【ことわざ】
夜目遠目笠の内
「上方(京都)いろはかるた」の中の一首です。省略されて四字熟語で「夜目遠目」ともいいます。
【読み方】
よめとおめかさのうち
【意味】
女性は夜の暗がりで見るとき、遠くから見るとき、笠かぶった顔をのぞいて見るときなどは、はっきりと見えないため実際より美しく見えるということ。
【類義語】
・遠目山越し笠の内(とおめやまこしかさのうち)
・夜目には牛の毛も白い(よめにはうしのけもしろい)
【英語】
Choose neither a woman nor linen by candle-light.(女性もリンネル製品も、蝋燭の光の下では選ぶな)
声:音読さん
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「夜目遠目笠の内」の使い方
昨夜のお祭りの時のともちゃんの浴衣(ゆかた)姿はきれいだったよ。
あら、気が付いた。ありがとう。新しく買ってもらった浴衣だったの。夜目遠目笠の内とか言わないでよ。
えっ、どういう意味なの?
大人になれば分かるわ。
「夜目遠目笠の内」の例文
- 失礼を承知で言うなら、夜目遠目笠の内とか、全く違う人だと思っていました。
- 夜目遠目笠の内か、昨日のテレビ番組で紹介された東南アジアのお祭りに出ていた女性は全員美人に見えたな。
- 昼間と夜では印象が違うね。夜目遠目笠の内とはよく言ったものだ、仕事中の服装と髪型も違っていたので彼女とは気が付かなかった。
- すばらしいステージでした。夜目遠目笠の内とはいいませんが、出演している女性が全て個性があって美しく、ダンスもすてきでした。