「思いを馳せる」の意味
【慣用句】
思いを馳せる
【読み方】
おもいをはせる
【意味】
遠く離れているものごとについて、色々と想像し、心を寄せる。「馳せる」は、走らせる。
「思いを馳せる」という表現は、遠くにいる人や、現在直接的に関わっていない物事に対して、心を寄せて考えることを指すんだよ。
「遠くの人や事を心に思う」ってことやな。たとえば、離れて生活している友達のことを思ったり、過去の思い出に思いを馳せたりする感じやな。
これは、思いやりや想像力が大切ってことを教えてくれる表現やな。
【スポンサーリンク】
「思いを馳せる」の解説
カンタン!解説
「思いを馳せる」っていう表現はね、遠くにいる人や遠い場所、または過去や未来の出来事を考えている、そのことを深く思いやっているっていう意味なんだよ。
例えば、夏休みに海外に旅行に行った友達のことを考えて、「あいつは今、どんな楽しい経験をしているんだろう」って想像したり、数年後に自分が大学に入学することを想像してドキドキしたりすることを指すんだ。
この「馳せる」っていう言葉は、昔の言葉の「馳す」から来ていて、もともとは馬を速く走らせるという意味があるんだ。だから、「思いを馳せる」っていう表現は、心を馬のように速く走らせて、遠くの人や事柄を考えるっていう意味になるんだよ。
「思いを馳せる」の使い方
食べものが無くて困っている国の子供たちに思いを馳せて、給食をありがたく食べるようにと、先生が言っていたよ。
そうね。スーパーなんかで大量に食品が捨てられているところを見ると、飢えている国の人達に思いを馳せることは大事だなと思うわ。
先生のいう事の正しさも分かるんだけど、僕は、食べ物の生産者に思いを馳せて感謝して食べるようにしているけどね。
ああ、健太くん。それも大事よ!
【スポンサーリンク】
「思いを馳せる」の例文
- いなくなった人のことに思いを馳せるより、今は自分のことだった。
- 広大な海を見ていると、いかに自分が卑小な存在であるかに思いを馳せないわけにはいかないのだ。
- 僕は、ふるさとの雪国に思いを馳せながらこの作品を書いたので、ふるさとが無ければ今回の受賞もあり得ませんでした。
- 地球の裏側に単身赴任した父に思いを馳せて、父の日の作文を書いたのだった。
- 喧嘩をしていた二人は許しあい、これからのことに思いを馳せているうちに夜が明けていた。