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【駄目を押す】の意味と使い方や例文

駄目を押す

「駄目を押す」の意味

意味
【慣用句】
駄目を押す

【読み方】
だめをおす

【意味】
ほぼ間違いないことを、念のため確認する。追加点を加えて勝利を決定的にする。

ことわざ博士
「駄目を押す」という言葉は、元々囲碁の用語で、敵の石が完全に囲まれて取られるのが確定した後、さらに確実性を増すために空いている点(駄目)を埋める行為を指すんだ。

これが転じて、一般的には「念のために確かめる」という意味で使われるようになり、さらに勝負事で勝利がほぼ確実な状況で、さらに点数を重ねて勝ちを確固たるものにすることをも意味するようになったんだ。

助手ねこ
駄目を押すって、もう安全なのをさらに確実にするっていう感じやね。囲碁でそのまま使われる場合もあれば、日常生活で念には念を入れて確認するとか、スポーツなどでほぼ勝ったときにさらに点を取るという意味で使われることもあるんやな。

どっちにしても、もう一度確かめたり、安全をより確実なものにするための行動を指すんやね。何事も、確実にするための余裕や慎重さが大切やってことやな。駄目を押す、結構使える表現やね。

【語源・由来】
囲碁で、攻め合いに勝っているのに更に一手かけて相手の石の駄目(双方の境にあってどちらの地にもならない所)をつめる意から。

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「駄目を押す」の解説

カンタン!解説
解説

「駄目を押す」という言葉は、元々は囲碁で使われる用語で、勝負がほぼ決まった後に、確実に勝つために不要なように見える点を埋めることを意味しているんだ。これが転じて、一般的には次のような二つの意味で使われるようになったんだよ。

  1. 念のために確かめる、念を押すという意味。これは、既に合意されたことや決まっていることに対して、再確認することを指しているんだ。たとえば、会議で決定した事項について、終了前にもう一度確認する行為がこれにあたるね。
  2. 試合や競技で、勝ちがほぼ決まっている状況からさらに得点を重ねて、勝利を確実なものにするという意味。これは、余裕がある状態から更にリードを広げたり、相手に逆転のチャンスを与えないようにするために行う行為を指しているんだ。

どちらの意味にせよ、「駄目を押す」は、既に良い状況にあるときに、さらに安全かつ確実な状態を求める行動を表す言葉なんだ。それは、物事をしっかりと固める、最終的な確認や追加の努力をすることの重要性を示しているんだね。

「駄目を押す」の使い方

ともこ
健太くん。駄目を押して確認するわ。これを捨てても本当に良いのね?
健太
・・・うん。いいよ。テストの成績が上がらなかったら漫画を捨てる約束だからね。
ともこ
じゃあ、捨てるわね。
健太
・・・うん。捨てたくなくなるから、そんなに駄目を押さないでポイっと捨てて。
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「駄目を押す」の例文

例文
  1. いつも提出期限を忘れる僕に、先生は僕を名指しで、宿題の提出日は必ず守るようにと駄目を押した。
  2. 八回裏のホームランで駄目を押す得点が入り、ゆるぎない優勝を決定づけたのだった。
  3. 僕はやっていないと言っているのに、本当にやっていないんだなと駄目を押された。
  4. 僕らのチームは勝っていたのだが、試合終了直前にスリーポイントシュートを三本決め、駄目を押し、力の差を見せたのだった。
  5. 本当に今日、遊びに行っても大丈夫かと駄目を押した。
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