【ことわざ】
横紙破り
【読み方】
よこがみやぶり
【意味】
道理に合わないことを強引にすること。無理を押し通すこと。また、そのような性質の人。
【語源・由来】
和紙は縦に多く繊維が並んでいるため、横には破りにくいことから。
【類義語】
・横車を押す
・横紙を裂く
・横紙を破る
【対義語】
ー
【英語訳】
Attempting the impossible
have one’s own way against all reason
acting illogically
「横紙破り」の使い方
生徒会長の立候補者が発表になったね。
今回は結構成績もよくて、行動力のある人達がでているみたいね。
横紙破りのA君は、選挙となると頭を下げて頼み歩いていたよ。
強引さも必要だけど、自分の意見を強引に主張しないで、まわりの人達にも気を配れる人がいいわね。
「横紙破り」の例文
- 上司の横紙破りは今に始まったことではないが、そのたび我々部下が苦労する。
- 横紙破りの人が強引に仕事をはじめたが、最初からきれいな事務所や店舗を構えたりして形から入った人は、ほとんど破滅の道を歩んでいます。
- 市長選挙に立候補した彼は、横紙破りな人で強引に物事を決める人だった。
- 会場は不穏な空気に包まれたが、横紙破りの彼の演説は延々と行われた。
- 役割りを押し付けてくる横紙破りな彼の話しが事実かどうか怪しんだ。
まとめ
話し上手で聞く人を引き止めはするが、そのような人には自分の意見を無理に押し通す人がいる。無理強いが多すぎるのは少し注意すべきなのではないですか。
会社の上司にも横紙破りな人は結構います。私が私が、と言ってくる人を寛大に迎えるほど、日本の社会は欧米型ではありませんね。