「金に目が眩む」の意味(語源由来)
【慣用句】
金に目が眩む
【読み方】
かねにめがくらむ
【意味】
金が欲しいあまり分別や良心を失う。
「金に目が眩む」とは、お金の魅力に取り憑かれて、正しい判断力や良心を忘れてしまう、という意味だよ。
つまり、金が欲しくて欲しくてたまらんくて、ついつい自分の道義心や正しい判断を忘れてしまうことを指すんやな。
お金の魅力に強く引き寄せられて、他のことが見えなくなってしまう状態のことを言うんや。
【語源由来】
「眩む」が、ある物事に心を奪われて、よしあしの判断ができなくなるという意味であることから。
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「金に目が眩む」の解説
カンタン!解説
「金に目が眩む」っていう表現は、お金がすごく欲しくて、何をするかわからなくなる、つまり、お金のためならば良いことも悪いことも区別せずに行動するという意味だよ。
「眩む」っていうのは、目がくらむとか、頭が混乱するという意味なんだ。だから、「金に目が眩む」って言うときは、お金が欲しくて頭が混乱して、正しい判断ができなくなるような状態を表しているんだよ。
例えばね、友達が高価なゲーム機を手に入れたときに、「それ、お金になるな」と考えて、友達から無理に買い取ろうとしたり、うそをついてでも手に入れようとするような行動は、「金に目が眩んでいる」って言えるんだよ。このような状態は、自分の行動が他の人にどんな影響を与えるか考えられなくなってしまう、つまり、自分の良心を失ってしまう状態を指しているんだね。
「金に目が眩む」の使い方
井原西鶴さんが、欲に手足を付けたのが人間であるって言っていたらしいよ。
そうね。どんなに立派な人でも、生活が苦しいと、お金に目が眩むものだしね。
お金に目が眩まない人っているかな?
そりゃあ、お金を見飽きる位に持っている人は、お金に目が眩まないんじゃないかな。
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「金に目が眩む」の例文
- 生活が苦しく、お金に目が眩んで、危ない仕事を引き受けてしまった。
- 彼女は大金持ちの子息に結婚を申し込まれたが、彼女は金に目が眩むことはなく、冷静にお断りした。
- 金に目が眩んで、ほいほい彼についてきた僕が馬鹿だったのだ。
- このままでは事件が解決しないと思い、懸賞金を付けたら、金に目が眩んだ人たちがこぞって調べてくれたおかげで解決することができた。
- 金に目が眩んで、このバッグを運ぶ仕事を引き受けたけれども、きっと中身は法に抵触する品物なんだと思う。