「迅雷耳を掩うに暇あらず」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
迅雷耳を掩うに暇あらず
【読み方】
じんらいみみをおおうにいとまあらず
【意味】
事態が急変し対処する時間がないこと。
「迅雷」は、はげしくなる雷。
ほんなら、これは「事態が急に変わって、対処する暇もない状況」を意味してるんやな。雷が急に鳴るように、あっという間に事が起こるってことやね。
迅速な出来事や急な変化に対する準備の大切さを教えてくれてる言葉やな。
【語源・由来】
突然の雷鳴に耳をふさぐ余裕がない意から。
【出典】
「晋書」
【類義語】
・疾風迅雷
・疾雷耳を掩うに及ばず
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「迅雷耳を掩うに暇あらず」の解説
カンタン!解説
「迅雷耳を掩うに暇あらず」ということわざは、「晋書」石勒載記上に由来する言葉で、非常に急な出来事に対して反応する時間がないという状況を表しているんだよ。
この表現は、文字通りには、急に鳴り響く雷に対して耳を塞ぐ暇もないほど突然であることを意味しているんだね。つまり、予期せぬ事態が発生し、それに対応する時間が全くないという状況を示しているんだ。
たとえば、急な自然災害や突発的な事故、予期せぬニュースなど、突然起こる出来事に対して、準備や反応の時間が全く取れないような状況に適用される言葉なんだ。このことわざは、人生において予測不可能な事態が発生することを教えてくれるんだね。
「迅雷耳を掩うに暇あらず」という言葉は、予期せぬ事態に迅速に対応することの難しさや、人生における不確実性を示している言葉なんだ。このことわざは、急な変化に対して柔軟に対応する能力の重要性を教えてくれるんだ。
「迅雷耳を掩うに暇あらず」の使い方
何で対処しなかったの?ぼんやり眺めていたの?
迅雷耳を掩うに暇あらずだったんだ。
どんな状況にもすぐに対応できるよう準備しておきなさいって言っているのに。
ごめんなさい。今後気をつけるよ。
「迅雷耳を掩うに暇あらず」の例文
- 金策に駆けずり回っていたが、世界情勢が急変し迅雷耳を掩うに暇あらずあえなく倒産となった。
- 状況の先読みをすることができれば、迅雷耳を掩うに暇あらずということにはならない。
- 変化に迅速に対応できず、迅雷耳を掩うに暇あらずただただ事態を見守るしかなかった。
- 迅雷耳を掩うに暇あらずというが、余程優秀な人でない限り急な変化に対応できないものだ。
- 予測不能の行動をとられ、迅雷耳を掩うに暇あらずもろ攻撃を食らってしまった。
予期せぬ急変事態に対応できないほどの状況を例えており、非常に迅速な出来事や急な変化を表しているんだ。