「足が早い」の意味
【慣用句】
足が早い
【読み方】
あしがはやい
【意味】
食べ物などが腐りやすい。
売れ行きが早い
もう一つは商品があっという間に売れてなくなる、すなわち人気で売れ行きがええってことを言うんやな。
「足が早い」の解説
「足が早い」の意味って、「食物や生物などがすぐに腐ってしまう、すぐに壊れてしまうこと」だったり、「物がすごく売れて、すぐになくなってしまうこと」を指すんだよ。その由来については2つの説があるんだ。
一つ目の説は、昔の漁師たちの言葉が由来だとするもの。船の速度を「足が強い」や「足が弱い」などと表現することがあったそうだよ。つまり、「足」っていうのは「船の速さ」みたいな意味だったわけ。それに加えて、魚の新鮮さを「足が早い」「足が遅い」って表現するようになったんだ。そこから、「足が早い」=「すぐに鮮度が落ちる、すぐに腐る」っていう意味になったとされているんだよ。
二つ目の説は、昔の宅配業者である飛脚が由来だというもの。飛脚は走って手紙や荷物を運んでいたから、足が速いことで知られていたんだ。でも、長い距離を移動すると食品の鮮度が落ちてしまうことがあったよね。そこで、「飛脚よりも早く鮮度を落とす食べ物」を「足が早い」と表現するようになったとされているんだ。
でもね、これらの説はあくまで推測の一部で、実際のところははっきりとは分からないんだ。でも、「足が早い」っていう表現は、物がすぐに壊れてしまうことや、すごく売れてすぐになくなってしまうことを指すんだよ、というのは覚えておいてね。
「足が早い」の使い方
「足が早い」の例文
- だんだん気温が高くなっていて、お刺身の足が早くなっているから、早めに食べてくださいね。
- 今回企画した商品は、とても足が早くて、生産が追い付かないんだけど、正直、どこが良かったのかわからない。
- ケーキは季節を問わずに足が早いから、食べておかないともったいないと思って全部食べてしまったんだけど、だめだった?
- この野菜は、足が早いから、ゆでて冷凍保存しておくと、料理のときに便利だし、長持ちさせることができるよ。
- サバは、冷蔵技術がない時代にとても腐りやすい魚だったから、足が早いの代名詞だったようだよ。
- 魚釣りに行ったら、めずらしく大漁だったのだけれども、魚は足が早いから、新鮮なうちに友人たちに配ることにした。
もう一つは商品がすぐに売れてしまう、つまり売れ行きが良いことを指すよ。