「蟻の歩み」の意味
【慣用句】
蟻の歩み
【読み方】
ありのあゆみ
【意味】
休んだり怠けたりせず、少しずつでも絶えず進んでいくことの例え。
つまり、「ゆっくりでも確実に進む」ってことやな。サボらずに、ひたすら前に進むことの大切さを教えてくれるんやね。
スピードは出せへんかもしれへんけど、途中で止まらずに進み続けることの大切さを語ってるわけやな。
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「蟻の歩み」の解説
カンタン!解説
「蟻の歩み」っていう表現の由来は、ほんとうに小さな蟻の歩く様子から来ているんだよ。蟻って、すごく小さくて、一見するとあまり速く進んでいるように見えないかもしれないけど、実は休むことなく、怠けることなく、一歩一歩、ひたすら前に進んでいくんだ。
だから、「蟻の歩み」っていう表現は、物事を進める時に、速さよりも確実に進むこと、そしてそれをずっと続けることが大切だっていうことを教えてくれているんだね。
例えば、大きな目標を達成するためには、すぐに結果が出るわけではないけど、毎日少しずつでも進めていくことが大切だってことを、この「蟻の歩み」っていう表現は教えてくれているんだよ。
「蟻の歩み」の使い方
健太くん。今日の予習はやってきたの?
いやあ。昨日も空手の練習で疲れて、自分の部屋に入ったまでは記憶にあるんだけど、目が覚めたら朝だったよ。
健太くん。勉強で大切なのは、蟻の歩みなのよ。少しずつでも勉強すると結果が違ってくるから、時間がないなら、授業中分からないことがあれば、すぐに先生に質問して解決していくと良いわよ。
なるほどー。
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「蟻の歩み」の例文
- 才能のある彼に比べれば、自分は劣っていてやる気をなくしそうになるけれど、あきらめず蟻の歩みで練習を続けたい。
- 蟻の歩みで頑張り続けた結果、成績上位者に入ることができるようになった。
- 事故の後遺症で、歩けなくなったが、蟻の歩みで、リハビリを続けたので、ゆっくり歩くことができるようになった。
- 振り返ってみると、蟻の歩みのように、この研究を長く続けてきたおかげで、いま、この壇上に上がって受賞記念スピーチをしている自分がある。
- 蟻の歩みのように、少しずつでも絶え間なく続けることで、気づいたら、何かを成し遂げているものだから続けることに意味があるんだよ。
速さではなく、確実性と持続性が重要なことを教えてくれる表現だね。