「頭を下げる」の意味
【慣用句】
頭を下げる
【読み方】
あたまをさげる
【意味】
①おじぎをする。
②謝る。詫びる。
③敬服する。感服する。
また、「頭を下げる思い」って言ったら、尊敬や敬意を表すんやな。これは、人間関係を大切にすることを教えてくれる言葉やね。
「頭を下げる」の解説
「頭を下げる」っていう表現の語源は、お辞儀に由来してるんだよ。お辞儀は、自分の首を差し出して、自分が相手を攻撃しないって示すことから始まったんだって。これは飛鳥時代から奈良時代にかけて、中国の礼法を取り入れたのが始まりだよ。
日本ではさまざまな場面でお辞儀が使われるようになったんだ。例えば「おはよう」や「こんにちは」、「ありがとう」などの日常的な挨拶で使われるようになったのは江戸時代からだよ。
「頭を下げる」っていう行為は、位の高い人や貴族に対して日常的に行われてたんだよね。特に天皇に対しては、謁見の場で入室するときに頭を下げて顔を見せないのが普通だったんだ。
そして武士の社会になると、家来は武将(またはその従者)が何かを言うまで頭を上げないのがマナーになったよ。そのため交渉ごとには、相手に敬意を示すために頭を下げて待つことが一般的だったんだよ。
だから、「頭を下げる」っていう表現は、お辞儀をするという日本人の習慣や、他人に敬意を示すという文化から生まれたんだね。
「頭を下げる」の使い方
「頭を下げる」の例文
- 自分のせいで友達が半泣きになっていることに気が付いて、慌てて頭を下げる。
- すれ違いざまその男は薄笑いを浮かべ、ちょっと頭を下げると急いでホテルを出ていった。
- 外国から来た二人は、ニコニコしながらたどたどしい日本語でこんにちはと言って何度も頭を下げる。
- 彼は、失礼します、と一言だけ言って頭を下げると、その場を後にしたのだった。
- 彼女と会ったけれども、こっちが何を言っても、ごめんなさいって頭を下げるばっかりなんだよ。
- どんなに落ちぶれようともあいつにだけは頭を下げたくないんだ。
また、謝罪するときに使う表現でもあるし、他人の行動や活動に対する敬意を示すときにも使われるよ。