「後味が悪い」の意味(語源由来)
【慣用句】
後味が悪い
【読み方】
あとあじがわるい
【意味】
物事が終わったあとに残る感じや気分がよくないこと。
つまり、「何かが終わった後でも、気持ちがスッキリせず、なんかイヤな感じが残る」ってことやな。
例えば、何かの仕事を終えた後や、友達とのケンカが終わった後に、モヤモヤとした感じが残るときに使う言葉やな。
【語源由来】
「後味」が食べたあと、口の中に残る感じという意味であることから。
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「後味が悪い」の解説
カンタン!解説
「後味が悪い」っていうのは、元々は食べ物を食べた後の口の中の感じを表す言葉なんだよね。例えば、美味しいチョコレートを食べたけど、食べ終わった後に口の中にビターな味が残って、なんかイヤな感じになっちゃうことを指すんだ。
でもね、この言葉は食事だけじゃなくて、他のことにも使えるんだよ。例えば、友達とケンカして、ケンカはもう終わったけど、その後もまだ嫌な気持ちが残っているときとか、テストが終わったけど、あまりよくできなかったから悔しい気持ちが残っているときなどにも使えるんだ。
「後味が悪い」とは、何かが終わった後に、まだ嫌な気持ちや悔しい気持ちが残っている状態を表す言葉なんだよ。物事が終わった後でも、全部が全部ハッピーで終わるわけじゃないんだよね。だから、そういうときには「後味が悪い」っていう言葉を使うんだ。
「後味が悪い」の使い方
ともこちゃん。今日の宿題を忘れてきたんだけど、見せてくれるかな?
またなの?本当は嫌だけど、ここで見せなかったら、健太くんが先生に怒られて、校庭を百周走ってこいとか言われて、疲れて倒れて救急車で運ばれたら後味が悪いから見せるわ。
そこまで考えてくれたの?ありがとう。
明日からは、ちゃんと自分でやって来てね。
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「後味が悪い」の例文
- 刑事だから、犯人を捕まえるのは当たり前なのだけれども、犯人の動機が、被害者の悪意が原因の時は、後味が悪い。
- せっかく試合に勝ったのだけれども、審判の誤審疑惑が出て、後味が悪いものになった。
- 彼女とはしばらく冷却期間を置いたほうがいいかもしれないが、このまま電話を切ったのでは後味が悪い。
- このまま彼を見捨てておくのは、あまりにも後味が悪すぎるので、何かしなければ気が済まなかった。
- 捨て猫と目があったが、家に連れて帰るわけにもいかないし、でも、このままにしておくのも後味が悪い。
これは物事の結果が思い通りにならなかったり、不快な感情が残る状態を表現するときに使われる表現だね。