【慣用句】
仇を恩にして報ずる
【読み方】
あだをおんにしてほうじる
【意味】
非道な仕打ちを受けてもその相手に恨みを残さず、逆に情けを掛けることを言う。
【類義語】
・仇を情けにひきかえる
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「仇を恩にして報ずる」の使い方

ともこちゃん。英語の宿題を忘れてきたんだけど、見せてください!

ええー。宿題を見せてですって?健太くん。私の机の上のクッキーを勝手に食べたでしょう?

ああー、えーっと。ごめんなさい。食べました。

仇を恩にして報じるっていう言葉があるし、健太くんは、正直に謝ったし、しょうがないわね。宿題を見せるわ。
「仇を恩にして報ずる」の例文
- 彼には今までひどい目にあわされてきたけれども、困っている彼を放ってはおけないから仇を恩にして報ずることにしよう。
- 学生の頃、彼女はいつも私に意地悪だったけど、就職が無くて困っているのなら仇を恩にして報ずるというように、私の会社で雇いましょう。
- 仇を恩にして報ずるとはいうけれども、あんな嫌な奴を助けるなんてどうかと思うよ。
- 仇を恩にして報ずることができる君は、本当にすごいよ。
- 仇を恩にして報ずるという言葉のように、本当は憎くて仕方ないけれども、彼を見捨てずに何とか手を打とう。