「縦のものを横にもしない」の意味
【慣用句】
縦のものを横にもしない
【読み方】
たてのものをよこにもしない
【意味】
縦になっている物をちょっと横にするくらいのことさえしないほど怠け者だということ。
ほんまに、そんなんでええんかいな。ちょっとしたこともしないで、何も手を付けずにいるって、めちゃくちゃ怠けてるってことやんな。縦のものを横にするくらい、簡単なことでもやらないのは、ちょっと怠惰すぎるやろ。
何事もちょっとは手を動かして、自分から動かなあかんよな。このことわざ、何もしない態度に対するけっこう強い戒めやね。
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「縦のものを横にもしない」の解説
カンタン!解説
「縦のものを横にもしない」ということわざは、本当に何もしたくない、あるいは何もしないという人の態度を表しているんだよ。これは、縦にあるものを横にするという、ごく簡単な動作さえもしないということから、非常に怠惰で、何事にも手を付けない、または面倒くさいと感じて何もしない状態を表す言葉なんだ。
たとえば、部屋が散らかっているけど、掃除するのが面倒で一切手をつけない、或いは何か簡単な仕事があっても、それをする気が起きないという時に、「縦のものを横にもしない」と表現されることがあるよ。それは、文字通りの物理的な動作だけでなく、何か行動を起こす意欲の欠如を指す場合にも使われるんだ。
このことわざは、極度の無気力や怠惰を風刺的に表現する言葉として使われていて、何もせずにただ時間を過ごす、非常に受動的な態度をとる人の姿勢を批判的に指摘するときに用いられるんだよ。
「縦のものを横にもしない」の使い方
クラスメイトに、縦のものを横にもしないような子がいるんだけどね。あまりに怠け者で動かないから、みんな彼が当番の時はあきらめて、気付いた人がやることにしてるんだ。
へえ。その彼も、怒らないクラスのみんなもすごいわね。
彼は、いつも座りながら寝ているんだけど、なんだかその姿がお地蔵様みたいで、みんな彼のことを憎めないんだよ。
なるほどねー。
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「縦のものを横にもしない」の例文
- 私のおじいちゃんは、一度座ると縦のものを横にもしない人なので、おばあちゃんは苦労してきただろうと同情する。
- 息子は縦のものを横にもしない子なのだが、大きくなってから大丈夫なのだろうかと本気で心配になる。
- 彼女は、縦のものを横にもしない人だったのに、恋に落ちてから、何事にも一生懸命になった。
- 彼は、縦のものを横にもしない人なので、たまに部屋を見に行かないと、ゴミ屋敷になりかかっている。
- 彼女は縦のものを横にもしない人なので、面倒くさいが口癖で、いつか生きることが面倒くさいといわないかハラハラしている。
同じような意味で「横のものを縦にもしない」とも言われることがあるね。