「雄弁は銀沈黙は金」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
雄弁は銀沈黙は金
【読み方】
ゆうべんはぎんちんもくはきん
【意味】
巧みな弁舌は素晴らしいが、それを銀ほどの値打ちとすれば、沈黙を守っているのはそれ以上の金ほども値打ちがあるという意味。
つまり、無駄にガヤガヤしゃべるより、適切なときに黙っている方が価値があるんやな。
【語源由来】
イギリスの思想家・歴史家のトーマス・カーライルの「衣装哲学」より。「Speech is silver, silence is golden.」から。
「沈黙」を、銀よりも高価な金にたとえていったもので、上手に話せることも大事だが、黙るべきときを知ることは、もっと大事だということ。
【類義語】
・沈黙は金雄弁は銀
・言わぬは言うにまさる
・言葉多きは品少なし
・言わぬが花
・口は禍の門
・口は災いの元
・舌は禍の根
・沈黙は金
【英語訳】
Speech is silver, silence is golden.
「雄弁は銀沈黙は金」の解説
「沈黙は金、雄弁は銀」っていうことわざは、19世紀のイギリスの評論家、トーマス・カーライルが書いた『衣装哲学』っていう本から来ているんだよ。
カーライルはこの本で、「Speech is silver, silence is golden」って書いているんだ。これを直訳すると、「雄弁は銀、沈黙は金」っていう意味になるね。
このことわざでは、沈黙が金に例えられていて、雄弁は銀に例えられているよ。金の方が銀より価値が高いでしょ?だから、このことわざは「話すことも大切だけど、黙っていることの方がもっと大切だよ」っていう意味を表しているんだ。
言い換えれば、たくさん話すのもいいけど、時と場合によっては黙っている方がいいこともある、っていうことを教えてくれているんだね。だから、「沈黙は金、雄弁は銀」っていうことわざは、言葉を使うことだけじゃなくて、言葉を使わないことの価値についても考えさせてくれるんだよ。
「雄弁は銀沈黙は金」の使い方
「雄弁は銀沈黙は金」の例文
- 雄弁は銀沈黙は金というじゃないか、相手の機嫌が直るまでここは黙っていた方が得策だろう。
- 雄弁は銀沈黙は金という言葉があるが、他の人に任せて何かを達成したいときは、縁の下の力持ち に徹して多くを語らず黙ることで成し遂げることができる。
- 付き合っている彼女が、怒りで大暴走を始めたので、雄弁は銀沈黙は金、僕は黙ることにした。
- 人の話を聞いていて、自分も自慢したいと思ったときは、雄弁は銀沈黙は金を思い出し黙るべきだ。
- 子供を成長させたいならば、子供が集中しているときは雄弁は銀沈黙は金という言葉のように黙って見守ろう。