【慣用句】
存亡の機
『存亡の危機』は誤用なので注意。
【読み方】
そんぼうのき
【意味】
存亡の分かれ目となる重大な時機。引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。
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「存亡の機」の使い方
今年の新1年生が5人以上空手部に入ってもらわないと、廃部になるかもしれないんだ。
まぁ、空手部はまさに存亡の機なのね。
うん、練習が厳しいと有名で、どんどん部員が辞めてっちゃってね。
新入生、沢山入ってくれるといいわね。健太くんがいれば大丈夫よ!
「存亡の機」の例文
- 国家の存亡の機に迫っている。
- 南北朝の動乱の中で室町幕府は常に存亡の機に立たされていた。
- 社員の給料を支払うのもやっとで、弊社は存亡の機に立たされている。
- 家族が崩壊するかどうかの存亡の機に迫っている。
まとめ
文化庁の2016年度の「国語に関する世論調査」では、辞書などに記載があり、本来の言い方とされる「存亡の機」を使う人は7%で、「存亡の危機」を「存続の危機」などと混同して使う人が83%に上るという形で、誤用が定着しているというデーターがあります。