「聞く耳を持たない」の意味
【慣用句】
聞く耳を持たない
【読み方】
きくみみをもたない
【意味】
相手の話を聞こうとする気持ちがない。
「聞く耳を持たない」という表現は、相手の助言や意見を全く聞き入れようとしない、頑固で素直でない態度を指すんだよ。
つまり、他人の意見なんてまったく聞こうとせえへん、頑固な人のことやな。
どんなにアドバイスしても、全然頭に入れへん人のことを言うんやな。そんな人には何言っても無駄やねんてな。
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「聞く耳を持たない」の解説
カンタン!解説
「聞く耳を持たない」っていう表現は、他の人が言っていることやアドバイスを全然聞こうとしない、っていう意味だよ。
この表現は、文字通り「聞くための耳を持っていない」という意味だけど、物理的に耳があって音を聞く能力があるにも関わらず、他人の言葉を受け入れる意思がないという、比喩的な意味で使われるんだ。
例えばね、クラスの先生が「宿題を早くやってしまおう」と言っても、全然聞かないで、いつも遊んでばかりいる子供がいたら、その子は「聞く耳を持たない」って言うんだよ。
それと同じで、上司が部下に対してアドバイスをしても、その部下が全く聞こうとしない、あるいは、部下が上司に対して意見を出しても、その上司が全く耳を貸さない場合も、「聞く耳を持たない」って言うんだ。
だから、「聞く耳を持たない」っていうのは、「他の人の意見を全然聞こうとしない」っていう意味なんだね。
「聞く耳を持たない」の使い方
健太くん。いつも私の忠告に聞く耳を持たないけれども、このテストの結果を見て何にも思わないの。
うーん。ともこちゃんの忠告は正しくて、僕の聞く耳を持たない態度が間違っていたっていうことだね。
そうよ。もう、私の正しさは明らかじゃないの!
そうだね。少し、反省したよ。
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「聞く耳を持たない」の例文
- 心が優しいあの子には、芸能界は向かないと思い止めたのだが、彼女は聞き耳を持たないで、結局数年後、予想通り、心を病んでしまった。
- 息子には文系の道より理系の道の方が向いていると思って説得したのだが、聞き耳を持たなかった。
- 今日は、大雪で道が悪く危ないから、帰るのは明日にしたほうが良いと彼に言ったのだが、聞き耳を持たないで帰っていった。
- 彼女は、飼い犬を止めようとしたが、その犬は聞く耳を持たないで、僕の方に飛びかかってきたのだった。
- どんなに説明しても、私より彼が正しいと思い込んでいる彼女らは、聞く耳を持たなかった。