「寄らば大樹の陰」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
寄らば大樹の陰
【読み方】
よらばたいじゅのかげ
【意味】
頼るならば、権力のあるものに頼ったほうがよいというたとえ。
大きくて力のあるものに頼るほうが、安心できて得もするというたとえ。
これは、誰を頼るかっていうのも大事な選択になるんやな。
【語源由来】
雨宿りをするなら、大きな木の下のほうが濡れずにすむことが由来。
暑い日差しから身を守るためにも、大木のほうがなにかと都合がいいということ。
【類義語】
・鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ)
・大所の犬になるとも小所の犬になるな(おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな)
・立ち寄らば大木の陰(たちよらばおおきのかげ)
・犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならたいけのいぬになれ)
【英語訳】
A good tree is a good shelter.
「寄らば大樹の陰」の解説
「寄らば大樹の陰」っていうことわざは、力のある人や地位の高い人の側についていれば、その人から守られたり、助けてもらえるっていう意味があるんだよ。
具体的に言うとね、小さい木より大きな木の下にいれば、雨からも日差しからも守られるよね。それと同じように、大きな力を持った人のそばにいれば、困ったときに助けてもらえるし、いろんな便利なことがあるってことを教えてくれるんだよ。
「寄る」っていうのは、近づくって意味で、「大樹」は大きな木、つまり力のある人を指していて、「陰」は影、つまりその人からもらえる守りや助けのことを表してるんだね。
だからこのことわざは、力のある人の側についておけば、色々な利益があるって教えてくれているんだよ。
「寄らば大樹の陰」の使い方
「寄らば大樹の陰」の例文
- お小遣いをもらうなら、お母さんよりおばあちゃんのところへ行こう。寄らば大樹の陰だからな。
- 寄らば大樹の陰と考える若者が多くて、大企業にばかり人気が集中している。
- 就職の内定をいくつかもらったけれど、寄らば大樹の陰と考えると、希望はひとつしかない。
- どうしても欲しいものがあるけれど、相談をするなら寄らば大樹の陰でお父さんよりお母さんに話してみよう。
- 寄らば大樹の陰というように、仲良くする友達を変えるなんて薄情な奴だ。
まとめ
困ったときや助けて欲しいと思っている時には、より力を持っていると思う人のところへ助けを求めにいくことがあるのではないでしょうか。
寄らば大樹の陰というように、力のあるものに守られることもよいですが、自分自身に実力をつけるための努力もしたいものですね。