「水の泡」の意味とは?(類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
水の泡
【読み方】
みずのあわ
【意味】
今までの努力や苦労が、すべて無駄になってしまうことのたとえ。
水に浮かんだ泡みたいに、すぐに消えて無くなる。努力しても結果が出ないときの悔しさをうまく表してる表現やな。
【類義語】
・水の泡となる
・水泡に帰す
・烏有に帰す
・棒に振る
・無に帰する
・元も子も失う
【対義語】
・功を奏する
・実を結ぶ
【英語訳】
It comes to nothing. It is naught.
「水の泡」の語源由来・解説
【語源由来】
水面にできる水の泡は、消えてなくなることから。
「水の泡」っていう表現、これは、水に空気が混ざったときにできる泡、つまり「水泡」がそのまま語源なんだよ。
水の中に空気が入って泡ができると、大きく膨らんで見えるけど、ほんのちょっと触ったりしただけでぱちんとはじけて消えてしまうんだ。だから、「水泡」って言葉は、何かがあっという間に消えてなくなる、つまり「儚い」ことを表すようになったんだよ。
そして、その「儚さ」のイメージがさらに伝わって、自分が頑張ったことや苦労したことがすぐに無駄になってしまうことを、「水の泡になる」と言うようになったんだね。
例えば、「試験勉強を頑張ったのに、試験が中止になってしまった。全ての努力が水の泡になった」というように使うことができるよ。
「水の泡」の使い方
「水の泡」の例文
- これまで長年かけて研究してきたことが、失敗だったことがわかった。今までの努力が水の泡となってしまった。
- 恋人と別れることになってしまった。今まで尽くしてきたことが、水の泡となった。
- コツコツ作っていたパズルが、あと少しで完成というところで、飼い猫にひっくり返されてしまい、水の泡となってしまった。
- 新しい企画を進めていたけれど、ライバル社に先を越されてしまっては、準備が全て水の泡になってしまう。
- ずっと書き続けていた小説が、まもなく完成というところでデータが消えてしまって、全て水の泡になってしまった。
まとめ
ずっと長い時間をかけて続けてきたリ、努力してきたことが、水の泡となってしまっては、とても悲しいのではないでしょうか。
しかし、全てが消えてなくなってしまうわけではなく、努力したということは、自分の心の中に残るのではないでしょうか。
もう一度、チャレンジしたいものですね。