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【現を抜かす】の意味と使い方や例文(慣用句)

現を抜かす

「現を抜かす」の意味(語源由来)

意味

【慣用句】
現を抜かす

【読み方】
うつつをぬかす

【意味】
他のことには見向きもしないほど、あることに夢中になる。

ことわざ博士
「現を抜かす」という表現は、ある物事に心を奪われて、とても夢中になることを意味しているんだよ。
助手ねこ
つまり、「ものすごく夢中になる」ってことやな。何かにハマった時に、それだけで頭がいっぱいになる、そんな状態を表すんやな。

ちょうど、楽しいことや興味深いことに出会った時に、気がついたら時間があっという間に過ぎてた、みたいな感じかな。

【語源由来】
「うつつ」とは、現実・本心・本気のことで。意識がはっきりしている状態を言う。つまり、「うつつを抜かす」ということは意識がはっきりしていない状態であることから、ある物事に心を奪われる意味となった。

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「現を抜かす」の解説

カンタン!解説
解説

「現を抜かす」っていう言葉はね、普通の状態や現実からちょっと離れて、何かに夢中になったり、頭がぼーっとしている状態を表すんだよ。

例えばね、テレビゲームに夢中になって、時間を忘れてプレイしている時や、おもしろい本に夢中になって、周りのことが何も見えなくなるような状態を指すんだよ。「彼、ゲームに夢中で現を抜かしてるね」とか、「この本に夢中で現を抜かしてた」みたいな使い方をするんだ。

「現」というのは、現実や本当の気持ち、または冷静な状態という意味があるんだ。「夢か現か幻か」みたいに、夢や想像に対して使う語なんだよ。

だから、「現を抜かす」っていうのは、現実からちょっと離れて、何かにとても夢中になっている状態を表しているんだね。まるで夢見ているかのように何かに心を奪われて、周りのことが何も見えなくなってしまうような感じなんだよ。

「現を抜かす」の使い方

ともこ
健太くん。もうすぐ空手の大会なのに、女の子に現を抜かしていていいの?
健太
現を抜かしてなんかいないよ。振られたんだよ・・・。
ともこ
ほら。元気を出して。真剣に練習しないと空手の神様にも振られるわよ。
健太
えっ。それは困る。よし。がんばるぞ。
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「現を抜かす」の例文

例文
  1. 部活に現を抜かし、学業をおろそかにした結果、浪人することになり、親に迷惑をかけたが悔いはない。
  2. 彼は、かけ事に現を抜かした挙げ句に、借金で首が回らなくなり、会社も倒産して何もかも失った。
  3. 私は受験勉強に身が入らず、深夜ラジオに現を抜かす高校生でしたが、現在、ラジオのディスク・ジョッキーをしていることを思えば、無駄ではなかったと思います。
  4. 君が恋に現を抜かしている間にも、他の受験生たちは勉強しているんだぞ。
  5. 仕事にばかり現を抜かし、家庭を省みることはなかった。