「尾を引く」の意味(類義語)
【慣用句】
尾を引く
【読み方】
おをひく
【意味】
しっぽを引きずるように、ものごとが終わった後も影響が残る。
これは、事の終わり方や後始末が大事ってことを教えてくれる言葉やな。
【類義語】
後を引く(あとをひく)
「尾を引く」の解説
「尾を引く」っていう表現はね、何かが終わった後でも、その影響や効果がしばらく続くことを表すんだ。
例えば、遊園地でジェットコースターに乗った後、ドキドキした気持ちやワクワクした感じがなかなか消えない、っていう時に使うんだよ。「あのジェットコースター、すごかったね。まだドキドキが尾を引いてるよ」みたいにね。
「尾」っていうのは、動物のしっぽのことで、「引く」は、長く伸びる、残るっていう意味なんだ。「尾を引く」っていう表現は、動物が移動するときにしっぽが後ろに長く伸びて見える様子から来ていて、それが転じて、「物事が終わった後でもその影響が残る」っていう意味になったんだよ。
だから、「尾を引く」っていうのは、何かが終わった後でもその影響がずっと続くっていう意味なんだね。
「尾を引く」の使い方
「尾を引く」の例文
- 昨日の仕事の疲れが尾を引いて、朝は、目覚まし時計が鳴っても起きることができなかった。
- 小さいころに生じたわだかまりが尾を引いて、三十年経った今でも彼とは連絡を取っていない。
- 飼い猫が死んだことが尾を引いているのか、彼はここ数か月ずっと元気が無いんだ。
- 僕はあの日、彼を助けることができず、ただ見ていることだけしかできなかった、その後ろめたさが、今でも尾を引いている。
- 僕が来る前に先客がいて、彼は、その客に対する怒りが尾を引いているようだったので、彼との会話は緊張感がみなぎったものになった。
- 数時間前に、階段から落ちた時に嫌というほど打ち付けた傷みが尾を引いていた。