「機に乗じる」の意味(類義語)
【慣用句】
機に乗じる
【読み方】
きにじょうじる
【意味】
その場の状況をうまくとらえて、それに応じて適切に行動する。
「機に乗じる」は、好都合な状況や時期をうまく活用して何かを成し遂げることを指す表現だよ。
つまり、チャンスを見逃さずに、好都合な状況や時期を上手く利用して何かを達成するってことやな。
勝負の世界やビジネスの世界では、こういう機会を掴むことが大切やな。
【類義語】
機に乗ずる
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「機に乗じる」の解説
カンタン!解説
「機に乗じる」っていう表現は、ちょうど良い状況や時期を上手く活用する、っていう意味なんだよ。
たとえば、大雨でサッカーの試合が中止になって、それをいいことに勉強を頑張るとか、セールの日を狙っておもちゃを買うとか、そういう時に使う言葉だね。
「機」は、何かが起こるきっかけや、良い機会を指すんだ。「乗じる」は、乗り物に乗る意味があるけど、ここでは、流れや状況に乗って行動するっていう意味になるんだよ。
だから、「機に乗じる」っていうのは、ちょうど良い状況や機会を見つけて、それをうまく利用するっていうことを表しているんだね。
「機に乗じる」の使い方
なんだか担任の先生が、とても機嫌がいいのよね。
へえ。じゃあ、この機に乗じてテストを無くしてくれるよう交渉することはできないかな。
なんでそうなるのよ。先生の機嫌でテストの有無が変わるわけがないでしょう。変なことを考えていないで、しっかり勉強をしなさい。
やっぱりそう?人生、甘くはないねえ。
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「機に乗じる」の例文
- 近くで爆発音が聞こえ、なんだか騒がしい、この機に乗じてさっさとここから脱出してしまおうと思う。
- 王様が、国を離れている機に乗じて、反対派がクーデターを起こして、勝利をおさめたのだった。
- 景気上昇の機に乗じて、彼は事業を拡張したのだが、思ったほど個人消費が伸びなかったので、今回の判断は失敗に終わるかもしれなかった。
- 軍勢は、敵に混乱が生じた機に乗じて、敵方へ総攻撃を仕掛けたのだった。
- 創業家同士が喧嘩をしている機に乗じて、専務が大株主を味方につけ、会社を乗っ取ることに成功したのだった。