「左遷」の意味(語源由来)
【慣用句】
左遷
【読み方】
させん
【意味】
それまでよりも低い地位に落とすこと。
「左遷」という言葉は、昔の中国では右が尊重され、左が低く見られる風習があったことに由来しているんだ。それをもとに、人を低い地位や官職に移すことを表しているよ。
ほー、それはつまり、昔の中国で、右がええところで、左があんまりよくないところやったんやな。そして、その考えを元に、誰かを下の地位や仕事に移すことを「左遷」と言うんやな。
まぁ、お上り志向の現代にはちょっと厳しい言葉やな。でも、歴史の中で生まれた言葉やから、面白いねんてな。
【語源・由来】
昔、中国で右を尊び、左を卑しんだことから。
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「左遷」の解説
カンタン!解説
「左遷」っていう言葉はね、昔の中国で「右」って方向は大事な方向として考えられて、一方で「左」って方向はちょっと下の方向として見られていたんだよ。だから、この「左遷」という言葉は、人をもとの地位や役職から、ちょっと低い地位や役職に移すことを意味しているんだ。
要するに、もし仕事や役職で上のポジションから少し下のポジションに移されることがあったら、それを「左遷された」と言うんだよ。この言葉は、ちょっと昔の背景や歴史から来ているってわけだね。
「左遷」の使い方
僕の兄さんが、上司の失敗を押し付けられて左遷することになったんだ。
ええっ。一体どこへ左遷されることになったの?
それが、遠くてねえ。アメリカ、ニューヨークの本社なんだ。
えっ?それは失敗した責任の左遷じゃなくて評価された上での栄転じゃないの?
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「左遷」の例文
- 彼は準備不足が原因で、その企画に失敗し、罷免されてしまったが、特に叱責を受けたり左遷されるなどの処分は受けていないようだ。
- 突然の地方支店への転勤命令で、むこうでは、営業部長の椅子を用意してあるというが、誰が見ても、左遷であろう。
- 幸いというべきなのか、僕は左遷されたが、公職追放からは免れることができたのだった。
- 彼は、議論の相手が誰であれ怒鳴りつけることもよくあり、周囲からの反感をかい、一時左遷されることもあった。
- 僕の親友は、彼の父親の左遷にともなって、関西方面に引っ越していったが、そのあとのことは知らない。