指すんだよ。
たとえばね、家ではいつもお兄ちゃんやお姉ちゃんに意見を言っているけど、学校ではあまり話さず、先生の前では全然声が出ないような子がいたら、その子がまさに「内広がりの外すぼり」なんだよ。
「広がり」っていうのは、大きく広がること、または元気に振る舞うことを指していて、「すぼり」は小さく縮む、つまり、縮こまることを意味しているよ。だから、「内広がりの外すぼり」っていうのは、自分の知っている場所では元気に振る舞えるけど、見知らぬ場所では全然違う態度を見せる人のことを表しているんだね。このような人を「内弁慶」ともいうんだよ。
「内広がりの外すぼり」の使い方
健太くんは内広がりの外すぼりね。
小心者なんだよ。
だったら家でも大人しくしていればいいのに。
家族の前だけでも威張りたいじゃない。
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「内広がりの外すぼり」の例文
- 兄さんは基本家に引きこもっているが、内広がりの外すぼりだ。家の外では小さくなるしかないから極力出ないんだ。
- 父さんは亭主関白だが内広がりの外すぼり、外では平身低頭という感じだ。
- 内広がりの外すぼりは高い確率で、自分に自信がない小さい人間がやることだ。
- 気が弱い彼は内広がりの外すぼりで、家族には文句を言えるが一歩家の外に出ると言葉を発することもできない。
- 君は内広がりの外すぼりなんだな。さっきまでの威勢はどうした。意気地がないなあ。