【ことわざ】
若気の至り
【読み方】
わかげのいたり
【意味】
若さに任せて無分別な行動をしてしまうこと。また、その結果。「至り」は、物事の成り行きや結果の意味として使う。
【語源・由来】
若い人は経験も浅く、人間としても未熟であるから、無分別な行いをしてしまうことが多いため、年配の人が若者の失敗をかばうときや、自分の過ちを若さのせいにするときに使われる。
【類義語】
・若気の過ち
・若気の誤り
・若気の無分別
【英語訳】
I was young.
I was young and thoughtless when I did it.
I did it in the rashness of youth.
It was my young blood that drove me to do it.
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「若気の至り」の使い方
お父さんが、庭に置いてあるベンチを見て「若気の至りだな」って言っていたんだ。
へえ。ベンチがなんで若気の至りなのかしら?庭にあってもおかしくないけど。
父さんが大学生の頃、酔った勢いで、バス停のベンチを家に運んできたんだそうだよ。だから、僕の家の庭のベンチには病院の広告が書いてあるんだ。
ああ、それは結構やんちゃだったのね。
「若気の至り」の例文
- 親に反抗ばかりしていたあの頃は、若気の至りで、今、思い出すだけで恥ずかしい限りだからもうその話はやめてくれないか。
- 先生に反抗して学校を退学したのも、暴走族に入って、盗んだバイクで夜中走り回ったのも、若気の至りだったと言うほかない。
- 若いころ、アイドルを夢見ていたので、夜中に、ファンの人にあげるサインの練習をしたことがあるが、若気の至りだった。
- 若気の至りで、随分長く重い手紙を書いた経験があるが、 読んだ人も嫌な気持ちになっただろうし、あの手紙が今もどこかに残っているかと思うと死ぬほど恥ずかしい。